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公開番号2025056667
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023166279
出願日2023-09-27
発明の名称加熱装置、定着装置及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250401BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】サーモスタットの良好な応答性を確保する。
【解決手段】加熱装置は、回転体の内周面に接触し、回転体を加熱するヒータ23と、ヒータ23の回転体の内周面に接触する回転体接触面23aとは反対側の面23bに接触する熱移動補助部材24と、ヒータ23の回転体接触面23aとは反対側の面23bに接触し、ヒータ23の温度を検知するサーモスタット28と、サーモスタット28及び熱移動補助部材24の少なくとも一方に接触してサーモスタット28と熱移動補助部材24とが直接接触するのを防止する接触防止部材40を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
回転体と、
前記回転体の内周面に接触し、前記回転体を加熱するヒータと、
前記ヒータの前記回転体の内周面に接触する回転体接触面とは反対側の面に接触する熱移動補助部材と、
前記ヒータの前記回転体接触面とは反対側の面に接触し、前記ヒータの温度を検知するサーモスタットと、
前記サーモスタット及び前記熱移動補助部材の少なくとも一方に接触して前記サーモスタットと前記熱移動補助部材とが直接接触するのを防止する接触防止部材を備えることを特徴とする加熱装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記接触防止部材は、前記サーモスタットと前記熱移動補助部材との間に配置され、前記サーモスタットの前記ヒータに接触する部分よりも熱伝導率が低い低熱伝導部材である請求項1に記載の加熱装置。
【請求項3】
前記低熱伝導部材は、耐熱性樹脂である請求項2に記載の加熱装置。
【請求項4】
前記接触防止部材は、前記サーモスタットに取り付けられる請求項1に記載の加熱装置。
【請求項5】
前記接触防止部材は、前記熱移動補助部材に取り付けられる請求項1に記載の加熱装置。
【請求項6】
前記ヒータの前記回転体接触面に沿って前記ヒータの長手方向とは直交する方向を短手方向とすると、
前記接触防止部材は、前記ヒータの短手方向において少なくとも前記サーモスタットと前記熱移動補助部材との間に配置される請求項1に記載の加熱装置。
【請求項7】
前記接触防止部材は、前記ヒータと前記熱移動補助部材とを保持するヒータホルダである請求項1に記載の加熱装置。
【請求項8】
前記熱移動補助部材は、前記ヒータホルダよりも前記サーモスタットに対して離れた位置に配置されるように前記ホルダに位置決めされる請求項7に記載の加熱装置。
【請求項9】
前記ヒータの前記回転体接触面に沿って前記ヒータの長手方向とは直交する方向を短手方向とすると、
前記ヒータホルダは、前記ヒータの短手方向における前記熱移動補助部材の移動を少なくとも規制する規制部を有する請求項7に記載の加熱装置。
【請求項10】
前記サーモスタットは、前記熱移動補助部材に対して接近しないように前記ヒータホルダに位置決めされる請求項7に記載の加熱装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱装置、定着装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
複写機、プリンタなどの画像形成装置に搭載される加熱装置の一例として、シートを加熱して画像をシートに定着させる定着装置が知られている。
【0003】
一般的に、定着装置は、互いに接触してニップ部を形成する一対の回転体、一対の回転体の少なくとも一方を加熱するヒータなどを備えている。ヒータによって回転体の一方又は両方が所定の温度に加熱された状態で、回転体同士の間(ニップ部)にシートが進入すると、シート上の未定着画像が加熱及び加圧され、未定着画像がシートに定着される。また、定着装置においては、ヒータの温度を適切に維持したり、過剰な温度上昇を防止したりするため、ヒータの温度を検知するサーミスタ又はサーモスタットなどの温度センサが設けられている。
【0004】
例えば、特許文献1(特開2019-90938号公報)においては、高熱伝導部を貫通して加熱源に接触するサーモスタットが、高熱伝導部の貫通孔の周縁から立ち上がる凸部によって挟みこまれる構成が開示されている。
【0005】
サーモスタットは、加熱源の温度を応答性良く検知することが好ましい。しかしながら、特許文献1に記載の構成の場合、高熱伝導部の凸部によってサーモスタットが挟まれているため、サーモスタットと凸部との接触部分を介してサーモスタットの熱が高熱伝導部へ移動し、加熱源の温度を応答性良く検知できない虞がある。
