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公開番号2024056515
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163450
出願日2022-10-11
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/90 20180101AFI20240416BHJP(車両一般)
要約【課題】側面衝突時にバックルの操作がし難くなることを抑制する。
【解決手段】車両10は、車体14と、シートベルト装置18と、シート16と、を備えている。車体14は、キャビン12を有し、サイドドア22によって開閉されるサイドドア開口部20が車幅方向の側部14Rに形成されている。シートベルト装置18は、シートベルト18Aと、タングプレート18Bと、バックル18Cと、を備えている。シート16には、シートベルト装置18が搭載されていると共にシート幅方向一方側にバックル18Cが固定されている。また、シート16は、キャビン12のフロア30に車両上下方向を軸方向として回転可能に取付けられている。シート16は、車両後方側へ向けられた状態でシート幅方向一方側が車体14の車幅方向の側部14R側へ配置され、車両後方側へ向けられた状態でバックル18Cとサイドドア開口部20とが車幅方向に重ならない位置に配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
乗員が乗車するキャビンを有し、サイドドアによって開閉されるサイドドア開口部が車幅方向の側部に形成された車体と、
帯状に形成されたシートベルトと、前記シートベルトが挿通されたタングプレートと、前記タングプレートが係合するバックルと、を備えたシートベルト装置と、
前記シートベルト装置が搭載されていると共にシート幅方向一方側に前記バックルが固定され、前記キャビンのフロアに車両上下方向を軸方向として回転可能に取付けられ、車両後方側へ向けられた状態でシート幅方向一方側が前記車体の車幅方向の側部側へ配置され、かつ車両後方側へ向けられた状態で前記バックルと前記サイドドア開口部とが車幅方向に重ならない位置に配置されるシートと、
を備えた車両。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記シートは、前記キャビンのフロアに対して車両前後方向に移動不能の状態で前記キャビンのフロアに取付けられている請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記シートを車両前後方向に移動可能に支持する前後スライド支持部と、
作動することで前記シートを車両前後方向に移動させる前後スライドアクチュエータと、
前記前後スライドアクチュエータを制御するシート制御部と、
をさらに備え、
前記シートが車両後方側へ向けられていることが前記シート制御部によって検出されると、前記シート制御部は、前記前後スライドアクチュエータを作動させて、前記バックルと前記サイドドア開口部とが車幅方向に重ならない位置に前記シートを移動させる請求項1に記載の車両。
【請求項4】
前記シートを車両前後方向に移動可能に支持する前後スライド支持部をさらに備え、
前記シートが車両後方側へ向けられている状態では、前記前後スライド支持部によって許容される前記シートの移動範囲が、前記バックルと前記サイドドア開口部とが車幅方向に重ならない位置の範囲内に制限される請求項1に記載の車両。
【請求項5】
前記シートを車両前後方向に移動可能に支持する前後スライド支持部をさらに備え、
前記シートが車両前方側へ向けられている状態では、前記前後スライド支持部による前記シートの移動が許容され、
前記シートが車両後方側へ向けられている状態では、前記前後スライド支持部による前記シートの移動が制限される請求項1に記載の車両。
【請求項6】
前記シートが車両後方側へ向けられている状態で、前記車体の車幅方向の側部の骨格を構成する車体骨格部と前記バックルとが車幅方向に重なる位置に前記シートが配置される請求項1に記載の車両。
【請求項7】
乗員が乗車するキャビンを有し、サイドドアによって開閉されるサイドドア開口部が車幅方向の側部に形成された車体と、
帯状に形成されたシートベルトと、前記シートベルトが挿通されたタングプレートと、前記タングプレートが係合するバックルと、を備えたシートベルト装置と、
前記シートベルト装置が搭載されていると共にシート幅方向一方側に前記バックルが固定され、前記キャビンのフロアに車両上下方向を軸方向として回転可能に取付けられ、車両後方側へ向けられた状態でシート幅方向一方側が前記車体の車幅方向の側部側へ配置され、かつ車両後方側へ向けられた状態で前記バックルと前記サイドドア開口部とが車幅方向に重ならない位置に配置可能となっているシートと、
車両の走行を制御する走行制御部と、
を備え、
前記シートが車両後方側へ向けられている状態で前記バックルと前記サイドドア開口部とが車幅方向に重なる位置に前記シートが配置されていることが前記走行制御部によって検出されると、前記走行制御部は、警告信号の出力、前記車両の走行速度の制限及び前記車両の加速度の制限の少なくとも1つを行う車両。
【請求項8】
