TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024053207
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-15
出願番号2022159308
出願日2022-10-03
発明の名称ヘッドユニット
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/14 20060101AFI20240408BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷された画像にスジ状の濃淡むらが発生することを抑制する。
【解決手段】ヘッドユニット3は、ラッチ信号LATを受けて動作する4個の吐出ブロックBLを備え、4個の吐出ブロックBLの各々は、ラッチ信号LATを遅延させた遅延ラッチ信号LATd1を出力する遅延回路DL1と、遅延ラッチ信号LATd1を遅延させた遅延ラッチ信号LATd2を出力する遅延回路DL2と、ラッチ信号LATに応じたタイミングで吐出部D[1]に駆動信号COMを供給するか否かを切り替える選択回路SL[1]と、遅延回路DL1から出力された遅延タイミング信号LATd1に応じたタイミングで吐出部D[26]に駆動信号COMを供給するか否かを切り替える選択回路SL[26]と、を含み、互いに隣接する2個の吐出ブロックBLは、端部ED1及びED2のうち、互いに異なる端部EDから配線Ltを介してラッチ信号LATを受ける。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
タイミング信号を伝達する信号配線と、
第1方向に沿って順番に配置され前記タイミング信号を受けて動作する第1吐出ブロック、第2吐出ブロック、第3吐出ブロック及び第4吐出ブロックを含む複数の吐出ブロックと、
を備え、
前記吐出ブロックは、
前記第1方向に沿って配置され駆動信号に応じて液体を吐出する複数の吐出部と、
前記タイミング信号を遅延させた第1遅延タイミング信号を出力する第1遅延回路、及び、前記第1遅延タイミング信号を遅延させた第2遅延タイミング信号を出力する第2遅延回路を含む複数の遅延回路と、
前記信号配線に伝達された前記タイミング信号に応じたタイミングで、前記複数の吐出部のうちの第1吐出部に前記駆動信号を供給するか否かを切り替える第1選択回路、前記第1遅延回路から出力された前記第1遅延タイミング信号に応じたタイミングで、前記複数の吐出部のうちの第2吐出部に前記駆動信号を供給するか否かを切り替える第2選択回路、及び、前記第2遅延回路から出力された前記第2遅延タイミング信号に応じたタイミングで、前記複数の吐出部のうちの第3吐出部に前記駆動信号を供給するか否かを切り替える第3選択回路を含む複数の選択回路と、
を含み、
前記複数の吐出ブロックのうちの互いに隣接する前記吐出ブロックは、
互いに異なる端部から前記信号配線を介して前記タイミング信号を受ける、
ことを特徴とするヘッドユニット。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
ラインプリンターに搭載して用いられる、
ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドユニット。
【請求項3】
24インチ以上のシリアルプリンターに搭載して用いられる、
ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドユニット。
【請求項4】
前記吐出ブロックに含まれる前記複数の吐出部は、100個以上の吐出部である、
ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドユニット。
【請求項5】
異なる吐出ブロックに含まれた、隣接する2個の吐出部における前記液体の吐出タイミングは等しい、
ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドユニット。
【請求項6】
前記第1吐出ブロック及び前記第2吐出ブロックに含まれる全ての吐出部のうち、互いに異なる吐出ブロックに含まれ、かつ互いに隣接する2個の吐出部における前記液体の吐出タイミングは、互いに等しく、
前記第2吐出ブロック及び前記第3吐出ブロックに含まれる全ての吐出部のうち、互いに異なる吐出ブロックに含まれ、かつ互いに隣接する2個の吐出部における前記液体の吐出タイミングは、互いに等しく、
前記第3吐出ブロック及び前記第4吐出ブロックに含まれる全ての吐出部のうち、互いに異なる吐出ブロックに含まれ、かつ互いに隣接する2個の吐出部における前記液体の吐出タイミングは、互いに等しい、
ことを特徴とする請求項5に記載のヘッドユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘッドユニットに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
複数のノズルからインク等の液体を吐出して媒体に画像を形成するインクジェットプリンター等の液体吐出装置が知られている。例えば、特許文献1には、インクジェット式のラインプリンターが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-71502号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、インクジェットプリンターでは、高速化及び大判化等に対応するために、所定方向に沿って列状に配置された複数のノズルを含む複数のノズルブロックが所定方向に配置されるヘッドユニットが用いられる場合がある。この場合、印刷された画像において、ノズルブロックの境界に対応する位置にスジ状の濃淡むらが発生するおそれがある。