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公開番号2024056475
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163373
出願日2022-10-11
発明の名称印刷用カセット
出願人ブラザー工業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類B41J 15/04 20060101AFI20240416BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】搬送方向を変えるためのガイドにおけるテープの摩擦抵抗を抑制できる印刷用カセットを提供する。
【解決手段】本開示は、テープロールとケースとを備える印刷用カセットである。ケースは、第1方向においてテープロールと同じ位置に配置された第1ガイドと、第1方向においてテープロールと異なる位置に配置された第2ガイドとを有する。第1ガイドは、第1方向に対し傾斜する第1中心軸を有する仮想の第1円柱の外周面の一部の形状を有する第1ガイド面を有する。第2ガイドは、第1方向に対し傾斜する第2中心軸を有する仮想の第2円柱の外周面の一部の形状を有する第2ガイド面を有する。第2中心軸は、第1中心軸と同一仮想平面上に存在しない。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向と平行な軸心周りに印刷に供されるテープが巻回されたテープロールと、
前記テープロールを収容するケースと、
を備え、
前記ケースは、
少なくとも一部が前記第1方向において前記テープロールと同じ位置に配置されると共に、前記テープロールから引き出された前記テープの搬送方向のうち前記第1方向と平行な第1成分と前記第1方向と直交する第2成分との双方を変更するように前記テープをガイドする第1ガイドと、
前記第1方向において前記テープロールと異なる位置に配置されると共に、前記第1ガイドによってガイドされた前記テープの搬送方向のうち前記第1成分と前記第2成分との双方を変更するように前記テープをガイドする第2ガイドと、
を有し、
前記第1ガイドは、前記第1方向に対し傾斜する第1中心軸を有する仮想の第1円柱又は仮想の第1楕円柱の外周面の一部の形状を有する第1ガイド面を有し、
前記第2ガイドは、前記第1方向に対し傾斜する第2中心軸を有する仮想の第2円柱又は仮想の第2楕円柱の外周面の一部の形状を有する第2ガイド面を有し、
前記第2中心軸は、前記第1中心軸と同一仮想平面上に存在しない、印刷用カセット。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1中心軸は、前記第1方向に沿って前記第2ガイドに近づくに連れて、前記テープロールの軸心から離れるように傾斜する、請求項1に記載の印刷用カセット。
【請求項3】
前記第2中心軸は、前記第1方向に沿って前記第1ガイドに近づくに連れて、前記テープロールの軸心から離れるように傾斜する、請求項1に記載の印刷用カセット。
【請求項4】
前記ケースは、少なくとも一部が前記第1方向において前記テープロールと同じ位置に配置されると共に、前記テープロールから引き出された前記テープの搬送方向のうち前記第2成分を変更するように前記テープをガイドする第3ガイドを有し、
前記第3ガイドは、前記第1方向と平行な第3中心軸を有する仮想の第3円柱又は仮想の第3楕円柱の外周面の一部の形状を有する第3ガイド面を有し、
前記第1ガイドは、前記第3ガイドによってガイドされた前記テープをガイドする、請求項1に記載の印刷用カセット。
【請求項5】
前記ケースは、前記第1方向において前記テープロールと異なる位置に配置されると共に、前記第2ガイドによってガイドされた前記テープの搬送方向のうち前記第2成分を変更するように前記テープをガイドする第4ガイドを有し、
前記第4ガイドは、前記第1方向と平行な第4中心軸を有する仮想の第3円柱又は仮想の第3楕円柱の外周面の一部の形状を有する第4ガイド面を有する、請求項4に記載の印刷用カセット。
【請求項6】
前記第3ガイドと前記第1ガイドとの間の第1領域における前記テープの第1幅方向と、前記第2ガイドと前記第4ガイドとの間の第2領域における前記テープの第2幅方向とは、平行である、請求項5に記載の印刷用カセット。
【請求項7】
前記第1領域における前記テープの第1搬送方向と、前記第2領域における前記テープの第2搬送方向とは、平行である、請求項6に記載の印刷用カセット。
【請求項8】
前記第1搬送方向及び前記第2搬送方向は、前記第1方向と直交する、請求項7に記載の印刷用カセット。
【請求項9】
前記第1中心軸は、前記第1幅方向及び前記第1領域における前記テープの第1搬送方向の双方を含む第1仮想平面と平行であり、かつ、前記第1幅方向に対し傾斜し、
前記第2中心軸は、前記第2幅方向及び前記第2領域における前記テープの第2搬送方向の双方を含む第2仮想平面と平行であり、かつ、前記第2幅方向に対し傾斜する、請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の印刷用カセット。
【請求項10】
