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公開番号2024053510
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-15
出願番号2022159855
出願日2022-10-03
発明の名称液体噴射ヘッドの製造方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/16 20060101AFI20240408BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】接着剤を修復、交換することができると共に部品の一部を容易に交換でき、容易に再生することができる液体噴射ヘッドの製造方法を提供する。
【解決手段】第1部品と第2部品とを含む液体噴射ヘッド2の製造方法であって、前記第1部品と前記第2部品とを接着するとともに硬化している接着剤を加熱することによって前記接着剤を可塑化させる加熱工程と、前記加熱工程によって前記第1部品と前記第2部品との接着状態を解除する分解工程と、前記分解工程の後に前記第1部品及び前記第2部品の少なくとも一方を新品に交換する交換工程と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1部品と第2部品とを含む液体噴射ヘッドの製造方法であって、
前記第1部品と前記第2部品とを接着するとともに硬化している接着剤を加熱することによって前記接着剤を可塑化させる加熱工程と、
前記加熱工程によって前記第1部品と前記第2部品との接着状態を解除する分解工程と、
前記分解工程の後に前記第1部品及び前記第2部品の少なくとも一方を新品に交換する交換工程と、
を有することを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記加熱工程は、前記液体噴射ヘッドが内蔵する発熱体に電力を供給することによる前記発熱体の発熱によって前記接着剤を可塑化させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
【請求項3】
前記加熱工程は、前記液体噴射ヘッドの外部に露出されるとともに前記発熱体に電気的に接続された中継配線の端部を介して前記発熱体に電力を供給することによる前記発熱体の発熱によって、前記液体噴射ヘッドの内部に配置された前記接着剤を可塑化させる、
ことを特徴とする請求項2に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
【請求項4】
前記加熱工程は、前記第1部品と前記第2部品とを接着する前記接着剤は可塑化するが前記第1部品及び前記第2部品を可塑化しない温度で、前記第1部品と前記第2部品とを接着する前記接着剤を加熱する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
【請求項5】
前記加熱工程は、前記第1部品と前記第2部品とを接着する前記接着剤は軟化するが前記第1部品を構成する積層部材同士を接着する接着剤を溶融化しない温度で、前記第1部品と前記第2部品とを接着する前記接着剤を加熱する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
【請求項6】
前記加熱工程は、前記第1部品と前記第2部品とを接着する前記接着剤は溶融化するが前記第1部品を構成する積層部材同士を接着する接着剤を溶融化しない温度で、前記第1部品と前記第2部品とを接着する前記接着剤を加熱する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
【請求項7】
前記加熱工程は、前記第1部品と前記第2部品とを接着する前記接着剤は軟化するが前記第1部品を構成する積層部材同士を接着する接着剤を軟化しない温度で、前記第1部品と前記第2部品とを接着する前記接着剤を加熱する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
【請求項8】
前記加熱工程は、前記第1部品と前記第2部品とを接着する前記接着剤は溶融化するが前記第1部品を構成する積層部材同士を接着する接着剤を軟化しない温度で、前記第1部品と前記第2部品とを接着する前記接着剤を加熱する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
【請求項9】
第3部品を更に含む液体噴射ヘッドの製造方法であって、
前記加熱工程は、前記第1部品と前記第3部品とを接着する接着剤は可塑化しないで、前記第1部品と前記第2部品とを接着するとともに硬化している前記接着剤、及び、前記第2部品と前記第3部品とを接着するとともに硬化している接着剤を可塑化させ、
前記分解工程は、前記加熱工程によって、前記第1部品及び前記第3部品と、前記第2部品との接着状態を解除し、
前記交換工程は、前記第1部品及び前記第3部品を含むユニットを新品に交換する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
【請求項10】
第3部品を更に含む液体噴射ヘッドの製造方法であって、
前記加熱工程は、前記第1部品と前記第3部品とを接着する接着剤は可塑化しないで、前記第1部品と前記第2部品とを接着するとともに硬化している前記接着剤、及び、前記第2部品と前記第3部品とを接着するとともに硬化している接着剤を可塑化させ、
前記分解工程は、前記加熱工程によって、前記第2部品と、前記第1部品及び前記第3部品との接着状態を解除し、
