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公開番号2024053256
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-15
出願番号2022159383
出願日2022-10-03
発明の名称作業車両
出願人井関農機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60K 20/02 20060101AFI20240408BHJP(車両一般)
要約【課題】PTO変速レバーによる変速操作性を高める。
【解決手段】作業車両は、PTO軸と、PTO変速装置と、PTO変速レバーと、レバー操作伝達部50と、ミッションケースとを備える。PTO軸は、原動機からの動力を外部へ出力する。PTO変速装置は、PTO軸を変速する。PTO変速レバーは、PTO変速装置を作動させるために操作される。ミッションケースは、PTO変速装置を収容する。レバー操作伝達部は、ケースと、変速アーム52と、第1連結部521と、ガイド板56とを有する。ケース51は、ミッションケースの中部側面に取り付けられる。変速アームは、ケースに内装され、PTO変速レバーの操作をPTO変速装置へ伝達する。第1連結部は、変速アームに設けられ、PTO変速装置に先端部521aが連結する。ガイド板は、変速アームの回動支点および第1連結部の先端部の間に設けられ、先端部の動きをガイドする。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
原動機から伝達される動力を外部へ出力するために回転するPTO軸と、
前記PTO軸の回転を変速するPTO変速装置と、
前記PTO変速装置を作動させるために操作されるPTO変速レバーと、
前記PTO変速レバーの操作を前記PTO変速装置へ伝達するレバー操作伝達部と、
前記PTO変速装置を収容するミッションケースと
を備え、
前記レバー操作伝達部は、
前記ミッションケースの中部側面に取り付けられるケースと、
前記ケースに内装され、前記PTO変速レバーの操作に応じて回動することで該PTO変速レバーの操作を前記PTO変速装置へ伝達する変速アームと、
前記変速アームに設けられ、前記PTO変速装置に先端部が連結する第1連結部と、
前記変速アームの回動支点および前記第1連結部の前記先端部の間に設けられ、前記先端部の動きをガイドするガイド板と
を有する
ことを特徴とする作業車両。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記レバー操作伝達部は、前記ケースに内装されるとともに前記変速アームの下方に設けられ、前記変速アームに対して前記第1連結部の回動方向へのトルクを付与するトルクスプリングをさらに有し、
前記変速アームは、前記変速アームの上部に上方へ向けて延設され、前記PTO変速レバーに連結する第2連結部と、前記変速アームの下部に下方へ向けて突設される延長片とを有し、
前記第1連結部は、前記第2連結部が延びている方向と直交する方向へ延びており、
前記トルクスプリングは、前記変速アームへ向かうように上方へ向けて延びている一対のアーム部を有し、前記一対のアーム部が前記延長片を挟み込むように設けられる
ことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
前記トルクスプリングは、前記一対のアーム部の間に円筒状のコイル部を有し、
前記レバー操作伝達部は、前記ケースに内装され、前記コイル部に挿通される第1ピンと、前記ケースに内装され、前記コイル部の上方において前記一対のアーム部の間に通される第2ピンとを有する
ことを特徴とする請求項2に記載の作業車両。
【請求項4】
前記ケースは、前記ケースの下端部に、該ケースに対して前記トルクスプリングを出し入れ可能な大きさに形成された貫通孔を有し、
前記レバー操作伝達部は、前記貫通孔を開閉可能に塞ぐ蓋をさらに有する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車両に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、エンジンからの動力を機体外部へ出力するために回転するPTO(Power take-off)軸と、ミッションケースに内装され、PTO軸の回転を変速するPTO変速装置と、PTO変速装置を作動させるために操作されるPTO変速レバーとを備える作業車両が知られている。
【0003】
このような作業車両には、PTO変速装置がミッションケース内部の前部に設けられ、PTO変速レバーが、ステアリングホイールと機体平面視で重なるように、ステアリングホールの下方に設けられ、また、変速部(変速軸)によってPTO変速装置とPTO変速レバーとを連結することで、PTO変速レバーの操作をPTO変速装置へ伝達可能とするものがある(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-112116号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記したような従来の作業車両は、長尺部材である変速軸でPTO変速装置とPTO変速レバーとを連結するため、たとえば、変速軸周辺の各部品に部品寸法の微小な精度の差がある場合には、PTO変速レバーの操作時に微妙な位置ずれやがたつきが発生してしまい、PTO変速装置のギヤが入りにくいなど、PTO変速レバーによる変速操作性が低下することがあった。また、PTO変速レバーが、ステアリングホイールと機体平面視で重なるように、ステアリングホイールの下方に設けられることによっても、PTO変速レバーによる変速操作性が低下することがあった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、PTO変速レバーによる変速操作性を高めることができる作業車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態に係る作業車両(1)は、原動機から伝達される動力を外部へ出力するために回転するPTO軸(47)と、前記PTO軸(47)の回転を変速するPTO変速装置(40)と、前記PTO変速装置(40)を作動させるために操作されるPTO変速レバー(29)と、前記PTO変速レバー(29)の操作を前記PTO変速装置(40)へ伝達するレバー操作伝達部(50)と、前記PTO変速装置(40)を収容するミッションケース(24)とを備え、前記レバー操作伝達部(50)は、前記ミッションケース(24)の中部側面に取り付けられるケース(51)と、前記ケース(51)に内装され、前記PTO変速レバー(29)の操作に応じて回動することで該PTO変速レバー(29)の操作を前記PTO変速装置(40)へ伝達する変速アーム(52)と、前記変速アーム(52)に設けられ、前記PTO変速装置(40)に先端部(521a)が連結する第1連結部(521)と、前記変速アーム(52)の回動支点(P

)および前記第1連結部(521)の前記先端部(521a)の間に設けられ、前記先端部(521a)の動きをガイドするガイド板(56)とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
実施形態に係る作業車両によれば、PTO変速レバーによる変速操作性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る作業車両の一例を示す概略側面図である。
図2は、運転席およびPTO変速レバーを示す概略斜視図である。
図3は、PTO変速装置およびPTO変速レバーを示す概略斜視図である。
図4は、PTO変速装置の説明図である。
図5Aは、ミッションケースを示す概略斜視図(その1)である。
図5Bは、ミッションケースを示す概略斜視図(その2)である。
図6は、レバー操作伝達部を示す概略斜視図である。
図7Aは、ケースを示す概略斜視図(その1)である。
図7Bは、ケースを示す概略斜視図(その2)である。
図8は、変速アームを示す概略斜視図である。
図9は、トルクスプリングを示す概略斜視図である。
図10は、変速アームの動作説明図である。
図11は、レバー操作伝達部の変形例を示す概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本願の開示する作業車両の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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