【0006】
このように、サーモスタットの周囲に高熱伝導部などの相手部材が配置されている構成においては、サーモスタットが相手部材に接触することにより、サーモスタットの応答性が低下する課題が生じる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、サーモスタットの良好な応答性を確保することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明に係る加熱装置は、回転体と、前記回転体の内周面に接触し、前記回転体を加熱するヒータと、前記ヒータの前記回転体の内周面に接触する回転体接触面とは反対側の面に接触する熱移動補助部材と、前記ヒータの前記回転体接触面とは反対側の面に接触し、前記ヒータの温度を検知するサーモスタットと、前記サーモスタット及び前記熱移動補助部材の少なくとも一方に接触して前記サーモスタットと前記熱移動補助部材とが直接接触するのを防止する接触防止部材を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、サーモスタットの良好な応答性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
本発明の第一実施形態に係る定着装置の概略構成図である。
本発明の第一実施形態に係るヒータの平面図である。
本発明の第一実施形態に係るヒータの温度制御機構のブロック図である。
サーモスタットをヒータに対して直接接触させた場合と、熱移動補助部材を介して間接的に接触させた場合との、サーモスタットの温度上昇の態様を示す概念図である。
ヒータの短手方向における温度分布を示す図である。
本発明の第一実施形態に係るヒータ、熱移動補助部材及びヒータホルダを、サーモスタットの位置でヒータの短手方向に渡って切断した断面図である。
本発明の第一実施形態に係るヒータ、熱移動補助部材及びサーモスタットを、熱移動補助部材のヒータ接触面側とは反対側から見た背面図である。
接触防止部材の他の配置例を示す図である。
本発明の第二実施形態に係るヒータ、熱移動補助部材及びヒータホルダを、サーモスタットの位置でヒータの短手方向に渡って切断した断面図である。
本発明の第三実施形態に係るヒータ、熱移動補助部材及びヒータホルダを、サーモスタットの位置でヒータの短手方向に渡って切断した断面図である。
熱移動補助部材の係合部の他の配置例を示す図である。
本発明の第四実施形態に係る熱移動補助部材及びヒータホルダを、熱移動補助部材側から見た平面図である。
本発明の第四実施形態に係るヒータ、熱移動補助部材及びヒータホルダを、サーモスタットの位置でヒータの短手方向に渡って切断した断面図である。
本発明の第五実施形態に係るヒータ、熱移動補助部材及びヒータホルダを、サーモスタットの位置でヒータの短手方向に渡って切断した断面図である。
本発明の第五実施形態に係るヒータ、熱移動補助部材及びサーモスタットを、熱移動補助部材のヒータ接触面側とは反対側から見た背面図である。
抵抗発熱体の変形例を示す図である。
抵抗発熱体の他の変形例を示す図である。
弾性層を有しない定着ベルトの断面図である。
本発明を適用可能な他の定着装置の構成を示す図である。
本発明を適用可能な別の定着装置の構成を示す図である。
本発明を適用可能なさらに別の定着装置の構成を示す図である。
本発明を適用可能なさらに別の定着装置の構成を示す図である。
本発明を適用可能なさらに別の定着装置の構成を示す図である。
本発明を適用可能な他の画像形成装置の構成を示す図である。
図25に示される定着装置の構成を示す図である。
図26に示されるヒータの平面図である。
図26に示されるヒータ、熱移動補助部材及びヒータホルダの斜視図である。
図26に示されるヒータホルダに対するコネクタの取付方法を示す図である。
図26に示される温度センサの配置を示す図である。
図29に示されるフランジの溝部を示す図である。
熱移動補助部材の他の配置例を示す図である。
熱移動補助部材のさらに別の配置例を示す図である。
ヒータの拡大分割領域を示す図である。
本発明を適用可能なさらに別の定着装置の構成を示す図である。
図35に示されるヒータ、第一熱移動補助部材、第二熱移動補助部材、ヒータホルダの斜視図である。
第一熱移動補助部材及び第二熱移動補助部材の配置を示す図である。
第一熱移動補助部材及び第二熱移動補助部材の他の配置例を示す図である。
第二熱移動補助部材のさらに別の配置例を示す図である。
第一熱移動補助部材とヒータホルダとの間に隙間を設けた例を示す図である。
グラフェンの原子結晶構造を示す図である。
グラファイトの原子結晶構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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