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公開番号2024055377
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162246
出願日2022-10-07
発明の名称給気装置
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類B60N 2/90 20180101AFI20240411BHJP(車両一般)
要約【課題】簡易な構成で空気袋に対する給気量を調整できる給気装置を提供する。
【解決手段】給気装置20は、空気を送出するポンプ30と、ポンプ30と第1空気袋41とを接続する接続流路50と、ポンプ30から第1空気袋41に供給される空気を減圧する減圧ジョイント70と、を備える。減圧ジョイント70は、接続流路50の一部を構成する内部流路71と、内部流路71と大気を常に接続し、内部流路71を流れる空気の一部を大気に排出する排気流路72と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
空気袋に空気を供給する給気装置であって、
空気を送出するポンプと、
前記ポンプと前記空気袋とを接続する接続流路と、
前記ポンプから前記空気袋に供給される空気を減圧する減圧ジョイントと、を備え、
前記減圧ジョイントは、前記接続流路の一部を構成する内部流路と、前記内部流路と大気を常に接続し、前記内部流路を流れる空気の一部を大気に排出する排気流路と、を有する
給気装置。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記接続流路は、上流端が前記ポンプに接続される供給流路と、前記内部流路を有し、下流端が前記空気袋に接続される第1流路と、下流端が前記空気袋とは異なる空気の供給対象に接続される第2流路と、を有するものであり、
前記供給流路の下流端、前記第1流路の上流端及び前記第2流路の上流端が接続され、前記供給流路の接続先を前記第1流路及び前記第2流路の一方に切り替える切換弁と、
前記第1流路における前記減圧ジョイントと前記空気袋との間に設けられ、前記減圧ジョイントから前記空気袋に向かう空気の流れを許容する一方で前記空気袋から前記減圧ジョイントに向かう空気の流れを制限する逆止弁と、を備える
請求項1に記載の給気装置。
【請求項3】
前記排気流路の大気側の開口縁は、丸みを帯びている
請求項1又は請求項2に記載の給気装置。
【請求項4】
前記排気流路の流路断面積は、前記内部流路の流路断面積よりも小さい
請求項1又は請求項2に記載の給気装置。
【請求項5】
前記減圧ジョイントにおいて、前記内部流路が延びる方向を軸方向としたとき、
前記減圧ジョイントは、前記排気流路を有する本体部と、前記本体部の前記軸方向における両側に位置する第1基部及び第2基部と、を有し、
前記内部流路は、前記本体部と前記第1基部及び前記第2基部とを貫通し、
前記排気流路は、前記内部流路と交差する方向に延び、
前記本体部における前記排気流路が開口する部分は、当該部分と前記軸方向に隣り合う前記第1基部及び前記第2基部よりも、前記内部流路に向かって凹んでいる
請求項1又は請求項2に記載の給気装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、給気装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、ユーザの着座姿勢を調整できる車両用シートが知られている。例えば、特許文献1に記載の車両用シートは、空気を送出するコンプレッサと、ユーザの腰部を支持する空気袋と、コンプレッサと空気袋を接続する給気路と、給気路に設けられる電磁弁と、ユーザの着座姿勢に関する情報を取得するセンサと、を備える。車両用シートは、センサ値に応じた制御量に基づき、コンプレッサを駆動した状態で電磁弁を開閉する。こうして、車両用シートは、空気袋に空気を供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-49993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような車両用シートは、電磁弁を開閉することにより、空気袋に対する給気量を調整する。車両用シートは、装置の構成を簡素化する点で改善の余地が残されていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
[態様1]上記課題を解決する給気装置は、空気袋に空気を供給する給気装置であって、空気を送出するポンプと、前記ポンプと前記空気袋とを接続する接続流路と、前記ポンプから前記空気袋に供給される空気を減圧する減圧ジョイントと、を備え、前記減圧ジョイントは、前記接続流路の一部を構成する内部流路と、前記内部流路と大気を常に接続し、前記内部流路を流れる空気の一部を大気に排出する排気流路と、を有する。
【0006】
給気装置は、ポンプで空気袋に対して空気を送出することにより、空気袋を膨張させることができる。ポンプと空気袋とを接続する接続流路は、減圧ジョイントの排気流路に接続している。このため、排気流路から空気が排出される点で、ポンプから空気袋に向かう空気の流量が調整される。よって、給気装置は、簡易な構成で、空気袋に対する給気量を調整できる。
【0007】
[態様2]態様1に記載の給気装置において、前記接続流路は、上流端が前記ポンプに接続される供給流路と、前記内部流路を有し、下流端が前記空気袋に接続される第1流路と、下流端が前記空気袋とは異なる空気の供給対象に接続される第2流路と、を有するものであり、前記供給流路の下流端、前記第1流路の上流端及び前記第2流路の上流端が接続され、前記供給流路の接続先を前記第1流路及び前記第2流路の一方に切り替える切換弁と、前記第1流路における前記減圧ジョイントと前記空気袋との間に設けられ、前記減圧ジョイントから前記空気袋に向かう空気の流れを許容する一方で前記空気袋から前記減圧ジョイントに向かう空気の流れを制限する逆止弁と、を備えることが好ましい。
【0008】
給気装置において、ポンプから空気袋に対する給気が完了した場合、逆止弁よりも上流側の第1流路の内圧は大気圧よりも高くなる。この状態が継続すると、第1流路の構成部品に負荷が掛かったり、切換弁に負荷が掛かったりするおそれがある。この点、上記構成の給気装置において、第1流路は、減圧ジョイントの排気流路に接続している。よって、逆止弁よりも上流側の第1流路の内圧は次第に減少する。こうして、給気装置は、第1流路の構成部品に負荷が掛かったり、切換弁に負荷が掛かったりすることを抑制できる。
【0009】
[態様3]態様1又は態様2に記載の給気装置において、前記排気流路の大気側の開口縁は、丸みを帯びていることが好ましい。
給気装置は、排気流路の大気側の開口縁の角が立っている場合と比較して、排気流路から排出される空気によって発生する音を抑制できる。
【0010】
[態様4]態様1~態様3の何れかに記載の給気装置において、前記排気流路の流路断面積は、前記内部流路の流路断面積よりも小さいことが好ましい。
排気流路の流路断面積が内部流路の流路断面積よりも大きい場合、ポンプが送出する空気の多くが、減圧ジョイントの排気流路から排出される。この点、給気装置において、排気流路の流路断面積は内部流路の流路断面積よりも小さい。このため、給気装置は、空気袋に対する空気の流入量が少なくなり過ぎることを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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