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公開番号2025058558
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168557
出願日2023-09-28
発明の名称定着装置
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250402BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】加圧領域の幅方向におけるニップ幅を均一にできる定着装置を提供する。
【解決手段】定着装置は、定着ベルト31と、ヒーターホルダー35と、ステー37と、端部ホルダーと、加圧ローラー23と、を備え、前記ステー37を前記加圧ローラー23に向けて押圧して加圧領域Nを形成する。前記ステー37は、一対の側板37bを有し、前記ヒーターホルダー35は、前記一対の側板37bが載置される台座リブ43を有し、前記ステー37の前記一対の側板37bは、前記幅方向の中央部が両端部よりも前記加圧領域N側に突出するように形成され、前記ヒーターホルダー35の前記台座リブ43は、前記幅方向の中央部が両端部よりも高さが高く形成され、前記幅方向の所定の位置における前記側板37bの突出量をX、前記台座リブ43の高さをY、前記加圧領域Nにおける前記ステー35の変形量をαとし、α-X-Yの値がゼロに近い値に設定される。
【選択図】図7

特許請求の範囲【請求項1】
回転可能な無端状の定着ベルトと、
前記定着ベルトの内周面に接触するヒーターと、
前記ヒーターを保持するヒーターホルダーと、
前記ヒーターホルダーを補強するステーと、
前記用紙の幅方向における、前記定着ベルト、前記ヒーターホルダー及び前記ステーの両端部を支持する端部ホルダーと、
前記定着ベルトを挟んで前記ヒーターと対向するように配置された加圧ローラーと、を備え、
前記ステーを前記端部ホルダーで支持しながら前記加圧ローラーに向けて押圧して、該加圧ローラーと前記定着ベルトとの間に、トナー像が転写された用紙が加熱及び加圧される加圧領域を形成する定着装置であって、
前記ステーは、
天板と、
前記用紙の幅方向と交差する方向に対向して配置された一対の側板と、を有し、
前記ヒーターホルダーは、
前記ヒーターが収容される凹部を有する底板と、
前記底板に設けられた、前記ステーの前記一対の側板が載置される台座リブと、を有し、
前記ステーの前記一対の側板は、前記幅方向の中央部が両端部よりも前記加圧領域側に突出するように形成され、
前記ヒーターホルダーの前記台座リブは、前記幅方向の中央部が両端部よりも高さが高く形成され、
前記幅方向の所定の位置における前記ステーの前記側板の突出量をX、前記ヒーターホルダーの前記台座リブの高さをY、前記加圧領域における前記ステーの変形量をαとし、α-X-Yの値がゼロに近い値に設定されることを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
前記ステーの前記側板の突出量Xの最大値が0.1mmであることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記ステーの板厚が2mmであることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙にトナー像を定着する定着装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
定着装置は、ヒーターによって加熱される定着ベルトと、加圧ローラーと、を備えている。ヒーターは、ヒーターホルダーに保持されて、定着ベルトの内周面に接触して定着ベルトを加熱する。ヒーターホルダーは、ステーによって補強されている。用紙の幅方向における定着ベルトとヒーターホルダーとステーの両端部は、端部ホルダーに支持されている。ステーを端部ホルダーで支持しながら加圧ローラーに向けて押圧することで、加圧ローラーと定着ベルトとの間に加圧領域が形成される。トナー像が転写された用紙が加圧領域を通過すると、トナー像が加熱及び加圧されて用紙に定着される。
【0003】
このような構成の定着装置では、ステーの両端部が加圧ローラーに向けて押圧されるので、ステーの中央部が加圧ローラーとは反対側に湾曲するように変形する。すると、用紙の幅方向においてステーから定着ベルトに加わる圧力が不均一となり、その結果、加圧領域におけるニップ幅が幅方向において不均一となって、定着性能や搬送性能が低下するという問題がある。
【0004】
そこで、特許文献1に記載の定着装置においては、ステーの側板の中央部が両端部よりも加圧領域側に突出するように形成されている。これにより、ステーを端部ホルダーで支持しながら加圧ローラーに向けて押圧すると、ステーの加圧ローラー側の面がほぼ直線状となり、ステーから定着ベルトの加わる圧力を均一化できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
WO2020/217802
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら上記特許文献1に記載された定着装置では、ステーやヒーターホルダー、端部ホルダー等の部品のバラツキや寸法精度によっては、必ずしもステーが所望通りに変形しない場合があり得る。
【0007】
本発明は上記事情を考慮し、加圧領域の幅方向におけるニップ幅を均一にできる定着装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の定着装置は、回転可能な無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトの内周面に接触するヒーターと、前記ヒーターを保持するヒーターホルダーと、前記ヒーターホルダーを補強するステーと、前記用紙の幅方向における、前記定着ベルト、前記ヒーターホルダー及び前記ステーの両端部を支持する端部ホルダーと、前記定着ベルトを挟んで前記ヒーターと対向するように配置された加圧ローラーと、を備え、前記ステーを前記端部ホルダーで支持しながら前記加圧ローラーに向けて押圧して、該加圧ローラーと前記定着ベルトとの間に、トナー像が転写された用紙が加熱及び加圧される加圧領域を形成する定着装置であって、前記ステーは、天板と、前記用紙の幅方向と交差する方向に対向して配置された一対の側板と、を有し、前記ヒーターホルダーは、前記ヒーターが収容される凹部を有する底板と、前記底板に設けられた、前記ステーの前記一対の側板が載置される台座リブと、を有し、前記ステーの前記一対の側板は、前記幅方向の中央部が両端部よりも前記加圧領域側に突出するように形成され、前記ヒーターホルダーの前記台座リブは、前記幅方向の中央部が両端部よりも高さが高く形成され、前記幅方向の所定の位置における前記ステーの前記側板の突出量をX、前記ヒーターホルダーの前記台座リブの高さをY、前記加圧領域における前記ステーの変形量をαとし、α-X-Yの値がゼロに近い値に設定されることを特徴とする。
【0009】
本発明において、前記ステーの前記側板の突出量Xの最大値が0.1mmであることを特徴としてもよい。
【0010】
本発明において、前記ステーの板厚が2mmであることを特徴としてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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