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公開番号2024058217
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165439
出願日2022-10-14
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B60K 1/04 20190101AFI20240418BHJP(車両一般)
要約【課題】蓄電装置を交換可能に取り付けることができ、かつ、蓄電装置のうち車両の底部から下方に突出する部分による走行抵抗を軽減可能な車両を提供する。
【解決手段】
底部200bを有する車体と、前壁部11f、後壁部11r、および下面11bを有する本体部11を含む蓄電装置10と、底部200bから下方側に離れた位置に先端部を有する整流板20と、を備え、本体部11の下面11b側には、突出部が設けられており、蓄電装置10が車体200に固定された固定状態において、下面11bは底部200bよりも下方に位置し、整流板20は、先端部が蓄電装置10に近づいた状態と蓄電装置から遠ざかった状態との間で回動可能に設けられており、固定状態において、突出部が整流板20に当接することにより、整流板20が、前壁部11fおよび後壁部11rの少なくとも一方を覆う状態が維持される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
底部を有する車体と、
前記車体の前後方向に相対する前壁部および後壁部、ならびに下面を有する本体部を含み、前記底部に交換可能に固定された蓄電装置と、
前記底部から下方側に離れた位置に先端部を有する整流板と、を備え、
前記本体部の前記下面側には、前記前後方向に沿って前記本体部から突出する突出部が設けられており、
前記蓄電装置が前記車体に固定された固定状態において、前記本体部の前記下面は前記底部よりも下方に位置し、
前記整流板は、前記前後方向において前記前壁部および前記後壁部の少なくとも一方に対向可能に設けられ、かつ、前記先端部が前記蓄電装置に近づいた状態と前記蓄電装置から遠ざかった状態との間で回動可能に設けられており、
前記固定状態において、前記突出部が前記整流板に当接することにより、前記整流板が、前記底部よりも下方に位置する部分の前記前壁部および前記後壁部の少なくとも一方を覆う状態が維持される、車両。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記整流板は、前記車体の左右方向に複数に分割されている、請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記整流板は、前方側から前記前壁部に対向可能に設けられた第1整流板を含み、
前記前壁部は、前記車体の左右方向の中央部に前方側に向けて突出する突出壁部を含み、
前記左右方向における前記突出壁部の両外側には、前記蓄電装置を前記底部に固定するための締結部が設けられており、
前記第1整流板は、前記突出壁部よりも前記左右方向の両外側に張り出す張出し部を含み、
前記固定状態において、前記張出し部は、前記締結部の前方側に位置する部分を有する、請求項1または2に記載の車両。
【請求項4】
前記本体部は、前記前壁部および前記後壁部を有し、蓄電モジュールを収容する収容ケースと、前記収容ケースを下方側から覆い、前記下面を構成するパネル部材と、を含み、
前記突出部は、前記パネル部材に設けられている、請求項1または2に記載の車両。
【請求項5】
前記突出部は、前記固定状態において前記整流板に挿入される挿入部を有し、
前記整流板は、前記挿入部が挿入される被挿入部を有する、請求項1または2に記載の車両。
【請求項6】
前記整流板は、前記底部から下方側に離れた位置に第1先端部を有し、前方側から前記前壁部に対向可能に設けられた第1整流板と、前記底部から下方側に離れた位置に第2先端部を有し、後方側から前記後壁部に対向可能に設けられた第2整流板とを含み、
前記突出部は、前記本体部から前方に向けて突出する前方側突出部と、前記本体部から後方に向けて突出する後方側突出部と、を含み、
前記第1整流板は、前記第1先端部が前記前壁部に近づいた状態と前記前壁部から遠ざかった状態との間で回動可能に設けられており、
前記第2整流板は、前記第2先端部が前記後壁部に近づいた状態と前記後壁部から遠ざかった状態との間で回動可能に設けられており、
前記固定状態において、前記前方側突出部が前記第1整流板に当接することにより、前記第1整流板が、前記底部よりも下方に位置する部分の前記前壁部を覆う状態が維持され、
前記固定状態において、前記後方側突出部が前記第2整流板に当接することにより、前記第2整流板が、前記底部よりも下方に位置する部分の前記後壁部を覆う状態が維持される、請求項1または2に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置が搭載された車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特開2020-58150号公報には、車両に搭載された電池が、搭載用電池であるかを判定可能に設けられた車両搭載電池判定システムが開示されている。
【0003】
具体的には、電池パック側に電池の情報を記憶する第1記憶部を有する第1制御装置を設けられており、車両側に、第1制御装置と通信可能に設けられ、車両に搭載されるべき搭載用電池の情報を記憶する第2制御装置を設けられている。
【0004】
第1制御装置および第2制御装置は、電池パックが車両に搭載された状態で、第1記憶部に記憶されている電池の情報と第2記憶部に記憶されている搭載用電池の情報との比較により、電池が搭載用電池であるかを判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-58150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
車両の航続を安定させるために、車両に搭載された電池(蓄電装置)を新しい電池に交換する場合がある。この場合には、車体の底部側に電池を交換可能に取り付けることで、車両の外部から電池の交換作業を容易に行なうことができる。
【0007】
しかしながら、車体の底部に電池を取り付ける場合には、電池の下面側が、車体の底部よりも下方に突出し、車体の底部と電池の下面とがフラットにならないことがある。この場合には、車体の底部と電池の下面との間に形成される段差によって、走行抵抗が発生することが懸念される。
【0008】
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、蓄電装置を交換可能に取り付けることができ、かつ、蓄電装置のうち車体の底部から下方に突出する部分による走行抵抗を軽減可能な車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に基づく車両は、底部を有する車体と、上記車体の前後方向に相対する前壁部および後壁部、ならびに下面を有する本体部を含み、上記底部に交換可能に固定された蓄電装置と、上記底部から下方側に離れた位置に先端部を有する整流板とを備える。上記本体部の上記下面側には、上記前後方向に沿って上記本体部から突出する突出部が設けられている。上記蓄電装置が上記車体に固定された固定状態において、上記本体部の上記下面は上記底部よりも下方に位置する。上記整流板は、上記前後方向において上記前壁部および上記後壁部の少なくとも一方に対向可能に設けられ、かつ、上記先端部が上記蓄電装置に近づいた状態と上記蓄電装置から遠ざかった状態との間で回動可能に設けられている。上記固定状態において、上記突出部が上記整流板に当接することにより、上記整流板が、上記底部よりも下方に位置する部分の上記前壁部および上記後壁部の少なくとも一方を覆う状態が維持される。
【0010】
上記構成によれば、蓄電装置を取り外して下方に移動させる際には、整流板が蓄電装置(より特定的には前壁部または後壁部)から離れる方向に回動することで、容易に蓄電装置を移動させることができる。さらに、蓄電装置を取り付ける場合には、蓄電装置に設けられた突出部を整流板に当接した状態で上方に蓄電装置を移動させて車体の所定の場所に蓄電装置を固定する。この際、整流板が蓄電装置(より特定的には前壁部または後壁部)に近づくように回動し、突出部が整流板の先端部側を支持することにより、整流板が、車体の底部よりも下方に位置する部分の前壁部および後壁部の少なくとも一方を覆う状態が維持される。これにより、蓄電装置に沿って流れる気流を調整し、走行抵抗を軽減することができる。また、このように回動可能に設けられた整流板によって、蓄電装置の交換が可能となり、蓄電装置を取り付ける際には、上記突出部を整流板に当接させることで、整流板を所定の位置に容易に配置することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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