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公開番号2024053525
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-15
出願番号2023048929
出願日2023-03-07
発明の名称ヤスリ工具
出願人株式会社カスタム・クール・センター
代理人
主分類B27G 17/06 20060101AFI20240408BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】 刃先を順方向に向けた順方向ヤスリ目と、逆方向に向けた逆方向ヤスリ目を交互に配列することにより、目詰まりがし難く、しかも、両方向に切削可能にすることができるヤスリ工具を提供する。
【解決手段】 ヤスリ工具1は、金属板2の表面に多数のヤスリ目が形成され、ヤスリ目1は、所定の高さを有する鋸歯状に突出形成するとともに、ヤスリ工具1の移動方向に対して、刃先を順方向に向けた順方向ヤスリ目3aと、逆方向に向けた逆方向ヤスリ目3bを交互かつ平行に配列する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
金属板の表面に多数のヤスリ目が形成されたヤスリ工具であって、
前記ヤスリ目は、所定の高さを有する鋸歯状に突出形成するとともに、前記ヤスリ工具の移動方向に対して、刃先を順方向に向けた順方向ヤスリ目と、逆方向に向けた逆方向ヤスリ目を平行かつ交互に配列したことを特徴とするヤスリ工具。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記ヤスリ目の前記順方向ヤスリ目と前記逆方向ヤスリ目の高さを異ならせた請求項1に記載のヤスリ工具。
【請求項3】
前記ヤスリ目の各前記順方向ヤスリ目と各前記逆方向ヤスリ目の間隔、及び、前記順方向ヤスリ目と前記逆方向ヤスリ目の間隔を互いに離間させた請求項1もしくは請求項2に記載のヤスリ工具。
【請求項4】
前記ヤスリ目の前記順方向ヤスリ目と前記逆方向ヤスリ目を前記ヤスリ工具の移動方向に対して傾斜させた請求項1に記載のヤスリ工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、多数のヤスリ目が形成されたヤスリ工具に関し、特に、木材、樹脂等の軟質材のヤスリ掛けに好適なヤスリ工具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
金属や木などの被加工物の表面を削るときや角を取るために、従来からヤスリ工具が使用されている。ヤスリ工具は、一般的に、例えば、帯鋼板これらの等で形成した基体の表面に、直線上又は円弧状の細かいヤスリ目を多数形成している。これらのヤスリ工具は、殆どが金属の被加工物を削るために種々のヤスリ工具が実用に供されている。一方、木の被加工物を削るためのヤスリ工具としては、例えば、実開昭57-181524号公報(特許文献1)に示されるように、ヤスリ本体の表面及び裏面の一方向に、傾斜した斜線状のヤスリ目を設けた木工用目立てヤスリが提案されている。また、木工用のヤスリ工具のヤスリ目としては、斜線状のヤスリ目の他に、複目や鬼目といったヤスリ目が一般的に使用されている。
【0003】
例えば、上記特許文献1に開示されているヤスリ工具など、この種のヤスリ工具は、ヤスリ目が一方向に向けていることから、切削、研磨方向は一方向と定められ、先の方向に押したときに削れ、手前方向に引いたときは空滑りとなる。そこで、特開平4-152018号公報(特許文献2)には、ヤスリ目を相互に交差する複目に形成するとともに、交差する一方のヤスリ目の刃先を相互に反対方向に指向させるように形成し、ヤスリ工具を押した場合と引いた場合の双方で被加工物を研磨することができるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭57-181524号公報
特開平4-152018号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に示されるように、一般に使用されるヤスリ工具は、ヤスリ目の向きを一方向に向けた鋸歯状に形成していることから、切削、研磨方向が一方向と定められているため、作業効率が低下する問題がある。特に、被加工物が木材や樹脂の場合は、素材が軟質であり、容易に切削することが可能なことから、一方向のみでは作業性が半減する。一方、特許文献2に示されるヤスリ工具は、ヤスリ目の刃先を相互に反対方向に指向させるように形成し、双方向で切削可能に構成されている。ところが、ヤスリ目が相互に交差していることから、刃先が小さな菱形の凹陥部が形成されるため、切り粉が凹陥部に埋って目詰まりするため、以後の切削が困難になる問題が生ずる。このため、ヤスリ掛けの作業性を著しく低下させる問題があった。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、刃先を順方向に向けた順方向ヤスリ目と、逆方向に向けた逆方向ヤスリ目を交互に配列することにより、目詰まりがし難く、しかも、両方向に切削可能にすることができるヤスリ工具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明によるヤスリ工具は、金属板の表面に多数のヤスリ目が形成され、前記ヤスリ目は、所定の高さを有する鋸歯状に突出形成するとともに、前記ヤスリ工具の移動方向に対して、刃先を順方向に向けた順方向ヤスリ目と、逆方向に向けた逆方向ヤスリ目を交互かつ平行に配列したことを要旨としている。
【0008】
また、前記ヤスリ目の前記順方向ヤスリ目と前記逆方向ヤスリ目の高さを異ならせることが望ましい。
【0009】
さらに、前記ヤスリ目の各前記順方向ヤスリ目と各前記逆方向ヤスリ目の間隔、及び、前記順方向ヤスリ目と前記逆方向ヤスリ目の間隔を互いに離間させている。
【0010】
さらにまた、前記ヤスリ目の各前記順方向ヤスリ目と前記逆方向ヤスリ目を前記ヤスリ工具移動方向に対して傾斜させることが望ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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