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公開番号2024059285
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022166881
出願日2022-10-18
発明の名称液体吐出方法、ヘッドユニットおよび塗布装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 2/14 20060101AFI20240423BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】液体の吐出条件を狙いの条件に設定する場合の効率低下を低減する。
【解決手段】液室内の液体を吐出するノズル孔と、前記液室内に設けられる弁体と、前記弁体を前記ノズル孔を閉鎖する位置と開放する位置とに移動させる駆動体と、を有する液体吐出ヘッドと、前記駆動体に、前記ノズル孔を開放する位置に前記弁体を移動させる開放電圧および前記ノズル孔を閉鎖する位置に前記弁体を移動させる閉鎖電圧を印加する駆動制御部と、を備えるヘッドユニットの液体吐出方法であって、前記開放電圧ならびに前記ノズル孔からの前記液体の吐出速度および吐出量の情報に基づき前記開放電圧の電圧値を補正する開放電圧補正ステップと、前記情報に基づき前記開放電圧の印加時間を補正する開放時間補正ステップと、を有し、前記開放電圧補正ステップは前記吐出量の変化が少ない状況下で実施し、前記開放時間補正ステップは前記吐出速度の変化が少ない状況下で実施する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
液体を収容する液室と、前記液室内の液体を吐出するノズル孔と、前記液室内に設けられる弁体と、前記弁体を前記ノズル孔を閉鎖する位置および前記ノズル孔を開放する位置に移動させる駆動体と、を有する液体吐出ヘッドと、
前記駆動体に、前記ノズル孔を開放する位置に前記弁体を移動させる開放電圧および前記ノズル孔を閉鎖する位置に前記弁体を移動させる閉鎖電圧を印加する駆動制御部と、
を備えるヘッドユニットの液体吐出方法であって、
前記開放電圧ならびに前記ノズル孔からの前記液体の吐出速度および吐出量の情報に基づき前記開放電圧の電圧値を補正する開放電圧補正ステップと、
前記情報に基づき前記開放電圧の印加時間を補正する開放時間補正ステップと、
を有し、
前記開放電圧補正ステップは、前記吐出量の変化が少ない状況下で実施し、
前記開放時間補正ステップは、前記吐出速度の変化が少ない状況下で実施する
ことを特徴とする液体吐出方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記開放電圧補正ステップを実施後に、前記開放時間補正ステップを実施することを特徴とする請求項1記載の液体吐出方法。
【請求項3】
前記開放電圧ならびに前記ノズル孔からの前記液体の吐出速度および吐出量の情報を格納した記憶手段を有し、前記開放電圧補正ステップおよび前記開放時間補正ステップは、前記記憶手段に格納された情報に基づき実施されることを特徴とする請求項1記載の液体吐出方法。
【請求項4】
液体を収容する液室と、前記液室内の液体を吐出するノズル孔と、前記液室内に設けられる弁体と、前記弁体を前記ノズル孔を閉鎖する位置および前記ノズル孔を開放する位置に移動させる駆動体と、を有する液体吐出ヘッドと、
前記駆動体に、前記ノズル孔を開放する位置に前記弁体を移動させる開放電圧および前記ノズル孔を閉鎖する位置に前記弁体を移動させる閉鎖電圧を印加する駆動制御部と、
を備えるヘッドユニットであって、
前記駆動制御部は、
前記開放電圧ならびに前記ノズル孔からの前記液体の吐出速度および吐出量の情報に基づき前記開放電圧の電圧値を補正する開放電圧補正手段と、
前記情報に基づき前記開放電圧の印加時間を補正する開放時間補正手段と、
を備えることを特徴とするヘッドユニット。
【請求項5】
前記開放電圧補正手段によって前記開放電圧の電圧値を補正した後に、前記開放時間補正手段によって前記開放電圧の印加時間を補正することを特徴とする請求項4記載のヘッドユニット。
【請求項6】
前記開放電圧ならびに前記ノズル孔からの前記液体の吐出速度および吐出量の情報を格納する記憶手段を備えることを特徴とする請求項4記載のヘッドユニット。
【請求項7】
前記記憶手段に格納された情報に基づき、前記開放電圧補正手段は前記開放電圧の電圧値を補正し、前記開放時間補正手段は前記開放電圧の印加時間を補正することを特徴とする請求項6記載のヘッドユニット。
【請求項8】
前記ノズル孔を複数有することを特徴とする請求項4記載のヘッドユニット。
【請求項9】
