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公開番号2024051629
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157899
出願日2022-09-30
発明の名称荷箱の天蓋装置
出願人新明和工業株式会社
代理人
主分類B60P 7/04 20060101AFI20240404BHJP(車両一般)
要約【課題】手動で行う天蓋フレームの回動操作性を向上し、安価で有用性の高い荷箱の天蓋装置とする。
【解決手段】車両フレーム上に搭載された荷箱のサイドゲート上部に設けた軸受け部材と、当該軸受け部材に軸支された支軸と、当該支軸に連結された基端フレームと、当該基端フレームに対する相対位置が変更可能に設けられた先端フレームとを有し、前記支軸を回動中心として前記サイドゲートの外側方と内側方との間で手動回動される天蓋フレームと、前記基端フレームおよび前記先端フレームの少なくとも一方に係合されて当該一方の移動を付勢または許容する調整部と、を備えており、前記調整部によって前記支軸を回動中心として前記手動回動における回動負荷が軽減可能とされる構成とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両フレーム上に搭載された荷箱のサイドゲート上部に設けた軸受け部材と、
当該軸受け部材に軸支された支軸と、
当該支軸に連結された基端フレームと、当該基端フレームに対する相対位置が変更可能に設けられた先端フレームとを有し、前記支軸を回動中心として前記サイドゲートの外側方と内側方との間で手動回動される天蓋フレームと、
前記基端フレームおよび前記先端フレームの少なくとも一方に係合されて当該一方の移動を付勢または許容する調整部と、
を備えており、
前記調整部によって前記支軸を回動中心として前記手動回動における回動負荷が軽減可能とされる
ことを特徴とする荷箱の天蓋装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記調整部は前記支軸に設けられており、
前記基端フレームに対して回動付勢する構成を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の荷箱の天蓋装置。
【請求項3】
前記天蓋フレームは、前記基端フレームの回動側先端部に配されたシャフトを有し、
前記先端フレームは、前記シャフトに軸支され、前記基端フレームに対して前記シャフトを中心に手動回動可能に設けられており、
前記調整部は、前記シャフトを中心とする手動回動に際し、前記シャフトまたは前記基端フレームと前記先端フレームとの間で回動付勢する構成を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の荷箱の天蓋装置。
【請求項4】
前記天蓋フレームは、前記先端フレームが、前記基端フレームに対して前記手動回動における径方向に移動可能な構成を有しており、
前記調整部は、前記天蓋フレームの径方向の長さに応じて、前記先端フレームを前記基端フレームに係止可能に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の荷箱の天蓋装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に架装された荷箱の上方開口部を開閉自在に覆う天蓋装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ダンプカー等の車両の荷箱には、サイドゲートの上部に軸支された天蓋装置が設けられている。天蓋装置は、サイドゲート上端に設けられた軸受け部に例えば金属製の天蓋フレームが軸支された構成を有している。この天蓋フレームにはシート等が掛けられており、その軸支部を回動中心としてサイドゲートの外側方と内側方との間で回動される。天蓋フレームが閉状態の位置まで回動されると、シート等で荷箱の上方開口部の多くが覆われた状態になり、荷箱に積まれた土砂等の飛散を防止することができる。
【0003】
こうした天蓋装置を備えた車両の中でも、土砂等を大量に積載する比較的大型な車両は天蓋装置を構成するフレームの重量が大きくなる。フレームの回動は、サイドゲート上端を中心として、サイドゲート下方からサイドゲート上端を跨ぐようにして荷箱上方まで行われるため、電動モータ等の駆動力を利用した回動操作により、高い作業効率を有するものが多い(例えば、特許文献1)。
【0004】
その一方で、比較的小型で軽量な車両の場合、天蓋フレームの重量が小さく、荷箱設置高さやサイドゲートの高さも低いため、手動で天蓋フレームの回動操作を行うものに対してもその回動操作の簡易化を成す構成も考えられている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-126877号公報
特許第5832874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
手動操作する天蓋フレームの回動操作の負荷軽減を図るために、特許文献2のように天蓋フレームの回動半径を小さくするために、天蓋フレームが基端フレームと先端フレームとを有し、その先端フレームが基端フレームに対して折り畳み可能とするが、回動半径を小さくするだけでは実際の操作面に関し、未だ改善の余地がある。そこで、本発明者は、安価で手動操作面で有用性の高い荷箱の天蓋装置とすべく、以下の点に着目した。
【0007】
先ず、小型で軽量の車両に搭載される荷箱の場合、特許文献2に係る構造のように折り畳み可能な天蓋フレームにすると、支軸に近い位置を把持して基端フレームおよび先端フレームの2種のフレーム分の重さに抗して回動開始する必要がある。回動開始となる天蓋フレームの「閉」状態(荷箱内の上方空間を覆うような状態)では支軸とほぼ同じ高さ位置から持ち上げ、「開」状態(荷箱幅を超えて外側まで回動する状態)まで大きな負荷がかかる。この点では、荷箱外側で支軸に支持されて下垂状態の「開」状態から「閉」状態となるように回動開始する場合には、支軸よりも低い位置から回動開始するために特に操作負荷が大きくなってしまう。特に、天蓋フレームを回動操作する作業者は、その回動操作性の点で荷箱の後端(車両後方側)で作業することが多い。つまり、車両前後方向を長手方向とする天蓋フレームの端部を把持して回動操作するため、回動操作における負荷は必然的に大きくなる。
【0008】
次に、上述の折り畳み構造の場合、基端フレームに対して先端フレームを回動させる軸支構造となり、当該構造部分に車両前後方向を長手方向とする長尺物のシャフトが必須となる。その分だけ部品点数が増加してコストが増加する。また、このシャフトは、サイドゲートの上部に設けられて基端フレームを軸支する軸部と比較すると、基端フレームまたは先端フレームに架設されてなる分だけ、天蓋フレームの前後両端の捻じり力の影響も受けやすい。そのため、折り畳む際の回動操作における軸部としての機能性の低下が生じる恐れもある。
【0009】
本発明は、これらの点を鑑みてなされており、手動で行う天蓋フレームの回動操作性を向上し、安価で有用性の高い荷箱の天蓋装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
車両フレーム上に搭載された荷箱のサイドゲート上部に設けた軸受け部材と、当該軸受け部材に軸支された支軸と、当該支軸に連結された基端フレームと、当該基端フレームに対する相対位置が変更可能に設けられた先端フレームとを有し、前記支軸を回動中心として前記サイドゲートの外側方と内側方との間で手動回動される天蓋フレームと、前記基端フレームおよび前記先端フレームの少なくとも一方に係合されて当該一方の移動を許容または付勢する調整部とを備えており、前記調整部によって前記支軸を回動中心として前記手動回動における回動負荷が軽減可能とされる「荷箱の天蓋装置」とする。
(【0011】以降は省略されています)

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