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公開番号2024058892
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022166293
出願日2022-10-17
発明の名称電池パックの取付構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B60K 1/04 20190101AFI20240422BHJP(車両一般)
要約【課題】質量の増加や余分なコストを発生させることなく、電池パックの車両への取付部分の耐久性を向上させる電池パックの取付構造を実現する。
【解決手段】電池パックの取付構造は、車両のフロアの下側に搭載される電池パックの取付構造であって、前記フロアを形成するフロアパネル20と、前記フロアパネル20の下側に設けられ、車幅方向に延びるクロスメンバ24と、前記フロアパネル20と前記電池パック12とを連結する部材であって、前記電池パック12の重心の上方に配置されるブッシュ14と、前記フロアパネル20と前記電池パック12とを連結する部材であって、一端側が前記電池パック12の一部に固定され、他端側が前記車両10の上下方向において前記フロアパネル20と前記クロスメンバ24とに挟まれて前記フロアパネル20に固定されるパッチ部材22と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両のフロアの下側に搭載される電池パックの取付構造であって、
前記フロアを形成するフロアパネルと、
前記フロアパネルの下側に設けられ、車幅方向に延びるクロスメンバと、
前記フロアパネルと前記電池パックとを連結する部材であって、前記電池パックの重心の上方に配置されるブッシュと、
前記フロアパネルと前記電池パックとを連結する部材であって、一端側が前記電池パックの一部に固定され、他端側が前記車両の上下方向において前記フロアパネルと前記クロスメンバとに挟まれて前記フロアパネルに固定されるパッチ部材と、
を備える電池パックの取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電池パックの取付構造に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
プラグインハイブリッド車(PHEV)などの電動車両において、電力を供給する電池を収容した電池パックをフロアの下側に搭載する車両が知られている。また、電池パックを車両に取り付ける場合において、従来から、取付部分の耐久性を向上させる取付構造が提案されている。
【0003】
特許文献1には、電池パックケースの側壁の外側と内側に、アウタブラケットとインナブラケットをそれぞれ対向するように配置する電池パックの車両への取付構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-186072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、電池パックを車両に取り付ける場合において、取付部分の耐久性を向上させるためには、車体から電池パックに伝わる振動を低減できるとよい。例えば、電池パックのブラケットやフロア側の取付部分の剛性を上げることで、電池パックに伝わる振動を低減させる。しかし、剛性を上げるためには、別部材の追加やそれに伴う取付工程の追加が必要になる場合がある。かかる場合、質量の増加や余分なコストの発生につながる。
【0006】
また、別の構造として、電池パックを車両に取り付けるときにフロアの補強部材であるパッチを用いることが考えられる。パッチを用いる場合、パッチの溶接部分に荷重が加えられた場合でも亀裂が発生しにくいよう強度を確保して、パッチが車体から離れないようにすることが望ましい。しかし、強度を確保するためには、別部材の追加やそれに伴う取付工程の追加が必要になる場合がある。かかる場合にも、質量の増加や余分なコストの発生につながる。
【0007】
そこで、本明細書では、質量の増加や余分なコストを発生させることなく、電池パックの車両への取付部分の耐久性を向上させる電池パックの取付構造を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書で開示する電池パック取付構造は、車両のフロアの下側に搭載される電池パックの取付構造であって、前記フロアを形成するフロアパネルと、前記フロアパネルの下側に設けられ、車幅方向に延びるクロスメンバと、前記フロアパネルと前記電池パックとを連結する部材であって、前記電池パックの重心の上方に配置されるブッシュと、前記フロアパネルと前記電池パックとを連結する部材であって、一端側が前記電池パックの一部に固定され、他端側が前記車両の上下方向において前記フロアパネルと前記クロスメンバとに挟まれて前記フロアパネルに固定されるパッチ部材と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本明細書で開示の電池パックの取付構造によれば、電池パックの重心の上方に配置されたブッシュを介してフロアパネルと電池パックが連結されるため、部品点数の増大を抑制しつつ車体から電池パックに伝わる振動を低減させることができる。また、パッチ部材は、フロアパネルとクロスメンバとに挟まれてフロアパネルに固定されるため、言い換えると、パッチ部材の下にクロスメンバが配置されるため、パッチ部材が車体から分離しにくい。その結果、電池パックの車両への取付部分の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ブッシュを介した電池パックの取付構造を模式的に示した斜視図である。
パッチ部材を介した電池パックの取付構造を示した概略分解斜視図である。
パッチ部材を介して電池パックを車両に取り付けた場合を模式的に示した斜視図、および、取付部分の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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