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公開番号2025048588
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023157484
出願日2023-09-22
発明の名称液体吐出ヘッド装置及び液体を吐出する装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250327BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ヘッド短手方向にずれて互いに隣り合う2つの液体吐出ヘッド間のノズル列のつなぎ目部分において許容範囲を外れるノズルピッチが生じることを抑制する。
【解決手段】ヘッド短手方向及びヘッド長手方向に互いにずれて位置するように、複数の液体吐出ヘッド3,4を保持するヘッド保持部材61を有する液体吐出ヘッド装置6であって、ヘッド保持部材をベース部材63に固定して取り付けるベース取付部材66a,66bを有し、ベース取付部材は、ヘッド短手方向にずれて互いに隣り合う2つの液体吐出ヘッドのうちの少なくとも一方の液体吐出ヘッドのヘッド長手方向各端部のうち、他方の液体吐出ヘッドと隣り合う側のヘッド長手方向一端部とは反対側のヘッド長手方向他端部3a,4bよりも、ヘッド長手方向一端部3b,4aに近い位置に、配置されている。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
ヘッド長手方向へ複数のノズルが配列されたノズル列を備える複数の液体吐出ヘッドと、
前記複数の液体吐出ヘッドがヘッド短手方向及びヘッド長手方向に互いにずれて位置するように、該複数の液体吐出ヘッドを保持するヘッド保持部材と、を有する液体吐出ヘッド装置であって、
前記ヘッド保持部材をベース部材に固定して取り付けるベース取付部材を有し、
前記ベース取付部材は、ヘッド短手方向にずれて互いに隣り合う2つの液体吐出ヘッドのうちの少なくとも一方の液体吐出ヘッドのヘッド長手方向各端部のうち、他方の液体吐出ヘッドと隣り合う側のヘッド長手方向一端部とは反対側のヘッド長手方向他端部よりも、該ヘッド長手方向一端部に近い位置に、配置されていることを特徴とする液体吐出ヘッド装置。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
請求項1に記載の液体吐出ヘッド装置において、
前記ヘッド保持部材は、前記少なくとも1つの液体吐出ヘッドにおける前記ヘッド長手方向一端部に対してヘッド長手方向から対向する領域に切り欠きが形成されていることを特徴とする液体吐出ヘッド装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド装置において、
前記ヘッド保持部材は、ヘッド短手方向にずれて互いに隣り合う2つの液体吐出ヘッドの各ノズル列の一部がヘッド長手方向で互いに重複するように、該2つの液体吐出ヘッドを保持することを特徴とする液体吐出ヘッド装置。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド装置において、
前記ベース取付部材が配置されている箇所は、前記ヘッド保持部材に保持される液体吐出ヘッドの数よりも少ないことを特徴とする液体吐出ヘッド装置。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド装置を有することを特徴とする液体を吐出する装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド装置及び液体を吐出する装置に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ヘッド長手方向へ複数のノズルが配列されたノズル列を備える複数の液体吐出ヘッドと、前記複数の液体吐出ヘッドがヘッド短手方向及びヘッド長手方向に互いにずれて位置するように、該複数の液体吐出ヘッドを保持するヘッド保持部材と、を有する液体吐出ヘッド装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、複数のノズルがヘッド長手方向に並べられたノズル列を2列具備する4個のヘッド本体(液体吐出ヘッド)と、4個のヘッド本体が固定される保持部材(ヘッド保持部材)とを有するインクジェット式記録ヘッド(液体吐出ヘッド装置)が開示されている。このインクジェット式記録ヘッドは、4個のヘッド本体が、ヘッド短手方向及びヘッド長手方向に互いにずれて位置するように、千鳥状に配置されている。