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公開番号2024027473
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2022130293
出願日2022-08-17
発明の名称乗員保護装置
出願人豊田合成株式会社
代理人個人
主分類B60R 21/18 20060101AFI20240222BHJP(車両一般)
要約【課題】エアバッグの本体部の先端側が下方に傾くことを抑制することができる乗員保護装置を提供する。
【解決手段】乗員保護装置は、膨張用ガスが供給されることにより膨張して乗員を受け止めるバッグ本体部30aと、インフレーターに接続され、ラップベルト部13に沿って延び、インフレーターから放出される膨張用ガスをバッグ本体部30aまで案内してバッグ本体部30aに膨張用ガスを流入させる導管部30bとを有し、ラップベルト部13に設けられたエアバッグ30を備え、バッグ本体部30aが膨張した状態において、シートの左右方向における導管部30bのタング側の端部である先端部30bx1は、バッグ本体部30aのタング側の端部である先端部30ax1と同等か、先端部30ax1よりもタングに近い位置まで延びている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
シートに着座した乗員を保護するための乗員保護装置であって、
タングと、前記タングが結合されるバックルと、前記タングが前記バックルに結合された状態において前記シートに着座した前記乗員の腰部を拘束するラップベルト部と、を少なくとも有するシートベルトと、
膨張用ガスを放出するインフレーターと、
前記ラップベルト部に設けられたエアバッグであって、前記膨張用ガスが供給されることにより膨張して前記乗員を受け止める本体部と、前記インフレーターに接続され、前記ラップベルトに沿って延び、前記インフレーターから放出される前記膨張用ガスを前記本体部の流入口まで案内して前記本体部に前記膨張用ガスを流入させる導管部と、を有するエアバッグと、
を備え、
前記本体部が膨張した状態において、前記シートの左右方向における前記導管部の前記タング側の端部は、前記本体部の前記タング側の端部と同等か、前記本体部の前記タング側の端部よりも前記タングに近い位置まで延びていることを特徴とする乗員保護装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
シートに着座した乗員を保護するための乗員保護装置であって、
タングと、前記タングが結合されるバックルと、前記タングが前記バックルに結合された状態において前記シートに着座した前記乗員の腰部を拘束するラップベルト部と、を少なくとも有するシートベルトと、
膨張用ガスを放出するインフレーターと、
前記ラップベルト部に設けられたエアバッグであって、前記膨張用ガスが供給されることにより膨張して前記乗員を受け止める本体部と、前記インフレーターに接続され、前記ラップベルトに沿って延び、前記インフレーターから放出される前記膨張用ガスを前記本体部の流入口まで案内して前記本体部に前記膨張用ガスを流入させる導管部と、を有するエアバッグと、
を備え、
前記本体部が膨張した状態において、前記導管部と前記本体部との接触領域における前記導管部の前記シートの左右方向の前記タング側の端部は、前記接触領域における前記導管部の前記左右方向の前記インフレーター側の端部よりも、前記シートの前後方向の幅が広い形状であることを特徴とする乗員保護装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに着座した乗員を保護するための乗員保護装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、シートに着座した乗員を保護するための構成として、シートベルトが広く用いられている。また特許文献1では、シートベルトの装着時において乗員の腰部を拘束するラップベルト部にエアバッグを設ける構成が記載されている。特許文献1に記載のエアバッグは、膨張用ガスが供給されることにより膨張して乗員を受け止める本体部と、インフレーターから放出される膨張用ガスを本体部まで案内する導管部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-66425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
導管部は、シートの左右方向におけるタング側の端部である先端部において上面と底面とを連結させる必要があることから、先端側が次第に収束して鉛直方向の幅が狭くなる。ここで特許文献1の構成では、エアバッグの本体部が膨張した状態において、導管部の先端部が、シートの左右方向における本体部のタング側の端部である先端部よりもタングから離れた位置に位置している。