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公開番号2024025301
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-26
出願番号2022128649
出願日2022-08-12
発明の名称切断機
出願人工機ホールディングス株式会社
代理人個人
主分類B27B 5/29 20060101AFI20240216BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】切断性能を向上する。
【解決手段】卓上丸鋸10では、ヘッド部60の後側スライド位置で且つヘッド部60の全ての揺動位置において、鋸刃66の中心線CLが、フェンス30の支持面30Aよりも後側に配置されている。つまり、ヘッド部60の後側スライド位置では、ヘッド部60の上死点と下死点との間の全て揺動位置において、鋸刃66の下端66Aが、フェンス30の支持面30Aよりも後側に配置される。これにより、溝入れ加工時における切り残しを抑制できる。したがって、卓上丸鋸10の切断性能を向上することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
加工材が載置されるベースと、
モータと、左右方向を板厚方向とする円板状に形成され且つ前記モータの駆動によって回転して前記加工材を切断する鋸刃と、を有する切断部と、
前記ベースに対して前記切断部を上死点と下死点との間で上下方向に揺動可能に支持する揺動支持部と、
前記ベースに対して前記切断部を前側スライド位置と後側スライド位置との間で前後方向にスライド可能に支持するスライド支持部と、
前記ベースに設けられ、前記加工材を後側から支持する支持面を有するフェンスと、
を備え、
前記切断部が前記後側スライド位置で且つ前記下死点に位置するときに、前記鋸刃の中心が、前後方向で前記支持面と同様の位置または前記支持面よりも後側に位置する切断機。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記鋸刃の下端が前記ベースの載置面より下方に位置するときに、前記鋸刃の中心が前記支持面よりも後側に位置する請求項1に記載の切断機。
【請求項3】
前記切断部の前記後側スライド位置で且つ前記上死点、前記下死点、及びその間の揺動位置において、前記鋸刃の中心が前記支持面よりも後側に位置する請求項1に記載の切断機。
【請求項4】
前記切断部が前記前側スライド位置で且つ前記上死点と前記下死点との間の任意の位置において、前記鋸刃の中心が前記支持面よりも前側に位置する請求項1に記載の切断機。
【請求項5】
前記切断部は、揺動軸を中心として上下方向に揺動可能に構成され、
前記揺動軸が、上下方向において、前記切断部が上死点に位置する際の前記鋸刃の中心の位置と、前記切断部が下死点に位置する際の前記鋸刃の中心の位置との間に位置する請求項1に記載の切断機。
【請求項6】
前記切断部の揺動により、前記鋸刃の中心が前方に膨らむ弓形の軌道を描くように構成される請求項5に記載の切断機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、切断機に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載の切断機では、切断部が、前後方向にスライド可能に且つ上下方向に揺動可能に、ベースに連結されている。切断部の丸鋸刃を回転させ、切断部をベースに対してスライド又は揺動させることで、ベースに載置された加工材に対して切断加工を施す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-140598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば、加工材に対する切断加工の前処理として、加工材の上面に溝入れ加工を施すことで、加工材の切断面の仕上げを良好にすることができる。この溝入れ加工では、切断部を加工材に対して後側へスライドすることで、丸鋸刃によって加工材の上面に溝部を形成する。
【0005】
ここで、溝入れ加工では、上下方向における切断部の揺動位置によって、溝入れ加工時の切残しが発生する可能性がある。すなわち、溝部を加工材の前後方向の全体に亘って形成することができない可能性がある。この場合には、切断機の切断性能が低下する。
【0006】
本発明は、上記事実を考慮して、切断性能を向上することができる作業機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、加工材が載置されるベースと、モータと、左右方向を板厚方向とする円板状に形成され且つ前記モータの駆動によって回転して前記加工材を切断する鋸刃と、を有する切断部と、前記ベースに対して前記切断部を上死点と下死点との間で上下方向に揺動可能に支持する揺動支持部と、前記ベースに対して前記切断部を前側スライド位置と後側スライド位置との間で前後方向にスライド可能に支持するスライド支持部と、前記ベースに設けられ、前記加工材を後側から支持する支持面を有するフェンスと、を備え、前記切断部が前記後側スライド位置で且つ前記下死点に位置するときに、前記鋸刃の中心が、前後方向で前記支持面と同様の位置または前記支持面よりも後側に位置する切断機である。
【0008】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記鋸刃の下端が前記ベースの載置面より下方に位置するときに、前記鋸刃の中心が前記支持面よりも後側に位置する切断機である。
【0009】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記切断部の前記後側スライド位置で且つ前記上死点、前記下死点、及びその間の揺動位置において、前記鋸刃の中心が前記支持面よりも後側に位置する切断機である。
【0010】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記切断部が前記前側スライド位置で且つ前記上死点と前記下死点との間の任意の位置において、前記鋸刃の中心が前記支持面よりも前側に位置する切断機である。
(【0011】以降は省略されています)

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