このため、液体吐出装置では、高速化及び大判化等に対応した場合においても、印刷された画像にスジ状の濃淡むらが発生することを抑制することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために、本発明に係るヘッドユニットは、タイミング信号を伝達する信号配線と、第1方向に沿って順番に配置され前記タイミング信号を受けて動作する第1吐出ブロック、第2吐出ブロック、第3吐出ブロック及び第4吐出ブロックを含む複数の吐出ブロックと、を備え、前記吐出ブロックは、前記第1方向に沿って配置され駆動信号に応じて液体を吐出する複数の吐出部と、前記タイミング信号を遅延させた第1遅延タイミング信号を出力する第1遅延回路、及び、前記第1遅延タイミング信号を遅延させた第2遅延タイミング信号を出力する第2遅延回路を含む複数の遅延回路と、前記信号配線に伝達された前記タイミング信号に応じたタイミングで、前記複数の吐出部のうちの第1吐出部に前記駆動信号を供給するか否かを切り替える第1選択回路、前記第1遅延回路から出力された前記第1遅延タイミング信号に応じたタイミングで、前記複数の吐出部のうちの第2吐出部に前記駆動信号を供給するか否かを切り替える第2選択回路、及び、前記第2遅延回路から出力された前記第2遅延タイミング信号に応じたタイミングで、前記複数の吐出部のうちの第3吐出部に前記駆動信号を供給するか否かを切り替える第3選択回路を含む複数の選択回路と、を含み、前記複数の吐出ブロックのうちの互いに隣接する前記吐出ブロックは、互いに異なる端部から前記信号配線を介して前記タイミング信号を受ける。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の実施形態に係るインクジェットプリンターの構成の一例を示すブロック図である。
インクジェットプリンターの内部構成の概略を例示する一部断面図である。
吐出部の構造の一例を説明するための断面図である。
ヘッドユニットにおけるノズルの配置の一例を示す平面図である。
ヘッドユニットに含まれる吐出ブロックの構成の一例を示すブロック図である。
ヘッドユニットに供給される信号の一例を説明するためのタイミングチャートである。
4個の吐出ブロックの配置の一例を説明するための説明図である。
対比例のヘッドユニットにおける4個の吐出ブロックの配置の一例を説明するための説明図である。
ノズルの位置とインクの吐出速度との関係を説明するための説明図である。
対比例のヘッドユニットを用いて印刷された画像の一例を説明するための説明図である。
図7に示したヘッドユニットを用いて印刷された画像の一例を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。ただし、各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0008】
[1.実施形態]
本実施形態では、記録用紙にインクを吐出して画像を形成するインクジェットプリンターを例示して、液体吐出装置を説明する。なお、本実施形態において、インクは「液体」の例である。
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係るインクジェットプリンター1の構成の一例を示すブロック図である。
【0010】
インクジェットプリンター1には、例えば、図示されていないホストコンピューターから、インクジェットプリンター1が形成すべき画像を示す印刷データIMGが供給される。インクジェットプリンター1は、ホストコンピューターから供給される印刷データIMGの示す画像を媒体に形成する印刷処理を実行する。本実施形態では、媒体として、後述する図2に示す記録用紙Pを想定する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
積層体
7か月前
日本化薬株式会社
処理液
18日前
シヤチハタ株式会社
印判
1か月前
株式会社デュプロ
転写装置
6か月前
三菱製紙株式会社
転写用基材
7か月前
シヤチハタ株式会社
吐出容器
7か月前
東京インキ株式会社
親水化剤
3か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
11か月前
東京インキ株式会社
親水化剤
3か月前
株式会社リコー
電子機器
3か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
4か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
4か月前
株式会社リコー
印刷装置
4か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
7か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
7か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
9か月前
キヤノン電子株式会社
印刷装置
7か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
9か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
5か月前
三菱製紙株式会社
画像形成方法
4か月前
個人
日本一の力を示す代表者印
10か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
6か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
6か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
7か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
8か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
7か月前
株式会社リコー
印刷装置
7か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
3か月前
キヤノン株式会社
プリンタ
7か月前
三菱ケミカル株式会社
感熱記録体
9か月前
独立行政法人 国立印刷局
印刷物
9か月前
三光株式会社
感熱記録材料
1か月前
オムロン株式会社
押圧治具
10か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
8か月前
株式会社リコー
画像形成装置
7か月前
続きを見る