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公開番号2024042166
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022146681
出願日2022-09-15
発明の名称木材包装製品およびその製造方法
出願人朝日ウッドテック株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B27K 5/00 20060101AFI20240321BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】保存物としての木材を常温で長期間保存できる木材包装製品を提供する。
【解決手段】本発明は、木材である保存物1を収容して真空状態に密封する包装用袋2を備える。包装用袋2が包装フィルム3によって構成されるとともに、包装フィルム3が、酸素ガスが透過し難いバリア層を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
木材である保存物を収容して真空状態に密封する包装用袋を備え、
前記包装用袋が包装フィルムによって構成されるとともに、
前記包装フィルムが、酸素ガスが透過し難いバリア層を含むことを特徴とする木材包装製品。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記バリア層を構成する素材の酸素透過度が200cc/m

・24hr・atm以下である請求項1に記載の木材包装製品。
【請求項3】
前記包装用袋内には、脱炭素剤が同封されている請求項1または2に記載の木材包装製品。
【請求項4】
保存物は、生単板である請求項1または2に記載の木材包装製品。
【請求項5】
前記包装フィルムは、基材層と、その基材層の外面側に積層された前記バリア層とを備える請求項1または2に記載の木材包装製品。
【請求項6】
請求項1または2に記載の木材包装製品を製造するための製造方法であって、
開口部を有する前記包装用袋に、その開口部から木材を収容し、
次いで、ノズル式真空装置のノズルを前記開口部に挿通して、前記包装用袋内を吸引して真空状態に設定し、
次いで、真空状態を維持したまま、前記ノズルを開口部から抜き取った後、前記開口部をシールすることによって木材包装製品を製造するようにしたことを特徴とする木材包装製品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、包装用袋に生単板等の木材が収容された木材包装製品およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
木質単板は、建材や家具の化粧材として広く使用されている。木質単板には乾燥単板と水分を多く含む生単板とがあるが、乾燥単板は保存目的で乾燥させており、乾燥させることによって、変形や変色等の不具合が発生する。
【0003】
一方、生単板は、寸法精度や貼り付け時の作業性は優れているものの、保存方法に問題を抱えている。例えば生単板は短期間でカビ、腐れ、ムレ等の変色が発生し易く、常温の場合、木材を切削して生単板を製作してから、1日から2日以内で使用する必要があり、夏場等の気温が高い環境下では半日程度で使用する必要があった。
【0004】
従来においては、生単板の品質を保持しつつ保存期間を延ばすために例えば、生単板に対し防腐薬剤を塗布して冷蔵保存するようにした冷蔵保存方法や、生単板を冷凍保存するようにした冷凍保存方法が採用されている。
【0005】
ところが、冷蔵保存方法では、塗布する防腐薬剤の薬剤成分によって生単板が変色して品質が低下するおそれがあった。
【0006】
また冷凍保存方法では、解凍に時間がかかり、必要な際に直ぐに使用することができず、利便性の低下を来してしまう。さらに解凍時に熱を加えると、熱により変色してしまうため、自然解凍が多く用いられるが、自然解凍では解凍にむらが生じて、内部が解凍される前に、先に解凍された端部が腐ったり、変色し始めることもある。また解凍が不十分であると、生単板を剥がす際に、解凍が不十分な部分がくっ付いて破損してしまうこともある。
【0007】
このように冷蔵保存方法や冷凍保存方法では、種々の問題を抱えるばかりか、常温で保存できないため、保管場所にも制約があり、従来から、生単板等の木材を常温で長期間保存できる方法が切望されていた。
【0008】
このような状況下にあって従来、下記特許文献1において生単板を真空包装して長期間常温で保存できるようにした木質単板の真空包装方法が提案されている。
【0009】
この真空包装方法は、開口部を有する樹脂製フィルム容器内に生単板を収容して、高周波加熱によって70℃以上で乾燥させずに加熱殺菌した後、容器内を減圧してその減圧下においてフィルム容器の開口部をシールして、生単板を真空包装するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特公昭60-882号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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