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公開番号2024040782
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-26
出願番号2022145359
出願日2022-09-13
発明の名称板状部材、板状部材の製造方法及び什器
出願人エースジャパン株式会社,株式会社オカムラ
代理人個人
主分類B27N 3/00 20060101AFI20240318BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】製造工数や製造コストを削減でき、環境貢献や災害防止等に配慮した板状部材、板状部材の製造方法及び什器を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る板状部材は、複数のチップ状の木質材と接着剤とを含む混合材によって成形された板状の基材と、基材の第1面上に重ね合わされた第1表面材と、を備えている。第1表面材は、基材に含まれる接着剤によって基材に接合されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数のチップ状の木質材と接着剤とを含む混合材によって成形された板状の基材と、
前記基材の第1面上に重ね合わされた第1表面材と、を備え、
前記第1表面材は、前記基材に含まれる前記接着剤によって前記基材に接合されている板状部材。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記基材は、前記第1表面材の外周端面のうち少なくとも一部を覆う縁部を備えている請求項1に記載の板状部材。
【請求項3】
前記基材のうち、前記第1面とは反対側を向く第2面上に重ね合わされた第2表面材を備え、
前記第2表面材は、前記基材に含まれる前記接着剤によって前記基材に接合されている請求項1又は請求項2に記載の板状部材。
【請求項4】
前記木質材の少なくとも一部に未利用材を含んでいる請求項1又は請求項2に記載の板状部材。
【請求項5】
前記未利用材は、間伐材、倒木又は流木を含んでいる請求項4に記載の板状部材。
【請求項6】
前記木質材は、葉、枝又は根を含んでいる請求項4に記載の板状部材。
【請求項7】
複数のチップ状の木質材と接着剤とを含む混合材によって成形された板状の基材と、
前記基材の第1面上に重ね合わされた第1表面材と、を備えた板状部材の製造方法であって、
前記混合材の層に第1表面材を重ね合わせた状態で、前記混合材及び前記第1表面材をまとめて加熱圧縮することで、前記混合材に含まれる前記接着剤によって前記第1表面材と前記基材とを接合する成形工程を備えている板状部材の製造方法。
【請求項8】
請求項1又は請求項2に記載の板状部材を備えている什器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、板状部材、板状部材の製造方法及び什器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
什器等に用いられる板状部材として、いわゆるパーティクルボードを用いる方法が知られている。板状部材は、複数のチップ状の木質材が押し固められてなる板状の基材と、基材の表裏面に重ね合わされた化粧材と、を備えている(例えば、下記特許文献1参照)。下記特許文献1に記載された構成では、チップ状の木質材と接着剤とを混合した混合材を加熱圧縮することで基材を成形した後、基材の表面に別途接着剤を介して化粧材が貼り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-160722号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来技術にあっては、基材を成形する工程の後、化粧材を貼り付ける工程が別途必要になることから、製造工数や製造コストを削減する点で未だ改善の余地があった。特に、近時では、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)を達成するべく、環境貢献や災害防止等に配慮した製品を提供することが求められている。
【0005】
本発明は、製造工数や製造コストを削減でき、環境貢献や災害防止等に配慮した板状部材、板状部材の製造方法及び什器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係る板状部材は、複数のチップ状の木質材と接着剤とを含む混合材によって成形された板状の基材と、前記基材の第1面上に重ね合わされた第1表面材と、を備え、前記第1表面材は、前記基材に含まれる前記接着剤によって前記基材に接合されている。
【0007】
本態様によれば、基材と第1表面材とを一括に接合できるので、製造工程の削減や低コスト化を図ることができる。
【0008】
(2)上記(1)の態様に係る板状部材において、前記基材は、前記第1表面材の外周端面のうち少なくとも一部を覆う縁部を備えていることが好ましい。
本態様によれば、板状部材の外周部分が基材によって形成されるので、使用者に対して木質材の質感を与えることができる。また、第1表面材の外周端面に対して後処理を行う必要がないので、製造工程の更なる削減を図ることができる。
【0009】
(3)上記(1)又は(2)の態様に係る板状部材において、前記基材のうち、前記第1面とは反対側を向く第2面上に重ね合わされた第2表面材を備え、前記第2表面材は、前記基材に含まれる前記接着剤によって前記基材に接合されていることが好ましい。
本態様によれば、基材の両面が表面材によって覆われるため、温度条件や湿度条件を天板の両面で同等に維持することができる。これにより、板状部材の反りや歪み等を抑制することができる。
【0010】
(4)上記(1)から(3)の何れかの態様に係る板状部材において、前記木質材の少なくとも一部に未利用材を含んでいることが好ましい。
本態様によれば、基材の材料として未利用材を用いることで、環境貢献や災害防止等に配慮した製品を低コストで提供することができ、国連が主導する持続可能な開発目標を達成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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