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公開番号2025058461
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168406
出願日2023-09-28
発明の名称モジュール駆動装置
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03B 5/00 20210101AFI20250402BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】小型化が可能なモジュール駆動装置を提供すること。
【解決手段】モジュール駆動装置MDは、モジュール保持体2が第1軸線AX1回りに揺動可能となるように設けられる第1係合部V1と、連結部材3が第2軸線AX2回りに揺動可能となるように設けられる第2係合部V2とを有する。枠状の連結部材3は第1延在部3E1~第4延在部3E4を有する。第1係合部V1は、第1延在部3E1及び第2延在部3E2のそれぞれの中央部に設けられた第1支持側係合部V1Sと、第1支持側係合部V1Sと係合するようにモジュール保持体2に設けられた第1揺動側係合部V1Tとを含み、第2係合部V2は、第3延在部3E3及び第4延在部3E4のそれぞれの中央部に設けられた第2揺動側係合部V2Tと、第2揺動側係合部V2Tと係合するように固定側部材FBに設けられた第2支持側係合部V2Sとを含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
レンズ体及び撮像素子を有する光学モジュールを保持可能なモジュール保持体と、
前記モジュール保持体が光軸方向と交差する第1軸線の回りに揺動可能となるように、前記モジュール保持体と連結される連結部材と、
前記連結部材が前記第1軸線の軸線方向に垂直な第2軸線の回りに揺動可能となるように、前記連結部材と連結される固定側部材と、
前記モジュール保持体を前記固定側部材に対して動かす駆動部と、を備えたモジュール駆動装置であって、
前記モジュール保持体が前記第1軸線の回りに揺動可能となるように設けられる第1係合部と、前記連結部材が前記第2軸線の回りに揺動可能となるように設けられる第2係合部とを有し、
前記連結部材は、内側に前記モジュール保持体を配置可能な枠状の金属によって形成されるとともに、前記第1軸線の軸線方向において互いに離間し、前記第2軸線の軸線方向に延在する第1延在部及び第2延在部と、前記第2軸線の軸線方向において互いに離間し、前記第1軸線の軸線方向に延在する第3延在部及び第4延在部とを有し、
前記第1係合部は、前記第1延在部及び前記第2延在部のそれぞれの前記第2軸線の軸線方向における中央部に設けられた第1支持側係合部と、前記第1支持側係合部と係合するように前記モジュール保持体に設けられた第1揺動側係合部とを含み、
前記第2係合部は、前記第3延在部及び前記第4延在部のそれぞれの前記第1軸線の軸線方向における中央部に設けられた第2揺動側係合部と、前記第2揺動側係合部と係合するように前記固定側部材に設けられた第2支持側係合部とを含む、
ことを特徴とするモジュール駆動装置。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記第1揺動側係合部は、金属板からなる第1金属部材によって形成され、
前記第2支持側係合部は、金属板からなる第2金属部材によって形成されている、
請求項1に記載のモジュール駆動装置。
【請求項3】
前記第1金属部材は、合成樹脂からなる前記モジュール保持体に埋設される埋設部と、前記モジュール保持体から露出する前記第1揺動側係合部と、前記埋設部と前記第1揺動側係合部との間に設けられ前記モジュール保持体から露出する弾性変形可能な弾性変形部とを有し、
前記固定側部材は、合成樹脂からなるベース部材と、前記ベース部材に埋設された前記第2金属部材とを有し、
前記第2金属部材は、前記ベース部材に埋設される埋設部と、前記ベース部材から露出する前記第2支持側係合部と、前記埋設部と前記第2支持側係合部との間に設けられ前記ベース部材から露出する弾性変形可能な弾性変形部とを有する、
請求項2に記載のモジュール駆動装置。
【請求項4】
前記ベース部材は、前記連結部材の外側に配置され前記第2軸線の軸線方向に離間して互いに対向する一対の壁部を有し、
前記第2金属部材は、前記壁部のそれぞれに埋設されており、
前記固定側部材は、前記ベース部材とともに筐体を構成するカバー部材を有し、
前記カバー部材は、前記壁部の外側に配置される側板部を有し、
前記第2軸線の軸線方向における前記第2揺動側係合部と前記第2支持側係合部との係合寸法は、前記側板部と前記第2支持側係合部との間の寸法よりも大きい、
