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公開番号2023102045
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-07-24
出願番号2022002373
出願日2022-01-11
発明の名称薪割り装置
出願人株式会社アルミス
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B27L 7/00 20060101AFI20230714BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】切り出された複数の薪をスムーズに刃体から取り出し可能とした薪割り装置を提供する。
【解決手段】平面視において先端が十字形に交差する第一刃3と、第一刃3の十字形の交差部6からずれた位置を起点として、平面視において交差部6から離れるように延設されて第一刃3のいずれの部分とも傾斜角を有する第二刃4と、第一刃3および第二刃4によって切り出された薪Fが押し込まれる押し込み部5と、を有する構成とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
平面視において先端が十字形に交差する第一刃(3)と、
前記第一刃(3)の十字形の交差部(6)からずれた位置を起点として、平面視において前記交差部(6)から離れるように延設されて前記第一刃(3)のいずれの部分とも傾斜角を有する第二刃(4)と、
前記第一刃(3)および前記第二刃(4)によって切り出された薪(F)が押し込まれる押し込み部(5)と、
を有する薪割り装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記押し込み部(5)が、三辺が前記第一刃(3)および前記第二刃(4)によって切り出された薪(F)が押し込まれる第一押し込み部(5a)と、二辺が前記第一刃(3)および前記第二刃(4)によって切り出された薪(F)が押し込まれる第二押し込み部(5b)と、を有し、
前記第一刃(3)および前記第二刃(4)が、刃先(3a、4a)と、前記刃先(3a、4a)と一体に構成され当該刃先(3a、4a)の後端側に延設された基部(3b、4b)と、をそれぞれ有し、
前記第二刃(4)の前記基部(4b)のうち少なくとも一部が、押し込み方向に向かうにつれて前記第一押し込み部(5a)側から前記第二押し込み部(5b)側に向かって傾斜している請求項1に記載の薪割り装置。
【請求項3】
少なくとも一部の前記第二刃(4)の先端が、前記第一刃(3)の先端の十字形を含む平面から外れるように配置されている請求項1または2に記載の薪割り装置。
【請求項4】
前記第一刃(3)の前記交差部(6)から前記第二刃(4)の前記起点までの間に、薪(F)の押し込み方向と直交する方向の前記第一刃(3)の厚みを、当該第一刃(3)の前記交差部(6)から前記起点までの間以外の部分の厚みよりも厚くした厚肉部(3c)を形成した請求項1から3のいずれか1項に記載の薪割り装置。
【請求項5】
前記第一刃(3)および前記第二刃(4)が入り込むことが可能な凹部(9)が形成され、前記第一刃(3)および前記第二刃(4)に設置された木材(W)を押し込む押圧部材(8)を有する請求項1から4のいずれか1項に記載の薪割り装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、丸太などの木材から薪を切り出す薪割り装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
丸太などの木材から薪を切り出す装置として、例えば特許文献1に挙げるものが提案されている。本文献に記載の装置は、シャシー1に対して同一軸上をスライドするスライドフレーム2、3に設けられた割り具10、13によって丸太を周方向に4分割することができるように構成されている。また、割り具10、13を軸周りにずらすことによって、丸太を8分割や12分割することもできるよう構成されている(特許文献1の特に段落0021~0027、図3~5を参照)。
【0003】
特許文献1に係る構成においては、分割数を増やすためには割り具の調節を複数回行う必要があるため作業が面倒である。また、分割片の形状は、丸太の軸方向から見て扇形のものに限られるため、例えばバーベキュー用のコンロに用いる際に使いづらいなどの不具合が生じるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-237814号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この不具合を解消するために、例えば図15(a)に示すように、木材Wから薪Fを切り出すための刃体10を格子状に設けることで、比較的取り扱いやすい形状の薪Fを一度の作業で多く切り出すことも考えられる。しかしながら、切り出し作業の完了後に、図15(b)に示すように刃体10の間に特に矩形状に切り出された薪Fが詰まってしまい、その薪Fの取り出しに手間を要する問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、切り出された複数の薪をスムーズに刃体から取り出し可能とすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明は、
平面視において先端が十字形に交差する第一刃と、
前記第一刃の十字形の交差部からずれた位置を起点として、平面視において前記交差部から離れるように延設されて前記第一刃のいずれの部分とも傾斜角を有する第二刃と、
前記第一刃および前記第二刃によって切り出された薪が押し込まれる押し込み部と、
を有する薪割り装置を構成した。
【0008】
このようにすると、第一刃および第一刃の交差部から離れるように延設された第二刃によって、丸太などの木材を複数の薪に切り出すことができる。しかも、第二刃を交差部から離れるように延設することで、第一刃と第二刃との間の間隔が交差部から離れるほど広がり、切り出された薪が押し込み部に向かって押し込まれた際に、第一刃と第二刃との間に詰まりにくい。このため、切り出された複数の薪をスムーズに取り出すことができる。
【0009】
前記構成においては、
前記押し込み部が、三辺が前記第一刃および前記第二刃によって切り出された薪が押し込まれる第一押し込み部と、二辺が前記第一刃および前記第二刃によって切り出された薪が押し込まれる第二押し込み部と、を有し、
前記第一刃および前記第二刃が、刃先と、前記刃先と一体に構成され当該刃先の後端側に延設された基部と、をそれぞれ有し、
前記第二刃の前記基部のうち少なくとも一部が、押し込み方向に向かうにつれて前記第一押し込み部側から前記第二押し込み部側に向かって傾斜しているのが好ましい。
【0010】
このようにすると、第一押し込み部に押し込まれた薪の切り出しに関与した第二刃がその押し込みに伴って薪から離間する。このため、薪の切断表面と第二刃が強く摺接して、ささくれなどの不具合が発生するのを防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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