前記走行制御部は、前記車両が自動運転の車両のみが走行可能な道路上に位置している場合及び前記車両が位置している道路の制限速度が定められた速度以下の場合の少なくとも一方の場合に、前記警告信号の出力、前記車両の走行速度の制限及び前記車両の加速度の制限についての制御を停止する請求項7に記載の車両。
【請求項9】
乗員が乗車するキャビンを有し、サイドドアによって開閉されるサイドドア開口部が車幅方向の側部に形成された車体と、
帯状に形成されたシートベルトと、前記シートベルトが挿通されたタングプレートと、前記タングプレートが係合するバックルと、を備えたシートベルト装置と、
前記シートベルト装置が搭載されていると共にシート幅方向一方側に前記バックルが固定され、前記キャビンのフロアに取付けられたシートと、
前記シートを車幅方向に移動可能に支持する左右スライド支持部と、
作動することで前記シートを車幅方向に移動させる左右スライドアクチュエータと、
前記左右スライドアクチュエータを制御するシート制御部と、
を備え、
前記バックルと前記サイドドアとの間の間隔が定められた間隔未満となっていることが前記シート制御部によって検出されると、前記シート制御部は、前記左右スライドアクチュエータを作動させて、前記バックルと前記サイドドアとの間の間隔が定められた間隔以上となる位置に前記シートを移動させる車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、運転席等のシートを車両平面視で回転させることにより、運転席等のシートを車両の前方側に向けた状態と車両の後方側に向けた状態とに切り替えることができる車両が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-039400号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、着座乗員に装着されるシートベルトと、シートベルトが挿通されたタングプレートと、タングプレートが係合するバックルと、を備えたシートベルト装置が搭載されたシートが車両平面視で回転すると、バックルが車両のサイドドア側に配置されることが考えられる。この場合、車両が側面衝突すると、サイドドアが車室内側に変位して、バックルとサイドドアとの間のクリアランスが小さくなることが考えられる。その結果、バックルの操作がし難くなることが考えられる。一例として、バックルのボタンを押すことが難しくなることが考えられる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、側面衝突時にバックルの操作がし難くなることを抑制することができる車両を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の車両は、乗員が乗車するキャビンを有し、サイドドアによって開閉されるサイドドア開口部が車幅方向の側部に形成された車体と、帯状に形成されたシートベルトと、前記シートベルトが挿通されたタングプレートと、前記タングプレートが係合するバックルと、を備えたシートベルト装置と、前記シートベルト装置が搭載されていると共にシート幅方向一方側に前記バックルが固定され、前記キャビンのフロアに車両上下方向を軸方向として回転可能に取付けられ、車両後方側へ向けられた状態でシート幅方向一方側が前記車体の車幅方向の側部側へ配置され、かつ車両後方側へ向けられた状態で前記バックルと前記サイドドア開口部とが車幅方向に重ならない位置に配置されるシートと、を備えている。
【0007】
第1の態様の車両によれば、キャビンのフロアに取付けられたシートを車両の上下方向を軸方向として回転させることで、シートを車両後方側へ向けることができる。また、このシートに着座した乗員がタングプレートをバックルに係合することで、シートベルトがシートに着座した乗員に装着される。ここで、シートが車両後方側へ向けられた状態では、シートのシート幅方向一方側が車体の車幅方向の側部側(サイドドア側)へ配置される。すなわち、シートに固定されたバックルが車体の車幅方向の側部側へ配置される。また、シートが車両後方側へ向けられた状態では、バックルとサイドドア開口部とが車幅方向に重ならない位置にシートが配置される。これにより、側面衝突時にサイドドアがキャビン側へ変位したとしても、サイドドアとバックルとの間のクリアランスが確保される。その結果、側面衝突時にバックルの操作がし難くなることを抑制することができる。
【0008】
第2の態様の車両は、第1の態様の車両において、前記シートは、前記キャビンのフロアに対して車両前後方向に移動不能の状態で前記キャビンのフロアに取付けられている。
【0009】
第2の態様の車両によれば、シートの車両前後方向への移動に伴い、バックルとサイドドア開口部とが車幅方向に重なることを防止することができる。
【0010】
第3の態様の車両は、第1の態様の車両において、前記シートを車両前後方向に移動可能に支持する前後スライド支持部と、作動することで前記シートを車両前後方向に移動させる前後スライドアクチュエータと、前記前後スライドアクチュエータを制御するシート制御部と、をさらに備え、前記シートが車両後方側へ向けられていることが前記シート制御部によって検出されると、前記シート制御部は、前記前後スライドアクチュエータを作動させて、前記バックルと前記サイドドア開口部とが車幅方向に重ならない位置に前記シートを移動させる。
(【0011】以降は省略されています)

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