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公開番号2024055636
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162728
出願日2022-10-07
発明の名称感熱記録体
出願人大阪シーリング印刷株式会社
代理人弁理士法人G-chemical
主分類B41M 5/337 20060101AFI20240411BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】発色性に優れ、さらに印字保存性に優れた感熱記録体を提供することを目的とする。
【解決手段】感熱記録体1は、基材2上に、感熱記録層3が積層された構成を有する。感熱記録層3は、発色剤と、顕色剤と、保存性向上剤とを含有する。感熱記録層3は、顕色剤として、下記式(1)で表されるジフェニルスルホン化合物を含有し、保存性向上剤として、分子内にフェノール性水酸基を3個以上有する化合物を含有する。
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024055636000017.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">55</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">150</com:WidthMeasure> </com:Image> (上記式(1)中の各記号の定義は、明細書記載の通りである。)
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材上に、感熱記録層が積層された感熱記録体であって、
前記感熱記録層は、発色剤と、顕色剤と、保存性向上剤とを含有し、
前記顕色剤として、下記式(1)で表されるジフェニルスルホン化合物を含有し、
TIFF
2024055636000015.tif
55
150
(式(1)中、R
1
、R
2
、R
3
、R
4
、R
5
、R
6
、R
7
、及びR
8
は、それぞれ独立して、水素原子、又は置換基を示す。R
9
は、水素原子、アルキル基、又はアルケニル基を示す。)
前記保存性向上剤として、分子内にフェノール性水酸基を3個以上有する化合物を含有することを特徴とする、感熱記録体。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記顕色剤として、さらに、下記式(2)で表されるウレアウレタン化合物を含有する、請求項1に記載の感熱記録体。
TIFF
2024055636000016.tif
33
150
【請求項3】
前記感熱記録層の全体に対する前記ジフェニルスルホン化合物の含有量が、10質量%以上40質量%以下である、請求項1又は2に記載の感熱記録体。
【請求項4】
前記感熱記録層の全体に対する前記分子内にフェノール性水酸基を3個以上有する化合物の含有量が、1質量%以上10質量%以下である、請求項1又は2に記載の感熱記録体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、感熱記録体に関し、更に詳しくは、発色性及び印字保存性に優れた感熱記録体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
感熱記録体は、サーマルヘッド等の加熱によって化学反応により発色し、記録画像が得られるものであり、ファクシミリや自動券売機、科学計測機の記録用媒体としてだけではなく、小売店等のPOSシステムの感熱記録ラベル、レシート用紙等として広範な用途に使用されている。
【0003】
上述のように感熱記録体は広範に利用されている。このため、感熱記録体には様々な性能が求められる。例えば、バーコードリーダでバーコードを読み取る際、バーコードリーダによる読み取りの精度が良好となるような発色性が求められる。また、高温・高湿等の過酷な環境下での長期保存時においても、印字部の発色濃度が低下しにくい優れた印字保存性も求められる。
【0004】
発色性、耐水性、耐地肌発色性等に優れる感熱記録体としては、例えば、支持体上に無色ないし淡色の電子供与性のロイコ系染料と電子受容性の顕色剤とを含有する感熱記録層を設けた感熱記録体であって、感熱記録層が、顕色剤として4-ヒドロキシ-4'-プロポキシジフェニルスルホン等のジフェニルスルホン化合物を含有するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-111037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1で使用される顕色剤であるジフェニルスルホン化合物を用いた感熱記録体は、高温・高湿等の過酷な環境下で長期間に保存した場合に、印字部の発色濃度が低下する場合があり、印字保存性が低いという問題があった。
【0007】
本発明は、このような実情に着目してなされたものであって、発色性に優れ、さらに発色濃度が低下しにくい印字保存性にも優れた感熱記録体を提供することを目的とする。
なお、明細書において、「発色性」とは、感熱記録体の加熱により無地部が黒色に変化する能力を意味し、「印字保存性」とは、発色した印字部の濃度(発色濃度)が、各種保存条件で低下しにくい能力を意味するものとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、感熱記録層に、顕色剤として、特定のジフェニルスルホン化合物に加えて、保存性向上剤として、分子内にフェノール性水酸基を3個以上有する化合物を配合することにより、発色性に優れ、さらに発色濃度が低下しにくく、印字保存性にも優れた感熱記録体を提供できることを見出した。本発明は、当該知見に基づき、完成したものである。
【0009】
すなわち、本発明の一の側面は、基材上に、感熱記録層が積層された感熱記録体を提供する。本発明の感熱記録体において、前記感熱記録層は、発色剤と、顕色剤と、保存性向上剤とを含有する。
【0010】
本発明の感熱記録体は、前記顕色剤として、下記式(1)で表されるジフェニルスルホン化合物を含有する。
TIFF
2024055636000002.tif
55
150
(式(1)中、R
1
、R
2
、R
3
、R
4
、R
5
、R
6
、R
7
、及びR
8
は、それぞれ独立して、水素原子、又は置換基を示す。R
9
は、水素原子、アルキル基、又はアルケニル基を示す。)
(【0011】以降は省略されています)

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