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公開番号
2025036362
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2024148260
出願日
2024-08-30
発明の名称
トナーバインダー
出願人
三洋化成工業株式会社
代理人
主分類
G03G
9/087 20060101AFI20250307BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】画像搬送性、高温高湿下における耐熱保存性、低温定着性及び耐ホットオフセット性に優れたトナーバインダーを提供する。
【解決手段】アルコール成分(x)とカルボン酸成分(y)とを重縮合させて得られるポリエステル樹脂(A)及び非晶性ビニル樹脂(B)を含有するトナーバインダーであり、ポリエステル樹脂(A)が、前記カルボン酸成分(y)として脂肪族炭化水素基の炭素数が34~54である脂肪族多価カルボン酸(y21)をカルボン酸成分(y)の合計モル数に基づいて5~40モル%含有するトナーバインダー。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
アルコール成分(x)とカルボン酸成分(y)とを重縮合させて得られるポリエステル樹脂(A)及び非晶性ビニル樹脂(B)を含有するトナーバインダーであり、ポリエステル樹脂(A)が、前記カルボン酸成分(y)として脂肪族炭化水素基の炭素数が34~54である脂肪族多価カルボン酸(y21)をカルボン酸成分(y)の合計モル数に基づいて5~40モル%含有するトナーバインダー。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記アルコール成分(x)として水素化ビスフェノールAをアルコール成分(x)の合計モル数に基づいて40~100モル%含有する請求項1に記載のトナーバインダー。
【請求項3】
ポリエステル樹脂(A)の溶解度パラメータ(SP値)が10.1~10.9(cal/cm
3
)
1/2
である請求項1又は2に記載のトナーバインダー。
【請求項4】
フローテスターで測定されたポリエステル樹脂(A)のフロー軟化点が80℃以上130℃以下である請求項1又は2に記載のトナーバインダー。
【請求項5】
ポリエステル樹脂(A)と非晶性ビニル樹脂(B)の重量比[(A):(B)]が7:93~50:50である請求項1又は2に記載のトナーバインダー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トナーバインダーに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、電子写真装置の小型化、高速化、高画質化の促進とともに、定着工程における消費エネルギーを低減するという省エネルギーの観点から、トナーの低温定着性の向上が強く求められている。
トナーの定着温度を低くする手段として、結着樹脂(トナーバインダー)のガラス転移点を低くする技術が一般的に使用されている。
しかしながら、ガラス転移点を低くし過ぎると、耐ホットオフセット性が低下し、また粉体の凝集(ブロッキング)が起り易くなることからトナーの保存性が低下する。このガラス転移点は、結着樹脂の設計ポイントであり、ガラス転移点を下げる方法では、更に低温定着可能なトナーを得ることはできない。
【0003】
その中で、低温定着性と耐ホットオフセット性のいずれにも優れた、ポリエステル系トナーバインダーを含有するトナー組成物が知られている(特許文献1及び2参照)。しかし、近年、高温高湿下における耐熱保存性や、低温定着性と耐ホットオフセット性の両立(定着温度幅)の要望がますます高まっており、なお不充分である。また、商業印刷や産業印刷などの用途のトナーに適用するのに十分な画像搬送性を有しているとは言えず、それらの改善が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-77930号公報
特開2012-98719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、画像搬送性、高温高湿下における耐熱保存性、低温定着性及び耐ホットオフセット性に優れたトナーバインダーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、これらの問題点を解決するべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、アルコール成分(x)とカルボン酸成分(y)とを重縮合させて得られるポリエステル樹脂(A)及び非晶性ビニル樹脂(B)を含有するトナーバインダーであり、ポリエステル樹脂(A)が、前記カルボン酸成分(y)として脂肪族炭化水素基の炭素数が34~54である脂肪族多価カルボン酸(y21)をカルボン酸成分(y)の合計モル数に基づいて5~40モル%含有するトナーバインダーである。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、画像搬送性、高温高湿下における耐熱保存性、低温定着性及び耐ホットオフセット性に優れたトナーバインダーを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を詳述する。
【0009】
本発明のトナーバインダーは、アルコール成分(x)とカルボン酸成分(y)とを重縮合させて得られるポリエステル樹脂(A)及び非晶性ビニル樹脂(B)を含有するトナーバインダーである。なお、本発明において「非晶性」とは示差走査熱量測定(DSC測定ともいう)において、DSC曲線が明確な吸熱ピークを有さないことを意味する。
【0010】
本発明におけるポリエステル樹脂(A)は、アルコール成分(x)とカルボン酸成分(y)とを含有する成分を重縮合して得られたポリエステル樹脂である。ポリエステル樹脂(A)が、前記カルボン酸成分(y)として脂肪族炭化水素基の炭素数が34~54である脂肪族多価カルボン酸(y21)をカルボン酸成分(y)の合計モル数に基づいて5~40モル%含有する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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