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公開番号2024055673
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162774
出願日2022-10-07
発明の名称クッション表皮、シートクッション及び車両用シート
出願人日本発條株式会社,株式会社SUBARU
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/58 20060101AFI20240411BHJP(車両一般)
要約【課題】乗員の車両乗車時にクッション表皮に生じるテンションに起因してクッション表皮に皺が発生することを抑制する。
【解決手段】クッション表皮38は、左右の側面表皮前部40と、左右の側面表皮後部42と、連結部44とを有する。左右の側面表皮前部40は、シートクッションの左右の側面に配置され、シートクッションのクッションフレームに固定される。左右の側面表皮後部42は、左右の側面表皮前部40のシート後方でシートクッションの左右の側面に配置され、左右の側面表皮前部40に繋がると共に、クッションパッド36の後部の下側へ延びる下側延出部42Aを各々が有する。連結部44は、クッションパッド36の後部の下側に配置され、左右の側面表皮後部42の各下側延出部42Aの先端部をシート左右方向に連結する。各下側延出部42Aは、シート前後方向の前側が後側よりもシート左右方向の外側へ向かって幅広に拡大している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両用シートのシートクッションのクッションパッドに被せられるクッション表皮であって、
前記シートクッションの左右の側面に配置され、前記シートクッションのクッションフレームに固定される左右の側面表皮前部と、
前記左右の側面表皮前部のシート後方で前記シートクッションの左右の側面に配置され、前記左右の表皮側面前部に繋がると共に、前記クッションパッドの後部の下側へ延びる下側延出部を各々が有する左右の側面表皮後部と、
前記クッションパッドの後部の下側に配置され、前記左右の側面表皮後部の各前記下側延出部の先端部をシート左右方向に連結する連結部と、
を有し、
各前記下側延出部は、シート前後方向の前側が後側よりもシート左右方向の外側へ向かって幅広に拡大しているクッション表皮。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記左右の側面表皮前部は、シート前後方向に沿って配置される1又は複数の固定具にって前記クッションフレームに固定される請求項1に記載のクッション表皮。
【請求項3】
クッションフレームと、
前記クッションフレームに支持されたクッションパッドと、
前記クッションパッドに被せられた請求項1又は請求項2に記載のクッション表皮と、
を備えるシートクッション。
【請求項4】
請求項3に記載のシートクッションと、
前記シートクッションに着座した乗員の背部を支持するシートバックと、
前記乗員の頭部を支持するヘッドレストと、
を備える車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関し、特にシートクッションのクッション表皮に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載されたシートクッションでは、シートクッションフレームにシートクッションパッドが載置され、シートクッションフレームとシートクッションパッドが表皮材で覆われ、表皮材の周縁部に設けられた係止部が、シートクッションフレームに形成された被係止部に係止され、表皮材の後端部の左右両側部に伸縮性のある帯材が架け渡され、表皮材の後端部と帯材とを備えた環状部が、シートクッションパッドの後端部に弾性的に被されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-150916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、乗員の車両乗車時には、乗員の臀部や大腿部がクッション表皮の車外側部分と擦れ合うことにより、クッション表皮の車外側部分が車内側へ変位しようとするが、クッション表皮のクッションフレームへの固定部は変位しないため、クッション表皮の一部にテンションが生じる。そのようなテンションが繰り返し生じることにより、クッション表皮に皺が発生する場合がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、乗員の車両乗車時にクッション表皮に生じるテンションに起因してクッション表皮に皺が発生することを抑制可能なクッション表皮、シートクッション及び車両用シートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様のクッション表皮は、車両用シートのシートクッションのクッションパッドに被せられるクッション表皮であって、前記シートクッションの左右の側面に配置され、前記シートクッションのクッションフレームに固定される左右の側面表皮前部と、前記左右の側面表皮前部のシート後方で前記シートクッションの左右の側面に配置され、前記左右の表皮側面前部に繋がると共に、前記クッションパッドの後部の下側へ延びる下側延出部を各々が有する左右の側面表皮後部と、前記クッションパッドの後部の下側に配置され、前記左右の側面表皮後部の各前記下側延出部の先端部をシート左右方向に連結する連結部と、を有し、各前記下側延出部は、シート前後方向の前側が後側よりもシート左右方向の外側へ向かって幅広に拡大している。
【0007】
第1態様によれば、車両用シートのシートクッションのクッションパッドに被せられるクッション表皮が、左右の側面表皮前部と、左右の側面表皮後部と、連結部とを有している。左右の側面表皮前部は、シートクッションの左右の側面に配置され、前記シートクッションのクッションフレームに固定される。左右の側面表皮後部は、左右の側面表皮前部のシート後方でシートクッションの左右の側面に配置され、左右の側面表皮前部に繋がると共に、クッションパッドの後部の下側へ延びる下側延出部を各々が有する。連結部は、クッションパッドの後部の下側に配置され、左右の側面表皮後部の各下側延出部の先端部をシート左右方向に連結する。これにより、左右の側面表皮後部及び連結部を含むクッション表皮の後部がクッションパッドに拘束される。
【0008】
乗員の車両乗車時には、乗員の臀部や大腿部がクッション表皮の車外側部分と擦れ合うことにより、クッション表皮の車外側部分が車内側へ変位しようとする。この際、クッションフレームに固定されていないクッション表皮の後部が車内側へ変位し易いため、クッション表皮の一部に高いテンションが生じ難くなる。しかも、左右の側面表皮前部に繋がる左右の側面表皮後部の各下側延出部は、シート前後方向の前側が後側よりもシート左右方向の外側へ向かって幅広に拡大しているので、車外側の側面表皮後部が車外側の側面表皮前部の変位に追従し易くなる。その結果、クッション表皮に皺が発生することを抑制可能となる。
【0009】
第2の態様のクッション表皮は、第1の態様において、前記左右の側面表皮前部は、シート前後方向に沿って配置される1又は複数の固定具によって前記クッションフレームに固定される。
【0010】
第2の態様のクッション表皮では、左右の側面表皮前部が、シート前後方向に沿って配置される1又は複数の固定具によってクッションフレームに固定される。これにより、乗員の車両乗車時に、クッション表皮の車外側部分が車内側へ変位し難くなり、かつ、車外側の側面表皮後部が車外側の側面表皮前部の変位に追従することにより、クッション表皮の一部にねじれが生じ難くなる。その結果、クッション表皮に皺が発生することを一層効果的に抑制可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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