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公開番号2024058885
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022166283
出願日2022-10-17
発明の名称車両用シート着座センサ
出願人トヨタ自動車東日本株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B60N 2/90 20180101AFI20240422BHJP(車両一般)
要約【課題】車両用シート着座センサの検出精度の向上を図る。
【解決手段】上弾性薄板11と、下弾性薄板12と、スペーサ板13と、を備え、スペーサ板13は、長手方向に延びる長円形の開口14を備え、上弾性薄板11と下弾性薄板12とは、各開口14に面する領域に電極膜15、16が形成されており、乗員の着座により全体が下に凸となるように長手方向に湾曲した際に、開口14の長手方向両端に対する上弾性薄板11の下方向の矢高Ciと下弾性薄板12の下方向の矢高Coとの差がスペーサ板の厚さtよりも大きくなることにより、2つの電極膜15、16が接触して着座を検出する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
帯板状の車両用シート着座センサであって、
帯状の上弾性薄板と、
帯状の下弾性薄板と、
前記上弾性薄板と前記下弾性薄板との間に積層接合された帯状のスペーサ板と、を備え、
前記スペーサ板は、長手方向に延びる長円形の開口を少なくとも1つ備え、
前記上弾性薄板と前記下弾性薄板とは、各前記開口に面する領域に電極膜がそれぞれ形成されており、
乗員の着座により全体が下に凸となるように長手方向に湾曲した際に、
少なくとも1つの前記開口の長手方向両端に対する前記上弾性薄板の下方向の矢高と、その開口の前記長手方向両端に対する前記下弾性薄板の下方向の矢高との差が前記スペーサ板の厚さよりも大きくなり、前記上弾性薄板の前記電極膜が前記下弾性薄板の前記電極膜に接触することにより、2つの前記電極膜が通電して着座を検出すること、
を特徴とする車両用シート着座センサ。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用シート着座センサであって、
複数の前記開口は、長手方向に隣接する2つの開口の各両端の各半円部が幅方向に重なり、各中央の各長方形部が幅方向に重ならないように千鳥状に長手方向に並べて配置されていること、
を特徴とする車両用シート着座センサ。
【請求項3】
請求項1または2に記載の車両用シート着座センサであって、
前記開口の長手方向の長さは、前記スペーサ板の厚さの60倍から120倍であること、
を特徴とする車両用シート着座センサ。
【請求項4】
請求項1または2に記載の車両用シート着座センサであって、
前記上弾性薄板は、前記下弾性薄板よりも厚いこと、
を特徴とする車両用シート着座センサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シート着座センサの構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
車両には、シートに乗員が着座しているか否かを検出するセンサが設けられる場合がある。着座検出用のセンサとしては、乗員が着座するシートクッションに設けられた圧力センサを用いる方式や、乗員の着座圧力による検出板の変形により電極を接触させて着座を検出する方式や、導電性ウレタンフォームの抵抗値の変化を検出する方法等が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-75874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術のセンサでは、センサ直上に軽い荷物を載せただけで着座を検出してしまう場合や、小柄な乗員の着座を検出しにくい場合があり、着座の検出精度に改善の余地があった。
【0005】
そこで、本発明は、車両用シート着座センサの検出精度の向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の車両用シート着座センサは、帯板状の車両用シート着座センサであって、帯状の上弾性薄板と、帯状の下弾性薄板と、前記上弾性薄板と前記下弾性薄板との間に積層接合された帯状のスペーサ板と、を備え、前記スペーサ板は、長手方向に延びる長円形の開口を少なくとも1つ備え、前記上弾性薄板と前記下弾性薄板とは、各前記開口に面する領域に電極膜がそれぞれ形成されており、乗員の着座により全体が下に凸となるように長手方向に湾曲した際に、少なくとも1つの前記開口の長手方向両端に対する前記上弾性薄板の下方向の矢高と、その開口の前記長手方向両端に対する前記下弾性薄板の下方向の矢高との差が前記スペーサ板の厚さよりも大きくなり、前記上弾性薄板の前記電極膜が前記下弾性薄板の前記電極膜に接触することにより、2つの前記電極膜が通電して着座を検出すること、を特徴とする。
【0007】
このように、下方向に湾曲した際の、長円形の開口の部分における上弾性薄板と下弾性薄板との湾曲変形の周長差により、上弾性薄板の下方向の矢高が下弾性薄板の下方向に矢高よりも大きくなり、上弾性薄板の電極膜が下弾性薄板の電極膜に接触することで着座を検出するので、乗員の体格に関わらず着座を確実に検出することができると共に、荷物による着座の誤検出を抑制し、車両用シート着座センサの検出精度の向上を図ることができる。
【0008】
本発明の車両用シート着座センサにおいて、複数の前記開口は、長手方向に隣接する2つの開口の各両端の各半円部が幅方向に重なり、各中央の各長方形部が幅方向に重ならないように千鳥状に長手方向に並べて配置されてもよい。
【0009】
これにより、長手方向の広い範囲で乗員の着座の検出を行うことができるので、乗員の体格、着座位置に関わらず、着座を確実に検出することができる。
【0010】
本発明の車両用シート着座センサにおいて、前記開口の長手方向の長さは、前記スペーサ板の厚さの60倍から120倍としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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