請求項4乃至8のいずれか一項に記載のヘッドユニットを備え、対象物に対して前記液体を塗布することを特徴とする塗布装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出方法、ヘッドユニットおよび塗布装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数のノズル及び各ノズルに対応して設けられた駆動素子を有する液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置の前記駆動素子に供給する駆動信号の設定方法であって、各駆動素子に所定の基準駆動電圧を印加し、各駆動素子に対応するノズルから液滴を吐出させる第1の工程と、各ノズルの液滴吐出量を測定する第2の工程と、各ノズル毎に複数種類の駆動信号の中のいずれかを割り当てる第3の工程と、同一種類の駆動信号が割り当てられたノズルの液滴吐出量が所定の適正量に近づくように、前記駆動信号の電圧値を決定する第4の工程と、各ノズルと当該ノズルに割り当てられた駆動信号の種類との対応関係を示す駆動信号選択データを設定する第5の工程と、前記第4の工程で決定された電圧値を有する各種類の駆動信号の波形データを設定する第6の工程と、を有する駆動信号の設定方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-178989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、液体の吐出条件を狙いの条件に設定する場合の効率低下を低減することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、液体を収容する液室と、前記液室内の液体を吐出するノズル孔と、前記液室内に設けられる弁体と、前記弁体を前記ノズル孔を閉鎖する位置および前記ノズル孔を開放する位置に移動させる駆動体と、を有する液体吐出ヘッドと、前記駆動体に、前記ノズル孔を開放する位置に前記弁体を移動させる開放電圧および前記ノズル孔を閉鎖する位置に前記弁体を移動させる閉鎖電圧を印加する駆動制御部と、を備えるヘッドユニットの液体吐出方法であって、前記開放電圧ならびに前記ノズル孔からの前記液体の吐出速度および吐出量の情報に基づき前記開放電圧の電圧値を補正する開放電圧補正ステップと、前記情報に基づき前記開放電圧の印加時間を補正する開放時間補正ステップと、を有し、前記開放電圧補正ステップは、前記吐出量の変化が少ない状況下で実施し、前記開放時間補正ステップは、前記吐出速度の変化が少ない状況下で実施することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、液体の吐出条件を効率よく狙いの条件に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係るヘッドユニットの一例を示す断面図。
加圧機構および移動機構の一例を示す説明図。
ヘッドユニット、加圧機構および移動機構の制御系の一例を示すブロック図。
駆動電圧生成部の一例を示す説明図。
ヘッドの動作説明図。
駆動電圧とニードルの動作との関係を示す説明図。
吐出速度および吐出量の補正効率の説明図。
補正方法の一例を示す説明図。
補正方法の別の例を示す説明図。
補正方法の更なる別の例を示す説明図。
駆動情報管理テーブルの一例を示す概念図。
補正処理の一例を示すフローチャート。
実施形態に係るヘッドユニットの別の構成例を示す断面図。
応用例を示す説明図。
駆動情報管理テーブルの一例を示す概念図。
塗布装置の一例を示す概略構成図。
塗布装置の別の例におけるキャリッジ部分の斜視図。
塗布装置の別の例を示す全体斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0009】
[ヘッドユニットの構成]
図1を用いて実施形態に係るヘッドユニットの一例であるインクジェットヘッドユニットの構成について説明する。図1は、実施形態に係るヘッドユニットの一例を示す断面図である。
【0010】
インクジェットヘッドユニットHU(以下、ヘッドユニットと称する)は、液体吐出ヘッドの一例であるインクジェットヘッド100(以下、ヘッドと称する)と、ヘッド100の駆動を制御する駆動制御部500から構成される。ヘッド100は、中空状に形成された筐体110と、筐体110の一端部に設けられたノズル板101を備える。ノズル板101は、液体の一例であるインク10を吐出するノズル孔102が形成された板状の部材である。
(【0011】以降は省略されています)

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