これにより、合計4個のヘッド本体によって、1つのヘッド本体のノズル列の約4倍の長さで、ヘッド長手方向に所定のノズルピッチ(所定の許容範囲内に収まっているノズルピッチ)でノズルが連続するノズル領域を形成している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、従来の液体吐出ヘッド装置では、ヘッド短手方向にずれて互いに隣り合う2つの液体吐出ヘッド間のノズル列のつなぎ目部分において、許容範囲を外れるノズルピッチが生じてしまうことがあるという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、ヘッド長手方向へ複数のノズルが配列されたノズル列を備える複数の液体吐出ヘッドと、前記複数の液体吐出ヘッドがヘッド短手方向及びヘッド長手方向に互いにずれて位置するように、該複数の液体吐出ヘッドを保持するヘッド保持部材と、を有する液体吐出ヘッド装置であって、前記ヘッド保持部材をベース部材に固定して取り付けるベース取付部材を有し、前記ベース取付部材は、ヘッド短手方向にずれて互いに隣り合う2つの液体吐出ヘッドのうちの少なくとも一方の液体吐出ヘッドのヘッド長手方向各端部のうち、他方の液体吐出ヘッドと隣り合う側のヘッド長手方向一端部とは反対側のヘッド長手方向他端部よりも、該ヘッド長手方向一端部に近い位置に、配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ヘッド短手方向にずれて互いに隣り合う2つの液体吐出ヘッド間のノズル列のつなぎ目部分において、許容範囲を外れるノズルピッチが生じることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態におけるヘッドユニットを記録材の法線方向から見た平面図。
同ヘッドユニットの記録部毎に設けられている記録ヘッドのヘッド配置を示す説明図。
各液体吐出ヘッド装置上の2つの記録ヘッドのノズルピッチの関係を示す説明図。
同ヘッドユニットを搭載するインクジェット記録装置の制御系のハードウェア構成を示すブロック図。
同ヘッドユニットのヘッド駆動部のハードウェア構成を示すブロック図。
(a)~(f)は、2つの記録ヘッドのオーバーラップ領域においてノズルの切替位置を一つずつずらして画像記録(ドットの打ち出し)を行ったテストチャートの例を示す説明図。
(a)は、2つの記録ヘッドのオーバーラップ領域におけるノズル切替位置を示す説明図。(b)は、同2つの記録ヘッドでそれぞれ吐出に用いるノズルを示す説明図。(c)は、いずれのノズルからも同量の液滴量でベタ画像を印字した場合のベタ画像の濃淡を示す説明図。
(a)は、1つの液体吐出ヘッド装置をノズル面(吐出面)側から見たときの斜視図。(b)は、1つの液体吐出ヘッド装置をノズル面とは反対側から見たときの斜視図。
同液体吐出ヘッド装置のノズル面を示す説明図。
同液体吐出ヘッド装置における2つの記録ヘッドを保持した保持プレートをノズル面側から見たときの模式図。
保持プレートが膨張又は収縮するときに、保持プレートの変位に追従して記録ヘッドのヘッドフランジが変位する比較例を示す説明図。
他の例に係る液体吐出ヘッド装置の保持プレートをノズル面側から見たときの模式図。
更に他の例に係る液体吐出ヘッド装置の保持プレートをノズル面側から見たときの模式図。
更に他の例に係る液体吐出ヘッド装置の保持プレートをノズル面側から見たときの模式図。
液体を吐出する装置の他の一例についての要部平面説明図。
同装置の要部側面説明図。
液体吐出ユニットの他の一例についての要部平面説明図。
液体吐出ユニットの更に他の一例についての正面説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明に係る液体吐出ヘッド装置を、液体を吐出する装置である画像形成装置としてのインクジェット記録装置のヘッドユニットに適用した一実施形態について説明する。
【0009】
まず、本実施形態におけるヘッドユニットについて説明する。
図1は、ヘッドユニット2を記録材P0の法線方向から見た平面図である。
記録材P0は、例えば用紙であり、ロール紙(連続用紙)又はカット紙等でもよい。また、用紙以外の様々な媒体(布など)でもよい。記録材P0は、図1に矢印で示す搬送方向に沿って搬送される。ヘッドユニット2は、記録材P0の記録面に、所定の距離を保って対向するように支持されている。
【0010】
ヘッドユニット2は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各インク(液体)に対応して設けられた色毎の液体吐出ヘッド装置としてのK記録部2K、C記録部2C、M記録部2M及びY記録部2Yを備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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