請求項3に記載のモジュール駆動装置。
【請求項5】
前記連結部材は、金属板によって形成されており、
前記第1延在部及び前記第2延在部は、前記第1軸線の軸線方向において互いに対向する第1対向板部を有し、
前記第1支持側係合部は、前記第1対向板部の内面が前記第1軸線の軸線方向に沿って内側に向けて突出するように凸曲面状に形成されており、
前記第1揺動側係合部は、前記第1金属部材の外面が前記第1軸線の軸線方向に沿って内側に凹むように凹曲面状に形成されており、
前記第1軸線の軸線方向における前記第1揺動側係合部と前記第1支持側係合部との係合寸法は、前記第1金属部材の前記第1揺動側係合部が形成される部分の内面と前記モジュール保持体によって保持される光学モジュールの外面との間の寸法よりも大きい、
請求項3又は請求項4に記載のモジュール駆動装置。
【請求項6】
前記連結部材は、複数の折り曲げ部を有する金属板によって形成されており、
前記第1延在部及び前記第2延在部は、前記第1軸線の軸線方向において板面が互いに対向する第1対向板部を有し、
前記第1支持側係合部は、前記第1対向板部に形成されており、
前記第3延在部及び前記第4延在部は、前記第2軸線の軸線方向において板面が互いに対向する第2対向板部を有し、
前記第2揺動側係合部は、前記第2対向板部に形成されており、
前記第1対向板部及び前記第2対向板部のそれぞれの板面が同一の仮想平面と平行となるように、前記折り曲げ部を延ばした状態において、前記第1支持側係合部と前記第2揺動側係合部とは、同じ方向に突出している、
請求項1乃至請求項4の何れかに記載のモジュール駆動装置。
【請求項7】
前記駆動部は、複数の形状記憶合金ワイヤを有して構成され、
前記形状記憶合金ワイヤは、前記光学モジュールを挟んで前記第1軸線の軸線方向に離間する二箇所の位置にそれぞれ設けられている、
請求項1乃至請求項4の何れかに記載のモジュール駆動装置。
【請求項8】
前記形状記憶合金ワイヤは、前記第1軸線の軸線方向における一方の位置に配置される第1ワイヤ及び第2ワイヤと、前記第1軸線の軸線方向における他方の位置に配置される第3ワイヤ及び第4ワイヤとを有し、
前記第1ワイヤ乃至第4ワイヤのそれぞれは、一端部が前記固定側部材に設けられた固定側金属部材に固定され、他端部が前記モジュール保持体を含む可動側部材に設けられた可動側金属部材に固定され、
前記第1軸線の軸線方向に沿って見た場合に、前記第1ワイヤと前記第2ワイヤとは互いに交差し、前記第3ワイヤと前記第4ワイヤとは互いに交差している、
請求項7に記載のモジュール駆動装置。
【請求項9】
前記第1軸線の軸線方向に沿って見た場合に、前記第1ワイヤの一端部と前記第1ワイヤの他端部とを結ぶ第1直線と、前記第2ワイヤの一端部と前記第2ワイヤの他端部とを結ぶ第2直線との第1交点は、前記第1軸線とは異なる位置に存在し、
前記第1軸線の軸線方向に沿って見た場合に、前記第3ワイヤの一端部と前記第3ワイヤの他端部とを結ぶ第3直線と、前記第4ワイヤの一端部と前記第4ワイヤの他端部とを結ぶ第4直線との第2交点は、前記第1軸線とは異なる位置に存在している、
請求項8に記載のモジュール駆動装置。
【請求項10】
前記第1ワイヤの他端部と前記第2ワイヤの他端部とは、第1可動側金属部材を介して導通しており、
前記第3ワイヤの他端部と前記第4ワイヤの他端部とは、第2可動側金属部材を介して導通している、
請求項8に記載のモジュール駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、モジュール駆動装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、矩形状の可動体(光学モジュール)の上側にジンバル機構が配置された光学ユニット(モジュール駆動装置)が知られている(特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-166011号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のジンバル機構は、第1軸線及び第2軸線のそれぞれの回りで光学モジュールを回転させることができるように構成されている。
【0005】
しかしながら、上述のモジュール駆動装置は、第1軸線及び第2軸線が矩形状の光学モジュールの二つの対角線に沿って延びるように構成されおり、光学モジュールが第1軸線又は第2軸線の回りで回転して傾いたときに光学モジュールの角部の位置が高くなってしまう。そのため、上述のモジュール駆動装置は、光学モジュールを収容するためのスペースを大きくする必要があり、小型化が困難になってしまうおそれがある。
