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公開番号2024056255
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163003
出願日2022-10-11
発明の名称印刷用カセット
出願人ブラザー工業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類B41J 17/32 20060101AFI20240416BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】複数のパーツから構成されるケースの強度を維持しつつ、テープの搬送不良を抑制できる印刷用カセットを提供する。
【解決手段】本開示は、第1ケース部と第2ケース部とを跨いでテープを搬送する搬送路を有するケースを備える印刷用カセットである。第1ケース部は、第1壁面に設けられた第1補強部材と、第1壁面に設けられた第1凸部とを有する。第2ケース部は、第2壁面に設けられた第2補強部材と、第2壁面に設けられた第2凸部とを有する。第1補強部材は、第1壁面から第2壁面と重なる位置まで延伸する。第2補強部材は、第2壁面から第1壁面と重なる位置まで延伸する。第1凸部は、第2補強部材の端部の近傍に配置される。第2凸部は、第1補強部材の端部の近傍に配置される。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
ケースと、
前記ケースに少なくとも一部が収容されると共に印刷に供されるテープと、
を備え、
前記ケースは、
第1ケース部と、
前記第1ケース部に連結された第2ケース部と、
前記第1ケース部と前記第2ケース部とを跨いで前記テープを搬送する搬送路と、
を有し、
前記第1ケース部は、
前記搬送路を構成する第1壁面と、
前記第1壁面に設けられた第1補強部材と、
前記第1壁面に設けられた第1凸部と、
を有し、
前記第2ケース部は、
前記第1壁面と共に前記搬送路を構成する第2壁面と、
前記第2壁面に設けられた第2補強部材と、
前記第2壁面に設けられた第2凸部と、
を有し、
前記第1補強部材は、前記第1壁面から、前記第2壁面と重なる位置まで延伸し、
前記第2補強部材は、前記第2壁面から、前記第1壁面と重なる位置まで延伸し、
前記第1凸部は、前記第2補強部材の延伸端部の近傍に配置され、
前記第2凸部は、前記第1補強部材の延伸端部の近傍に配置される、印刷用カセット。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記第1凸部は、前記第2補強部材の前記延伸端部を前記第2補強部材の延伸方向において覆うように配置され、
前記第2凸部は、前記第1補強部材の前記延伸端部を前記第1補強部材の延伸方向において覆うように配置される、請求項1に記載の印刷用カセット。
【請求項3】
前記第1凸部の前記搬送路への突出量は、前記第2補強部材の前記搬送路への突出量よりも大きく、
前記第2凸部の前記搬送路への突出量は、前記第1補強部材の前記搬送路への突出量よりも大きい、請求項1又は請求項2に記載の印刷用カセット。
【請求項4】
前記テープは、前記第1ケース部から前記第2ケース部に向かって搬送され、
前記第1凸部の前記搬送路への突出量は、前記第2補強部材の前記搬送路への突出量よりも大きく、
前記第2凸部の前記搬送路への突出量は、前記第1補強部材の前記搬送路への突出量よりも小さい、請求項1又は請求項2に記載の印刷用カセット。
【請求項5】
前記テープは、前記第1ケース部から前記第2ケース部に向かって搬送され、
前記第1凸部は、前記第2補強部材に近づくに連れて、前記搬送路への突出量が大きくなる、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の印刷用カセット。
【請求項6】
前記テープで構成されたテープロールをさらに備え、
前記テープロールは、前記第1ケース部に収容され、
前記第2ケース部は、前記テープを前記ケースの外部に排出する排出口を有し、
前記テープは、前記搬送路において前記第1補強部材及び前記第2補強部材に対向する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の印刷用カセット。
【請求項7】
前記第1ケース部は、前記第1補強部材と前記第1凸部とが一体化された第1補強構造を有し、
前記第2ケース部は、前記第2補強部材と前記第2凸部とが一体化された第2補強構造を有する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の印刷用カセット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷用カセットに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