このような構成では、膨張した状態の本体部と導管部との接触領域内に導管部の先端側の収束開始点が位置しやすくなることから、本体部の先端側が導管部の先端側の形状に沿って下方に下がり、本体部が傾いてしまうおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、エアバッグの本体部の先端側が下方に傾くことを抑制することができる乗員保護装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明の代表的な構成は、シートに着座した乗員を保護するための乗員保護装置であって、タングと、前記タングが結合されるバックルと、前記タングが前記バックルに結合された状態において前記シートに着座した前記乗員の腰部を拘束するラップベルト部と、を少なくとも有するシートベルトと、膨張用ガスを放出するインフレーターと、前記ラップベルト部に設けられたエアバッグであって、前記膨張用ガスが供給されることにより膨張して前記乗員を受け止める本体部と、前記インフレーターに接続され、前記ラップベルトに沿って延び、前記インフレーターから放出される前記膨張用ガスを前記本体部の流入口まで案内して前記本体部に前記膨張用ガスを流入させる導管部と、を有するエアバッグと、を備え、前記本体部が膨張した状態において、前記シートの左右方向における前記導管部の前記タング側の端部は、前記本体部の前記タング側の端部と同等か、前記本体部の前記タング側の端部よりも前記タングに近い位置まで延びていることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、ラップベルトに設けられたエアバッグの本体部が膨張した状態において、シートの左右方向におけるエアバッグの導管部のタング側の端部が、本体部のタング側の端部と同等か、本体部のタング側の端部よりもタングに近い位置まで延びている。これにより導管部の先端側(タング側の端部側)の収束開始点の位置を、膨張した状態の本体部と導管部との接触領域よりもタング側の接触領域外にシフトさせやすくなる。このため、膨張した状態の本体部が、導管部の先端側の形状に沿って下方に下がりにくくなり、本体部の先端側(タング側の端部側)が下方に傾くことを抑制することができる。
【0008】
また、上記課題を解決するための本発明の他の構成は、シートに着座した乗員を保護するための乗員保護装置であって、タングと、前記タングが結合されるバックルと、前記タングが前記バックルに結合された状態において前記シートに着座した前記乗員の腰部を拘束するラップベルト部と、を少なくとも有するシートベルトと、膨張用ガスを放出するインフレーターと、前記ラップベルト部に設けられたエアバッグであって、前記膨張用ガスが供給されることにより膨張して前記乗員を受け止める本体部と、前記インフレーターに接続され、前記ラップベルトに沿って延び、前記インフレーターから放出される前記膨張用ガスを前記本体部の流入口まで案内して前記本体部に前記膨張用ガスを流入させる導管部と、を有するエアバッグと、を備え、前記本体部が膨張した状態において、前記導管部と前記本体部との接触領域における前記導管部の前記シートの左右方向の前記タング側の端部は、前記接触領域における前記導管部の前記左右方向の前記インフレーター側の端部よりも、前記シートの前後方向の幅が広い形状であることを特徴とする。
【0009】
エアバッグの導管部は、シートの前後方向の両端部において上面と底面とを連結させる必要があることから、導管部の先端側と同様に、前記前後方向の一端側と他端側がそれぞれ次第に収束して鉛直方向の幅が狭くなる。ここでエアバッグの導管部と本体部との接触領域における導管部の前記左右方向のインフレーター側の端部は、当該接触領域が導管部の先端側(タング側の端部側)まで延びていることから、導管部の先端側の収束開始点から離れた位置にあるため、前記前後方向の一端側と他端側では次第に収束するものの、鉛直方向の幅が狭くなりにくい。また、本発明によれば、本体部が膨張した状態において、導管部と本体部との接触領域における導管部の前記左右方向のタング側の端部が、当該接触領域におけるインフレーター側の端部よりも、前記前後方向の幅が広い形状となっている。このため、当該接触領域における導管部のタング側の端部が導管部の先端側の収束開始点付近に位置する場合であっても、当該接触領域のタング側の端部における前記前後方向の一端側と他端側の収束開始点を当該接触領域外にシフトさせやすくなる。これにより当該接触領域における導管部のタング側の端部における鉛直方向の幅を前記前後方向の両端部において広く保ちやすくなる。従って、膨張した状態の本体部が、導管部の先端側の形状に沿って下方に下がりにくくなり、本体部の先端側が下方に傾くことを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施形態に係る乗員保護装置を搭載したシートの斜視図である。
乗員保護装置を搭載したシートの左側面図である。
乗員保護装置を搭載したシートの正面図である。
乗員保護装置を搭載したシートの左側面図である。
図3に示すA-A部を切断したバッグ組付体の断面図である。
エアバッグが膨張した状態のバッグ組付体を下側から見た斜視図である。
エアバッグを構成するバッグ本体部と導管部の展開平面図である。
エアバッグの膨張完了時のバッグ本体部と導管部を後方から見た図である。
エアバッグの膨張完了時のバッグ本体部と導管部を後方から見た図である。
本発明の第2実施形態に係る乗員保護装置におけるエアバッグの膨張完了時のバッグ本体部と導管部を下方から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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