前記テープロールと前記第3ガイドとの間の領域における前記テープの第3搬送方向は、前記第1方向と直交する、請求項4から請求項8のいずれか1項に記載の印刷用カセット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷用カセットに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
印刷用テープに印刷を行う印刷装置では、印刷用テープを収容した印刷用カセットを印刷装置本体に着脱可能である。このような印刷用カセットにおいて、2つのガイドを用いて印刷用テープの搬送方向を変える構成が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-196804号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の印刷用カセットでは、印刷用テープの搬送路をテープロールの軸方向及びこの軸方向と直交する方向の双方に変更するためには、それぞれのガイドに対する巻き付け角度(つまり巻き付け範囲)を大きくする必要がある。そのため、印刷用テープの搬送時の摩擦抵抗が大きくなる。
【0005】
本開示の一局面は、搬送方向を変えるためのガイドにおけるテープの摩擦抵抗を抑制できる印刷用カセットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、第1方向と平行な軸心周りに印刷に供されるテープが巻回されたテープロールと、テープロールを収容するケースと、を備える印刷用カセットである。
【0007】
ケースは、少なくとも一部が第1方向においてテープロールと同じ位置に配置されると共に、テープロールから引き出されたテープの搬送方向のうち第1方向と平行な第1成分と第1方向と直交する第2成分との双方を変更するようにテープをガイドする第1ガイドと、第1方向においてテープロールと異なる位置に配置されると共に、第1ガイドによってガイドされたテープの搬送方向のうち第1成分と第2成分との双方を変更するようにテープをガイドする第2ガイドと、を有する。
【0008】
第1ガイドは、第1方向に対し傾斜する第1中心軸を有する仮想の第1円柱又は仮想の第1楕円柱の外周面の一部の形状を有する第1ガイド面を有する。第2ガイドは、第1方向に対し傾斜する第2中心軸を有する仮想の第2円柱又は仮想の第2楕円柱の外周面の一部の形状を有する第2ガイド面を有する。第2中心軸は、第1中心軸と同一仮想平面上に存在しない。
【0009】
このような構成によれば、第1中心軸と第2中心軸とがねじれの関係にあることで、第1ガイド及び第2ガイドそれぞれにおけるテープの巻き付け範囲を低減することができる。そのため、搬送されるテープに発生する摩擦抵抗が低減する。その結果、テープを搬送するための駆動力を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態における印刷装置を示す模式的な斜視図である。
図2Aは、図1の印刷装置における印刷装置本体を示す模式的な上面図であり、図2Bは、図2Aの印刷装置本体を示す模式的な斜視図である。
図3A及び図3Bは、図1の印刷装置における印刷用カセットの模式的な斜視図である。
図4は、図3Aの印刷用カセットの模式的な分解斜視図である。
図5は、図3Aの印刷用カセットにおける第1枠部の内部構造を示す模式的な平面図である。
図6は、図3Aの印刷用カセットにおける第2枠部の内部構造を示す模式的な斜視図である。
図7Aは、図3AのVIIA-VIIA線での模式的な断面図であり、図7Bは、図7AのVIIB-VIIB線での模式的な断面図であり、図7Cは、図7BのVIIC-VIIC線での模式的な断面図であり、図7Dは、図7CのVIID-VIID線での模式的な断面図である。
図8A、図8B、図8C、図8D及び図8Eは、第1ガイド及び第2ガイドの配置を説明する模式図である。
図9A、図9B、図9C、図9D及び図9Eは、第1ガイド及び第2ガイドの配置を説明する模式図である。
図10A、図10B、図10C、図10D及び図10Eは、第1ガイド及び第2ガイドの配置を説明する模式図である。
図11A及び図11Bは、図3Aの印刷用カセットとは異なる実施形態における印刷用カセットの模式的な斜視図である。
図12Aは、図3Aの印刷用カセットとは異なる実施形態における印刷用カセットの第2蓋部を外した状態での模式的な斜視図であり、図12Bは、図12Aの印刷用カセットの模式的な平面図であり、図12Cは、図12Aの印刷用カセットの第1蓋部を外した状態での模式的な斜視図であり、図12Dは、図12Cの印刷用カセットの模式的な底面図である。
図13Aは、図3Aの印刷用カセットとは異なる実施形態における印刷用カセットの第2蓋部を外した状態での模式的な斜視図であり、図13Bは、図13Aの印刷用カセットの模式的な平面図であり、図13Cは、図13Aの印刷用カセットの第1蓋部を外した状態での模式的な斜視図であり、図13Dは、図13Cの印刷用カセットの模式的な底面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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