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公開番号2025062811
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2023172096
出願日2023-10-03
発明の名称液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 2/14 20060101AFI20250408BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】液室部品の液体通過口に対向するように開口した開口部を有する共通液室部品を接合する接着剤が液体流入口を部分的に塞いでしまうのを防止することが可能となる液体吐出ヘッドを提供する。
【解決手段】ノズルと個別液室を形成する液室部品(200)と、共通液室(12)を有する共通液室部品(1)とを接着剤で接合した液体吐出ヘッド(100)において、共通液室は、液室部品の液体通過口に対向するように開口し、かつ、共通液室部品と液室部品の間の接合面(130)に直交する方向で接合面から離間するように後退した後退形状の縁部(110)を備えた開口部を有する。前記共通液室部品は、前記液室部品に設けたアクチュエータ素子が入り込むアクチュエータ室と、前記開口部との間に接着剤による接合面を有し、前記後退形状の縁部は、前記アクチュエータ室に近い側の縁部である。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ノズルと個別液室を形成する液室部品と、共通液室を有する共通液室部品とを接着剤で接合した液体吐出ヘッドにおいて、
前記共通液室は、前記液室部品の液体通過口に対向するように開口し、かつ、前記共通液室部品と前記液室部品の間の接合面に直交する方向で前記接合面から離間するように後退した後退形状の縁部を備えた開口部を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記共通液室部品は、前記液室部品に設けたアクチュエータ素子が入り込むアクチュエータ室と、前記開口部との間に接着剤による接合面を有し、前記後退形状の縁部は、前記アクチュエータ室に近い側の縁部であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項3】
請求項2に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記共通液室部品における前記接合面は、前記アクチュエータ室に近い側よりも前記開口部に近い側の方が前記液室部品における接合面よりも離間するように傾斜した傾斜接合面部を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項4】
請求項2に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記共通液室部品は、前記接合面における前記アクチュエータ室に近い側に、接着剤逃げ溝を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項5】
請求項4に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記接着剤逃げ溝は、前記アクチュエータ室の縁部と平行であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項6】
請求項4に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記接着剤逃げ溝は、前記接合面から溝の底部にいたる側面部は、前記アクチュエータ室に近くなるほど、前記共通液室部品と前記液室部品の間の接合面に直交する方向で前記接合面から離間するように後退した勾配側面であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項7】
請求項2に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記液室部品は、前記アクチュエータ素子で振動する振動板を構成する板層の表面を前記接合面とし、前記液体通過口は前記板層に形成することを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項8】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記共通液室部品は、前記液室部品の支持部品であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項9】
ヘッドタンク、キャリッジ、供給機構、維持回復機構、及び、主走査移動機構の少なくとも一つと、液体吐出ヘッドとを備えた液体吐出ユニットにおいて、
前記液体吐出ヘッドとして、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドを用いることを特徴とする液体吐出ユニット。
【請求項10】
液体を吐出する装置において、
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド、又は、請求項9に記載の液体吐出ユニットを有することを特徴とする液体を吐出する装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ノズルと個別液室を形成する液室部品と、共通液室を有する共通液室部品とを接着剤で接合した液体吐出ヘッドが知られている。
例えば特許文献1には係る液体吐出ヘッドであって、ノズル孔に通じる液室などを有するアクチュエータ基板(液室部品)に、支持基板(共通液室部品)を接着剤で接合するにあたり、接着剤がアクチュエータ部に流れ出すのを防止するため接合部に凹部を設けたものが開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、液室部品の液体通過口に対向するように開口した開口部を有する共通液室部品を接着剤で液室部品に接合する液体吐出ヘッドでは、接着剤が液体通過口を部分的に塞いでしまう虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述した課題を解決するために、本発明は、ノズルと個別液室を形成する液室部品と、共通液室を有する共通液室部品とを接着剤で接合した液体吐出ヘッドにおいて、前記共通液室部品は、前記液室部品の液体流入口に対向するように開口し、かつ、開口縁部が、前記液室部品との接合面に直交する方向で前記接合面から離間するように後退した開口部を有することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、液室部品の液体通過口に対向するように開口した開口部を有する共通液室部品を接合する接着剤が液体流入口を部分的に塞いでしまうのを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本実施形態に係る液体吐出ヘッド100の外観斜視説明図。
本実施形態に係る液体吐出ヘッド100をノズル配列方向と直交する面で切断した断面図。
液体吐出ヘッド100のノズル面に平行な面に沿って切断した断面図。
液体吐出ヘッド100のフレーム1の接合される面の説明図。
接着剤逃げ溝120や後退形状縁部110の機能の説明図。
液体を吐出する装置の概略説明図。
同装置のヘッドユニットの一例の平面説明図。
同装置の要部平面説明図、図9は同装置の要部側面説明図。
同装置の要部側面説明図。
液体吐出ヘッドユニットの要部平面説明図。
同ユニットの正面説明図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明に係る液体吐出ヘッドの一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る液体吐出ヘッド100の外観斜視説明図である。図2は、本実施形態に係る液体吐出ヘッド100をノズル配列方向と直交する面で切断した断面図である。図3は、液体吐出ヘッド100のノズル面に平行な面に沿って切断した断面図である。図4は、液体吐出ヘッド100のフレーム1の接合される面(以下、接合面という。)の説明図である。
【0008】
本実施形態に係る液体吐出ヘッド100は、主に、フレーム1と、流路板2と、ノズル板3と、ベース4と、積層圧電素子5と、振動板6と、カバー29とを備えている。図1に示すように、ヘッド長手方向をX方向、ヘッド短手方向をY方向、ヘッド高さ方向(ノズル面の法線方向)をZ方向とする。
【0009】
フレーム1は、供給ポート71が接続されるインク供給口11(図1、図4参照)、共通液室12となる彫り込みが形成された構成部材である。アクチュエータ素子に相当するベース4及び積層圧電素子5などを収容するためのアクチュエータ室14も形成されている。このフレーム1が共通液室部品に相当する。
【0010】
流路板2は、ノズル31に通じる圧力室である個別液室としての圧力発生室22となる彫り込みが形成された構成部材である。ノズル板3は、ノズル31が形成された構成部材である。ベース4は、アクチュエータ素子としての圧力発生素子である積層圧電素子5を支持する構成部材である。振動板6は、島状凸部6A、ダイヤフラム部6B及びインク流入口63を有する構成部材である。フレーム1の共通液室12は振動板6のインク流入口63に対向するように開口している。
(【0011】以降は省略されています)

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