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公開番号2024067811
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022178153
出願日2022-11-07
発明の名称空吐出受け、画像形成装置及び液体吐出装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/165 20060101AFI20240510BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】吸収体の液体吐出部側への膨出及び吸収体のつぶれを抑制する。
【解決手段】液体吐出部20から吐出される液体を受ける空吐出受け30であって、液体を吸収する複数の吸収体31が液体吐出部20が配置される液体吐出部側へ向かって積層されて成る吸収体積層群40と、吸収体積層群40を液体吐出部側へ動かして所定の位置で保持する位置調整機構60と、を備え、位置調整機構60は、吸収体積層群40の液体吐出部側とは反対側の面を押圧する押圧部材50と、吸収体積層群40の液体吐出部側の面の一部に接触し、押圧部材50の押圧力に抗して吸収体積層群40の位置を規制する位置規制部35と、を備え、吸収体31の一部又は全部のアスカーE硬度が10以上である。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
液体吐出部から吐出される液体を受ける空吐出受けであって、
前記液体を吸収する複数の吸収体が前記液体吐出部が配置される液体吐出部側へ向かって積層されて成る吸収体積層群と、
前記吸収体積層群を前記液体吐出部側へ動かして所定の位置で保持する位置調整機構と、
を備え、
前記位置調整機構は、
前記吸収体積層群の前記液体吐出部側とは反対側の面を押圧する押圧部材と、
前記吸収体積層群の前記液体吐出部側の面の一部に接触し、前記押圧部材の押圧力に抗して前記吸収体積層群の位置を規制する位置規制部と、
を備え、
前記吸収体の一部又は全部のアスカーE硬度が10以上であることを特徴とする空吐出受け。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
液体吐出部から吐出される液体を受ける空吐出受けであって、
前記液体を吸収する複数の吸収体が前記液体吐出部が配置される液体吐出部側へ向かって積層されて成る吸収体積層群と、
前記吸収体積層群を前記液体吐出部側へ動かして所定の位置で保持する位置調整機構と、
を備え、
前記位置調整機構は、
前記吸収体積層群の前記液体吐出部側とは反対側の面を支持し、前記液体吐出部側及びその反対側へ移動可能な可動支持部材と、
前記可動支持部材を介して前記吸収体積層群の前記液体吐出部側とは反対側の面を押圧する押圧部材と、
前記可動支持部材よりも前記液体吐出部側で前記可動支持部材と対向するように配置される位置規制部と、
前記可動支持部材と前記位置規制部との間に介在し、前記可動支持部材と前記位置規制部との間隔を変更可能に保持するスペーサ部材と、
を備えることを特徴とする空吐出受け。
【請求項3】
液体吐出部から吐出される液体を受ける空吐出受けであって、
前記液体を吸収する複数の吸収体が前記液体吐出部が配置される液体吐出部側へ向かって積層されて成る吸収体積層群と、
前記吸収体積層群を前記液体吐出部側へ動かして所定の位置で保持する位置調整機構と、
を備え、
前記位置調整機構は、
前記吸収体積層群の前記液体吐出部側とは反対側の面を支持し、前記液体吐出部側及びその反対側へ移動可能な可動支持部材と、
前記可動支持部材を前記液体吐出部側及びその反対側に移動させ、移動させた位置で前記可動支持部材の位置を保持する高さ調整手段と、
を備えることを特徴とする空吐出受け。
【請求項4】
前記吸収体のうち、少なくとも前記位置規制部が接触する部分を含む一部が、アスカーE硬度10以上である請求項1に記載の空吐出受け。
【請求項5】
前記吸収体積層群は、少なくともその長手方向において複数のブロックに分割される請求項1から3のいずれか1項に記載の空吐出受け。
【請求項6】
前記位置調機構は、前記吸収体積層群の分割されたブロックごとに設けられる請求項5に記載の空吐出受け。
【請求項7】
前記吸収体に生じる堆積物の堆積高さを検知する高さ検知センサを備える請求項1から3のいずれか1項に記載の空吐出受け。
【請求項8】
シートに液体を吐出して画像を形成する液体吐出部と、