テープに印刷を行う印刷装置では、テープを収容したカセットを印刷装置本体に着脱することで、テープの交換及び供給が行われる。このような印刷装置用のカセットにおいて、ケースを複数のパーツから構成し、テープを複数のパーツを跨ぐように搬送する構造が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-53871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数のパーツを連結したケースでは、外側からの押圧力でケースが変形しないようにパーツ同士の連結部分を補強する必要がある。この補強手段として、一方のパーツの壁面から他方のパーツの壁面と重なる位置まで延伸する補強部材を、2つのパーツそれぞれに設けることによる相互支持の構造が考えられる。
【0005】
しかしながら、このような補強部材を設けた場合、テープが補強部材と壁面との間の溝状の隙間に進入するおそれがある。その結果、テープの搬送不良(例えばジャム)や、テープの損傷が発生する。
【0006】
本開示の一局面は、複数のパーツから構成されるケースの強度を維持しつつ、テープの搬送不良を抑制できる印刷用カセットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、ケースと、ケースに少なくとも一部が収容されると共に印刷に供されるテープと、を備える印刷用カセットである。ケースは、第1ケース部と、第1ケース部に連結された第2ケース部と、第1ケース部と第2ケース部とを跨いでテープを搬送する搬送路と、を有する。第1ケース部は、搬送路を構成する第1壁面と、第1壁面に設けられた第1補強部材と、第1壁面に設けられた第1凸部と、を有する。
【0008】
第2ケース部は、第1壁面と共に搬送路を構成する第2壁面と、第2壁面に設けられた第2補強部材と、第2壁面に設けられた第2凸部と、を有する。第1補強部材は、第1壁面から、第2壁面と重なる位置まで延伸する。第2補強部材は、第2壁面から、第1壁面と重なる位置まで延伸する。第1凸部は、第2補強部材の延伸端部の近傍に配置される。
第2凸部は、第1補強部材の延伸端部の近傍に配置される。
【0009】
このような構成によれば、第1補強部材及び第2補強部材によって、第1ケース部と第2ケース部との連結部分が補強される。また、第1凸部によって、第2補強部材と第1壁面との間の隙間へのテープの進入が抑制され、第2凸部によって、第1補強部材と第2壁面との間の隙間へのテープの進入が抑制される。その結果、第1ケース部と第2ケース部とから構成されるケースの強度を維持しつつ、テープの搬送不良を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態における印刷装置を示す模式的な斜視図である。
図2Aは、図1の印刷装置における印刷装置本体を示す模式的な上面図であり、図2Bは、図2Aの印刷装置本体を示す模式的な斜視図である。
図3A及び図3Bは、図1の印刷装置における印刷用カセットの模式的な斜視図である。
図4は、図3Aの印刷用カセットの模式的な分解斜視図である。
図5は、図3Aの印刷用カセットにおける第1枠部の内部構造を示す模式的な平面図である。
図6は、図3Aの印刷用カセットにおける第2枠部の内部構造を示す模式的な斜視図である。
図7Aは、図3AのVIIA-VIIA線での模式的な断面図であり、図7Bは、図7AのVIIB-VIIB線での模式的な断面図であり、図7Cは、図7BのVIIC-VIIC線での模式的な断面図であり、図7Dは、図7CのVIID-VIID線での模式的な断面図である。
図8A及び図8Bは、補強領域の模式的な平面図である。
図9Aは、図8AのIXA-IXA線での模式的な断面図であり、図9Bは、図8AのIXB-IXB線での模式的な断面図である。
図10A、図10B及び図10Cは、図9Aとは異なる実施形態における第1凸部及び第2補強部材の模式的な断面図である。
図11A、図11B及び図11Cは、図9Bとは異なる実施形態における第2凸部及び第1補強部材の模式的な断面図である。
図12A、図12B及び図12Cは、図8Aとは異なる実施形態における補強領域の模式的な平面図である。
図13A、図13B、図13C及び図13Dは、図8Aとは異なる実施形態における補強領域の模式的な平面図である。
図14A、図14B及び図14Cは、図8Aとは異なる実施形態における補強領域の模式的な平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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