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公開番号2024056590
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163609
出願日2022-10-11
発明の名称車両用ドア構造
出願人株式会社SUBARU
代理人個人
主分類B60J 5/04 20060101AFI20240416BHJP(車両一般)
要約【課題】ドアサッシュの車両後部上方側角部からの浸水を防止しつつ、その剛性を向上させる。
【解決手段】車両用ドア1のドアサッシュ部100において、アウタドアサッシュ部110と、アウタドアサッシュ部110の車幅方向内側に結合されているインナドアサッシュ部120と、ドアサッシュ部100の車両後方側において、車両上下方向に延在し、アウタドアサッシュ部110とインナドアサッシュ部120の間に挟まれて結合されている補助ブラケット130と、を備え、補助ブラケット130は、ドアサッシュ部100の車両後部上方側角部USにおいて、アウタドアサッシュ部110とインナドアサッシュ部120との隙間GPを覆うように配設されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両用ドアの車両上方側に設けられ、ドアウインドウ部を囲んで設けられているドアサッシュ部において、
前記ドアウインドウ部のガラスガイドを形成し、前記ドアサッシュ部の車幅方向外側に配設されたアウタドアサッシュ部と、
前記ドアサッシュ部の車幅方向内側に配設され、前記アウタドアサッシュ部の車幅方向内側に結合されているインナドアサッシュ部と、
前記ドアサッシュ部の車両後方側において、車両上下方向に延在し前記アウタドアサッシュ部と前記インナドアサッシュ部の間に挟まれて結合されている補助ブラケットと、
を備え、
前記補助ブラケットは、前記ドアサッシュ部の車両後部上方側角部において、前記アウタドアサッシュ部と前記インナドアサッシュ部との隙間を覆うように配設されていることを特徴とする車両用ドア構造。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記アウタドアサッシュ部と前記補助ブラケットとの結合部と、前記インナドアサッシュ部と前記補助ブラケットとの結合部と、の間には、前記補助ブラケットと前記インナドアサッシュ部とに挟まれた内部空間が車幅方向に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ドア構造。
【請求項3】
前記補助ブラケットと前記アウタドアサッシュ部および前記インナドアサッシュ部との結合部において、その車両上下方向に隣接する結合部の間隔は、前記ドアサッシュ部の車両上方側の間隔よりも車両下方側の間隔のほうが狭い間隔となっていることを特徴とする請求項1または2いずれかに記載の車両用ドア構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ドア構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、車両用ドアは、ドアアウタパネルとドアインナパネルとを合わせたドア本体の車両上方部に、ドアガラスを囲むサッシュを取り付けたサッシュ付ドアが広く用いられている。この種のドアでは、ドアが閉じられた際に外部からの雨水等の浸入を防ぐために、サッシュと車両本体との間に、ウェザーストリップ等が装着されている。そして、ウェザーストリップが、サッシュと車両本体との間に密着することにより、外部からの水滴等の浸入等を防いでいる。
また、サッシュは、アウタサッシュとインナサッシュとが結合され、アウタサッシュには、ドアガラスを摺動案内するガラスランが形成され、インナサッシュには、ウェザーストリップを取り付けるクリップ取付孔等が形成されている。
【0003】
一方で、車両用ドアには、ドアガラスからの荷重、ドアの開閉時の荷重、衝突発生時の荷重等が伝達される。そして、車両用ドアを構成する部材には、伝達される荷重に耐えうる強度が必要になってくる。
【0004】
そのため、例えば、特許文献1においては、車両用ドアにおいて、ドアガラスの縁部を昇降可能に保持するチャンネル部を有する第1のフレーム部材(アウタサッシュ)と、第1のフレーム部材のチャンネル部に対して車内側に突出する突出部を有する第2のフレーム部材(インナサッシュ)とを組み合わせて立柱サッシュ(ドアサッシュ)を構成し、立柱サッシュとドアパネルを接合させるブラケットに、ドアパネルへの固定部から上方に突出して第1のフレーム部材と第2のフレーム部材との間に挿入されるフレーム接合部(ブラケット)を設けることにより、車両用ドアフレームを補剛する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-55704号公開
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の技術におけるアウタサッシュとインナサッシュとを補剛するブラケットを用いた構成では、リアサイドサッシュ、ドアパネル等、あるいは、アウタサッシュとインナサッシュとが結合された際に生じる隙間等から雨水等が浸入する虞があった。また、アウタサッシュがロール成型により加工された部材である場合には、車両用ドアの車両後部上方側角部において、アウタサッシュとインナサッシュとの隙間等から雨水等が浸入する虞があった。
【0007】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、ドアサッシュの車両後部上方側角部からの浸水を防止しつつ、その剛性を向上させる車両用ドア構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
形態1;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、車両用ドアの車両上方側に設けられ、ドアウインドウ部を囲んで設けられているドアサッシュ部において、前記ドアウインドウ部のガラスガイドを形成し、前記ドアサッシュ部の車幅方向外側に配設されたアウタドアサッシュ部と、前記ドアサッシュ部の車幅方向内側に配設され、前記アウタドアサッシュ部の車幅方向内側に結合されているインナドアサッシュ部と、前記ドアサッシュ部の車両後方側において、車両上下方向に延在し前記アウタドアサッシュ部と前記インナドアサッシュ部の間に挟まれて結合されている補助ブラケットと、を備え、前記補助ブラケットは、前記ドアサッシュ部の車両後部上方側角部において、前記アウタドアサッシュ部と前記インナドアサッシュ部との隙間を覆うように配設されている車両用ドア構造を提案している。
【0009】
形態2;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記アウタドアサッシュ部と前記補助ブラケットとの結合部と、前記インナドアサッシュ部と前記補助ブラケットとの結合部と、の間には、前記補助ブラケットと前記インナドアサッシュ部とに挟まれた内部空間が車幅方向に形成されている車両用ドア構造を提案している。
【0010】
形態3;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記補助ブラケットと前記アウタドアサッシュ部および前記インナドアサッシュ部との結合部において、その車両上下方向に隣接する結合部の間隔は、前記ドアサッシュ部の車両上方側の間隔よりも車両下方側の間隔のほうが狭い間隔となっている車両用ドア構造を提案している。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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