【0006】
そこで、小型化が可能なモジュール駆動装置を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施形態に係るモジュール駆動装置は、レンズ体及び撮像素子を有する光学モジュールを保持可能なモジュール保持体と、前記モジュール保持体が光軸方向と交差する第1軸線の回りに揺動可能となるように、前記モジュール保持体と連結される連結部材と、前記連結部材が前記第1軸線の軸線方向に垂直な第2軸線の回りに揺動可能となるように、前記連結部材と連結される固定側部材と、前記モジュール保持体を前記固定側部材に対して動かす駆動部と、を備えたモジュール駆動装置であって、前記モジュール保持体が前記第1軸線の回りに揺動可能となるように設けられる第1係合部と、前記連結部材が前記第2軸線の回りに揺動可能となるように設けられる第2係合部とを有し、前記連結部材は、内側に前記モジュール保持体を配置可能な枠状の金属によって形成されるとともに、前記第1軸線の軸線方向において互いに離間し、前記第2軸線の軸線方向に延在する第1延在部及び第2延在部と、前記第2軸線の軸線方向において互いに離間し、前記第1軸線の軸線方向に延在する第3延在部及び第4延在部とを有し、前記第1係合部は、前記第1延在部及び前記第2延在部のそれぞれの前記第2軸線の軸線方向における中央部に設けられた第1支持側係合部と、前記第1支持側係合部と係合するように前記モジュール保持体に設けられた第1揺動側係合部とを含み、前記第2係合部は、前記第3延在部及び前記第4延在部のそれぞれの前記第1軸線の軸線方向における中央部に設けられた第2揺動側係合部と、前記第2揺動側係合部と係合するように前記固定側部材に設けられた第2支持側係合部とを含む。
【発明の効果】
【0008】
上述のモジュール駆動装置は小型化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
光学モジュール及びモジュール駆動装置の斜視図である。
光学モジュール及びモジュール駆動装置の分解斜視図である。
モジュール駆動装置のより詳細な分解斜視図である。
モジュール保持体、可動側金属部材、可撓性金属部材、及び第1金属部材の斜視図である。
固定側金属部材、第2金属部材、導電部材、及びベース部材の斜視図である。
形状記憶合金ワイヤが取り付けられた金属部材の三面図(左側面図、上面図、及び背面図)である。
金属部材、可撓性金属部材、導電部材、及び形状記憶合金ワイヤの斜視図である。
連結部材、金属部材、第1金属部材、第2金属部材、及び形状記憶合金ワイヤの斜視図である。
カバー部材、連結部材、可動側カバー部材、第1金属部材、及び第2金属部材の斜視図である。
カバー部材、連結部材、可動側カバー部材、第1金属部材、及び第2金属部材の断面図である。
カバー部材、連結部材、可動側カバー部材、第1金属部材、及び第2金属部材の断面図である。
光学モジュール及びモジュール駆動装置の三面図(右側面図、底面図、及び左側面図)である。
モジュール保持体、可撓性金属部材、及び第1金属部材で構成される第1組立体の斜視図である。
第1組立体、第2金属部材、導電部材、及びベース部材で構成される第2組立体の斜視図である。
第2組立体及び連結部材で構成される第3組立体の斜視図である。
第3組立体、金属部材、及び形状記憶合金ワイヤで構成される第4組立体の斜視図である。
第4組立体及びカバー部材で構成される第5組立体(モジュール駆動装置)の斜視図である。
モジュール保持体、可動側金属部材、及び可撓性金属部材の下方斜視図である。
光学モジュールの斜視図である。
モジュール駆動装置及び光学モジュールの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態に係るモジュール駆動装置MDについて図面を参照して説明する。モジュール駆動装置MDは、光学モジュールOMを傾けることができるように構成されている。図1は、光学モジュールOM及びモジュール駆動装置MDの斜視図である。具体的には、図1の上図(ブロック矢印の上側にある図)は、光学モジュールOMが取り付けられた状態のモジュール駆動装置MDの斜視図であり、図1の下図(ブロック矢印の下側にある図)は、光学モジュールOMが取り外された状態のモジュール駆動装置MDの斜視図である。図2は、光学モジュールOM及びモジュール駆動装置MDの分解斜視図である。図3は、モジュール駆動装置MDのより詳細な分解斜視図であり、光学モジュールOMの斜視図を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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