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公開番号2025053241
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023162233
出願日2023-09-26
発明の名称現像ローラ
出願人株式会社アーケム
代理人個人,個人,個人
主分類G03G 15/08 20060101AFI20250331BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】トナー漏れ及びかぶりを抑制でき、画像濃度の安定性にも優れる現像ローラを提供する。
【解決手段】シャフト部材と、該シャフト部材の半径方向外側に配設された中間層と、最外に位置する表層と、を備える現像ローラであって、前記中間層は、樹脂に、粒子で構成された凝集体Aが分散されてなり、前記表層は、樹脂に、粒子及び粒子で構成された凝集体から選択される1つ以上である粒状体Bが分散されてなり、前記粒状体Bの平均径dBが1μm以上10μm以下である、ことを特徴とする、現像ローラ。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シャフト部材と、該シャフト部材の半径方向外側に配設された中間層と、最外に位置する表層と、を備える現像ローラであって、
前記中間層は、樹脂に、粒子で構成された凝集体Aが分散されてなり、
前記表層は、樹脂に、粒子及び粒子で構成された凝集体から選択される1つ以上である粒状体Bが分散されてなり、前記粒状体Bの平均径d

が1μm以上10μm以下である、
ことを特徴とする、現像ローラ。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記中間層における凝集体Aの平均径d

が、10μm以上35μm以下である、請求項1に記載の現像ローラ。
【請求項3】
前記中間層における前記粒子の含有量が、前記樹脂100質量部に対して10質量部以上30質量部以下である、請求項1又は2に記載の現像ローラ。
【請求項4】
前記表層における前記粒子の含有量が、前記樹脂100質量部に対して15質量部以上35質量部以下である、請求項1又は2に記載の現像ローラ。
【請求項5】
前記凝集体Aの平均径d

が、前記中間層の厚みよりも大きい、請求項1又は2に記載の現像ローラ。
【請求項6】
前記粒状体Bの平均径d

が、前記表層の厚みよりも大きい、請求項1又は2に記載の現像ローラ。
【請求項7】
前記シャフト部材と前記中間層との間に、弾性層を更に備える、請求項1又は2に記載の現像ローラ。
【請求項8】
前記中間層と前記表層との間に、外側中間層を更に備える、請求項1又は2に記載の現像ローラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、現像ローラに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
複写機、プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置においては、潜像を保持した感光ドラムにトナーを供給し、感光ドラムの潜像にトナーを付着させて潜像を可視化する現像法が多く採用されている。具体的に、かかる現像法においては、例えば、感光ドラムを一定電位に帯電した後、露光機により感光ドラム上に静電潜像を形成し、更に、トナーを担持した現像ローラを、静電潜像を保持した感光ドラムに接触させて、トナーを感光ドラムの潜像に付着させることで現像を行う。
【0003】
上述した現像ローラは、一般的には、長さ方向両端部を軸支されて取り付けられるシャフト部材の外周に、ポリウレタン等のエラストマーに導電剤を分散させた半導電性の弾性体、又はこれらの材料を発泡させた発泡体からなる弾性層を形成した構造となっている。また、上述した現像ローラにおいては、トナーに対する帯電性及び付着性の制御、並びに、感光ドラムの汚染の防止等を目的として、弾性層の外側に、樹脂等からなる表層を形成する場合がある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
更に、現像ローラの半径方向外側に配置される層(上述した表層を含む。)には、微粒子を配合することによって凹凸を形成することがある。例えば特許文献2には、金属製パイプよりなるシャフト部材の半径方向外側に一層以上の樹脂層を設けるとともに、上記樹脂層の少なくとも一層に微粒子を分散させて表面粗さを形成することにより、トナー供給能力が高められることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-352072号公報
特開2011-065188号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、現像ローラの表面粗さ(凹凸)について検討するに、表面の凸部高さがある程度高ければ、現像ローラに当接する部材(現像ブレード等)の損傷を抑制したり、画像形成装置の端部シール部材からのトナー漏れを抑制したりすることが可能となる。また、かかる表面の凸部高さは、比較的粒径が大きい微粒子を配合して層形成することで、高くすることができる。
【0007】
しかし、大粒径の微粒子を用いる場合、当該微粒子を層中に均一に分散させることが困難となり、現像の際にトナーの搬送ムラ、ひいては画像のかぶりが発生する虞がある。
【0008】
これに対し、比較的粒径が小さい微粒子を用いれば、均一に分散させることはできる。しかしこの場合、高さ(凸部高さ)が不十分となって、現像ローラ表面と現像ブレード等の当接部材との間に適度な空間が設けられず、トナー漏れ等の不具合が発生し得る。即ち、トナー漏れとかぶりとは、実質的に二律背反の関係にある。
【0009】
更に、用いる微粒子が硬いと、画像形成装置の継続的な又は長期に亘る稼働に伴って当該微粒子がそのままの形状で脱落し易く、この場合、大幅な粗さ変化により画像濃度が変動してしまう懸念がある。
【0010】
そこで、本発明は、トナー漏れ及びかぶりを抑制でき、画像濃度の安定性にも優れる現像ローラを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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