前記液体吐出部から吐出される前記液体を受ける請求項1から3のいずれか1項に記載の空吐出受けと、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
液体を吐出する液体吐出部と、
前記液体吐出部から吐出される前記液体を受ける請求項1から3のいずれか1項に記載の空吐出受けと、
を備えることを特徴とする液体吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空吐出受け、画像形成装置及び液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
液体を吐出する液体吐出装置の一例として、紙などのシートに液体のインクを吐出して画像を形成するインクジェット式の画像形成装置が知られている。
【0003】
このようなインクジェット式の画像形成装置においては、液体を吐出する液体吐出部の性能維持回復のため、定期的に液体吐出部から画像形成に寄与しない液体を吐出する空吐出動作が行われる。これにより、液体吐出部のノズル(吐出口)から増粘した液体が排出され、ノズルの詰まりなどの不具合が解消される。
【0004】
また、空吐出動作を行う画像形成装置においては、一般的に、空吐出された液体を受ける空吐出受けが設けられている。空吐出受けには、液体を吸収する吸収体が収容されており、経時的に吸収体の液体吸収量が限界に達した場合は、ユーザー又はサービスマンなどの作業者によって吸収体の交換作業が行われる。
【0005】
例えば、特許文献1(特公平7-14640号公報)においては、吸収体の交換作業を容易にするため、図15に示されるように、あらかじめ複数の吸収体310を重ね合わせて保持する噴射インク受容手段の構成が提案されている。この構成においては、複数の吸収体310から成る吸収体積層群400が、ばねなどの押圧部材500によって液体吐出部側へ押圧されているため、最上位の吸収体310を引き抜くと、残りの吸収体310が押圧部材500によって上方(液体吐出部側)へ押し上げられ、位置規制部350によって所定の位置で保持される。
【0006】
また、特許文献2(特開2022-64145号公報)においては、吸収体の交換作業を容易にする別の方法として、複数の吸収体を上下方向に移動可能な保持手段によって個別に保持し、保持手段を上昇させることにより目的の吸収体のみを取り出すことができるようにした構成が提案されている。
【0007】
ここで、上記特許文献1に記載の構成においては、最上位の吸収体310が引き抜かれた場合に、新たに最上位となる吸収体310が必要以上に押し出されないようにするため、図15に示されるように、吸収体310の位置を規制する位置規制部350が設けられている。しかしながら、位置規制部350を吸収体310に接触させて吸収体310の位置を規制すると、スポンジなどの柔らかい部材により構成される吸収体310は、位置規制部350との接触部分において圧縮され、位置規制部350と接触しない部分においては反対に液体吐出部側へ膨出する。
【0008】
このように、吸収体310の一部が膨出すると、その膨出部分が液体吐出部と空吐出受けとの間を通過するシートに近づくため、膨出部分がシートに接触し、シートにインクなどの液体が付着する虞がある。また、位置規制部350との接触部分においては、吸収体310が圧縮されることにより吸収体310の空隙がつぶれ、液体吸収性が低下したり、吸収された液体が染み出したりする虞がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、本発明においては、吸収体の液体吐出部側への膨出及び吸収体のつぶれを抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明、液体吐出部から吐出される液体を受ける空吐出受けであって、前記液体を吸収する複数の吸収体が前記液体吐出部が配置される液体吐出部側へ向かって積層されて成る吸収体積層群と、前記吸収体積層群を前記液体吐出部側へ動かして所定の位置で保持する位置調整機構と、を備え、前記位置調整機構は、前記吸収体積層群の前記液体吐出部側とは反対側の面を押圧する押圧部材と、前記吸収体積層群の前記液体吐出部側の面の一部に接触し、前記押圧部材の押圧力に抗して前記吸収体積層群の位置を規制する位置規制部と、を備え、前記吸収体の一部又は全部のアスカーE硬度が10以上であることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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