前記交換工程は、前記第2部品を新品に交換する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドの製造方法に関し、特に液体としてインクを噴射するインクジェット式記録ヘッドの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、圧電アクチュエーターや発熱素子等の圧力発生手段によって液体に圧力変化を生じさせることで、ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドが知られている。
【0003】
液体噴射ヘッドとしては、液体を噴射するノズルが設けられたノズルプレートおよびノズルに連通する流路が形成された流路部材が積層されたヘッドチップと、ヘッドチップが固定されるとともにノズルを露出するための開口部が形成された固定板と、ノズルプレートと固定板の開口部の内周面との間を閉塞する充填剤と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-188887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、液体噴射ヘッドを構成する部品同士が接着剤で接合されているため、液体噴射ヘッドの一部の部品、例えば、固定板、ヘッドチップ、充填剤などが故障した場合に、一部の部品の交換または修復を行うことが困難で、液体噴射ヘッドを再生するのが難しいという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する本発明の態様は、第1部品と第2部品とを含む液体噴射ヘッドの製造方法であって、前記第1部品と前記第2部品とを接着するとともに硬化している接着剤を加熱することによって前記接着剤を可塑化させる加熱工程と、前記加熱工程によって前記第1部品と前記第2部品との接着状態を解除する分解工程と、前記分解工程の後に前記第1部品及び前記第2部品の少なくとも一方を新品に交換する交換工程と、を有することを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法にある。
【0007】
また、本発明の他の態様は、第1部品と第2部品とを含む液体噴射ヘッドの製造方法であって、前記第1部品と前記第2部品とを接着するとともに硬化している接着剤を加熱することによって前記接着剤を可塑化させる加熱工程と、前記加熱工程によって可塑化した前記接着剤を除去する除去工程と、前記除去工程の後に、新しい接着剤を塗布することで前記第1部品と前記第2部品とを接着する接着工程と、を有する、ことを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法にある。
【0008】
また、本発明の他の態様は、第1部品と第2部品とを含む液体噴射ヘッドの製造方法であって、前記第1部品と前記第2部品とを接着するとともに硬化している接着剤を加熱することによって、前記接着剤に形成されたひびが塞がるまで前記接着剤を溶融化させる加熱工程を有する、ことを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法にある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1に係る液体噴射装置の概略構成図である。
実施形態1に係る液体噴射ヘッドの断面図である。
実施形態1に係る液体噴射ヘッドの要部断面図である。
実施形態1に係るヘッドチップの平面図である。
実施形態1に係る液体噴射ヘッドの要部断面図である。
実施形態1に係る液体噴射ヘッドの要部断面図である。
実施形態1に係るホルダーの平面図である。
実施形態1に係る中継基板の平面図である。
実施形態1に係る中継基板の平面図である。
実施形態1の液体噴射ヘッドの製造方法を説明する要部断面図である。
実施形態1の液体噴射ヘッドの製造方法を説明する要部断面図である。
液体噴射ヘッドの製造方法の変形例1を説明する要部断面図である。
液体噴射ヘッドの製造方法の変形例1を説明する要部断面図である。
液体噴射ヘッドの製造方法の変形例2を説明する要部断面図である。
液体噴射ヘッドの製造方法の変形例2を説明する要部断面図である。
液体噴射ヘッドの製造方法の変形例3を説明する要部断面図である。
液体噴射ヘッドの製造方法の変形例3を説明する要部断面図である。
液体噴射ヘッドの変形例1の要部断面図である。
液体噴射ヘッドの変形例2の要部断面図である。
液体噴射ヘッドの他の変形例の要部断面図である。
発熱体の他の変形例の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本発明の一態様を示すものであって、本発明の範囲内で任意に変更可能である。各図において同じ符号を付したものは、同一の部材を示しており、適宜説明が省略されている。また、各図においてX、Y、Zは、互いに直交する3つの空間軸を表している。本明細書では、これらの軸に沿った方向をX方向、Y方向、及びZ方向とする。各図の矢印が向かう方向を正(+)方向、矢印の反対方向を負(-)方向として説明する。また、Z方向は、鉛直方向を示し、+Z方向は鉛直下向き、-Z方向は鉛直上向きを示す。さらに、正方向及び負方向を限定しない3つの空間軸の方向については、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向として説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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