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公開番号2024047612
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153203
出願日2022-09-27
発明の名称挿通体保持具
出願人株式会社長谷工コーポレーション,山本設備機工株式会社,三光設備工業株式会社,中山建設株式会社,株式会社渡部工業所,イグロ電気株式会社,宮本電気工事株式会社,日動電工株式会社
代理人個人
主分類F16L 3/12 20060101AFI20240401BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】部品点数を多くすることなく径の大きさが異なる複数種の挿通体に対応することが可能な挿通体保持具を提供する。
【解決手段】被固定面に固定可能なベース部2と、挿通体を挿通状態で保持位置P1に保持可能なサドル部3とを備え、サドル部3に、保持位置P1に位置する挿通体を受け止める受止部6と、受止部6に受け止められて保持位置P1に位置する挿通体の周囲を囲繞可能な囲繞部7とを備え、受止部6に、大径挿通体を受け止めるための大径用受止部6Aと、大径用受止部6Aより嵩上げした位置で小径挿通体を受け止めるためにサドル部3の設置位置P2に設置可能な小径用受止部材6Bとを備え、小径用受止部材6Bを、脆弱部21を介して分離自在に一体形成し、脆弱部21で分離させることで設置位置P2に設置可能に構成する。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
被固定面に固定可能なベース部と、挿通体を挿通状態で保持位置に保持可能なサドル部とを備え、
前記サドル部は、前記保持位置に位置する前記挿通体を受け止める受止部と、前記受止部に受け止められて前記保持位置に位置する前記挿通体の周囲を囲繞して前記挿通体を保持する保持状態及び当該挿通体に対する保持を解除した保持解除状態に切り替え可能な囲繞部とを備えている挿通体保持具であって、
前記挿通体には、大径挿通体と、前記大径挿通体より小径の小径挿通体とがあり、
前記受止部は、前記大径挿通体を受け止めるための大径用受止部と、前記大径用受止部より嵩上げした位置で前記小径挿通体を受け止めるために前記サドル部の設置位置に設置可能な小径用受止部材とを備え、
前記小径用受止部材は、脆弱部を介して分離自在に一体形成されており、前記脆弱部で分離させることで前記設置位置に設置可能に構成されている挿通体保持具。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記保持位置に位置する前記挿通体が沿う方向を挿通体延在方向として、
前記受止部は、前記小径用受止部材を前記設置位置に設置した状態で前記小径用受止部材に対して前記挿通体延在方向の一方側から当接する位置決め用壁部を備えている請求項1に記載の挿通体保持具。
【請求項3】
前記保持位置に位置する前記挿通体が沿う方向を挿通体延在方向とし、
前記挿通体延在方向に対して直交する方向を交差方向として、
前記受止部は、前記小径用受止部材を前記設置位置に設置した状態で前記交差方向の両側に位置する嵌合用壁部を備えている請求項1又は2に記載の挿通体保持具。
【請求項4】
前記設置位置の前記小径用受止部材は、前記ベース部を前記被固定面に固定するための締結部材を用いて前記ベース部に共締め固定されている請求項1又は2に記載の挿通体保持具。
【請求項5】
前記設置位置は、前記囲繞部に囲繞されている空間内に設定されており、
前記小径用受止部材は、前記囲繞部に囲繞されている空間内に位置する状態で前記脆弱部を介して一体形成されている請求項1又は2に記載の挿通体保持具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被固定面に固定可能なベース部と、挿通体を挿通状態で保持位置に保持可能なサドル部とを備えた挿通体保持具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、被固定面(71)に固定可能なベース部と、挿通体(配管材61)を挿通状態で保持位置に保持可能なサドル部とを備えた挿通体保持具が示されている。このような挿通体保持具において、サドル部が、保持位置に位置する挿通体を受け止める受止面(内周面15)を備えた受止部と、受止部に受け止められて保持位置に保持する挿通体の周囲を囲繞して挿通体を保持する保持状態及び当該挿通体に対する保持を解除した解除状態に切り替え可能な囲繞部(蓋体31)とを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-209971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の挿通体保持具のように挿通体として配管材を保持する場合、配管材には径の大きさが異なる様々なものがあるため、その径の大きさに応じた挿通体保持具を用意する必要があった。
そのため、径の大きさが異なる複数種の挿通体に対応可能な配管支持具が求められているものの、1つの挿通体保持具によって複数種の挿通体に対応させるために部品点数が多くなると、挿通体保持具の製造コストや製造時間が増大し易くなる。
【0005】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、部品点数を多くすることなく径の大きさが異なる複数種の挿通体に対応することが可能な挿通体保持具を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1特徴構成は、被固定面に固定可能なベース部と、挿通体を挿通状態で保持位置に保持可能なサドル部とを備え、
前記サドル部は、前記保持位置に位置する前記挿通体を受け止める受止部と、前記受止部に受け止められて前記保持位置に位置する前記挿通体の周囲を囲繞して前記挿通体を保持する保持状態及び当該挿通体に対する保持を解除した保持解除状態に切り替え可能な囲繞部とを備えている挿通体保持具であって、
前記挿通体には、大径挿通体と、前記大径挿通体より小径の小径挿通体とがあり、
前記受止部は、前記大径挿通体を受け止めるための大径用受止部と、前記大径用受止部より嵩上げした位置で前記小径挿通体を受け止めるために前記サドル部の設置位置に設置可能な小径用受止部材とを備え、
前記小径用受止部材は、脆弱部を介して一体形成されており、前記脆弱部で分離させることで前記設置位置に設置可能に構成されている点にある。
【0007】
本構成によれば、小径用受止部材を設置位置に設置せずに、大径挿通体を大径用受止部で受け止めさせた状態で囲繞部を保持解除状態から保持状態に切り替えることで大径挿通体を保持することができる。また、小径用受止部材を設置位置に設置し、小径挿通体を小径用受止部材に受け止めさせた状態で囲繞部を保持解除状態から保持状態に切り替えることで小径挿通体を保持することができる。このように、大径挿通体と小径挿通体とを保持することができ、径の大きさが異なる複数種の挿通体に対応可能となる。
また、脆弱部で分離させる前の小径用受止部材は脆弱部を介して挿通体保持具に一体形成されており、部品点数を多くすることなく小径用受止部材を備えることができるため、部品点数を多くすることなく径の大きさが異なる複数種の挿通体に対応することが可能となる。
【0008】
本発明の第2特徴構成は、前記保持位置に位置する前記挿通体が沿う方向を挿通体延在方向として、
前記受止部は、前記小径用受止部材を前記設置位置に設置した状態で前記小径用受止部材に対して前記挿通体延在方向の一方側から当接する位置決め用壁部を備えている点にある。
【0009】
本構成によれば、小径用受止部材を設置位置に設置させる際に位置決め用壁部に接触させることで設置位置に対する挿通体延在方向の位置を合わせることができるため、挿通体延在方向において適切な位置に小径用受止部材を設置し易くなる。
【0010】
本発明の第3特徴構成は、前記保持位置に位置する前記挿通体が沿う方向を挿通体延在方向とし、
前記挿通体延在方向に対して直交する方向を交差方向として、
前記受止部は、前記小径用受止部材を前記設置位置に設置した状態で前記交差方向の両側に位置する嵌合用壁部を備えている点にある。
(【0011】以降は省略されています)

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