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公開番号
2025039371
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-21
出願番号
2023146435
出願日
2023-09-08
発明の名称
自走式薪割機
出願人
株式会社ショーシン
代理人
個人
,
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B27L
7/00 20060101AFI20250313BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約
【課題】 薪割作業時の付随作業に伴う作業者の作業労力を大幅に軽減し、作業時間の短縮を図るとともに、破損を含む無用なトラブルを回避し、作業能率及び作業効率の向上を図る。
【解決手段】 動力駆動部により薪原木材W又は薪割ブレード部2bを相対移動させることにより薪割処理を行う薪割機を構成するに際して、自走式の走行部3を設けた車体部4と、この車体部4に固定した薪割ブレード部2bに対して、原木材載置位置Xsにセットした薪原木材Wを、当該薪原木材Wの軸方向Fsへ薪割用駆動部2dにより移動させて薪割処理を行う薪割機構部2と、所定高さの上昇位置Xhにある薪原木材Wを原木材載置位置Xsにセットする原木材ガイド部5と、地面Gに接する下降位置Xgにある原木材載置部6sをリフト用駆動部6dにより上昇位置Xhまで移動させるリフト機構部6とを備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
動力駆動部により薪原木材又は薪割ブレード部を相対移動させることにより薪割処理を行う自走式薪割機であって、自走式の走行部を設けた車体部と、この車体部に固定した薪割ブレード部に対して、原木材載置位置にセットした薪原木材を、当該薪原木材の軸方向へ薪割用駆動部により移動させて薪割処理を行う薪割機構部と、所定高さの上昇位置にある薪原木材を前記原木材載置位置にセットする原木材ガイド部と、地面に接する下降位置にある原木材載置部をリフト用駆動部により前記上昇位置まで移動させるリフト機構部とを備えることを特徴とする自走式薪割機。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記薪割機構部は、薪原木材の分割数を変更する選択可能な複数の異なる薪割ブレード部を備えることを特徴とする請求項1記載の自走式薪割機。
【請求項3】
前記薪割ブレード部は、一本の二分割用の基本ブレード部と、この基本ブレード部に着脱し、装着により薪原木材の分割数を変更する一又は二以上の補助ブレード部を備えることを特徴とする請求項2記載の自走式薪割機。
【請求項4】
前記薪割機構部は、薪原木材の一端面に当接し、かつガイドレールによりガイドされる押盤部と、この押盤部を移動させる薪割シリンダとを備えることを特徴とする請求項1記載の自走式薪割機。
【請求項5】
前記押盤部は、薪原木材の一端面に当接する当接面に、当該一端面に対する接触面積を小さくする突起条を有することを特徴とする請求項1記載の自走式薪割機。
【請求項6】
前記押盤部は、前記ガイドレール間に介在させる合成樹脂製のスペーサを備えることを特徴とする請求項5記載の自走式薪割機。
【請求項7】
前記リフト機構部は、一端側を前記車体部に対して回動可能に取付け、かつ自由端となる他端側に前記原木材載置部を設けたリフトフレーム部と、このリフトフレーム部を回動変位させるリフトシリンダとを備えることを特徴とする請求項1記載の自走式薪割機。
【請求項8】
前記リフト機構部は、前記リフトフレーム部を格納位置と使用位置に切換える切換機構部を備えることを特徴とする請求項7記載の自走式薪割機。
【請求項9】
前記車体部は、この車体部に対して着脱し、かつ装着時に前記薪割機構部の前記薪割ブレード部に対して薪原木材の移動方向の前方に配することにより、前記薪割ブレード部を通過した薪を受け取り、貯留する貯留台プレートを備えることを特徴とする請求項1記載の自走式薪割機。
【請求項10】
前記リフトフレーム部は、前記格納位置で、前記車体部から離脱した貯留台プレートを重ねて格納可能な貯留台プレート支持部を備えることを特徴とする請求項8記載の自走式薪割機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧シリンダ等の動力駆動部により薪原木材(丸太)を割って薪を得る自走式薪割機に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、動力を利用した薪割機としては、既に本出願人が特許文献1により提案した自走式薪割機が知られている。
【0003】
同文献1の自走式薪割機は、容易な移動,効率的な薪割り及び薪の搬送など、この種の薪割機により薪割りする際に求められる一連の処理機能を十分に確保することを目的としたものであり、具体的には、薪用原木材を載置する原木材載置部と、この原木材載置部に載置した薪用原木材の一端面に対向して配することにより当該薪用原木材を割る楔状のブレードと、このブレードを薪用原木材の軸方向に相対移動させる動力駆動部とを少なくとも備えるとともに、原木材載置部を設けた車体フレームと、動力駆動部の少なくとも一部を兼用して構成し、かつ三つ以上の車輪を有することにより車体フレームを移動させる自走部と、車体フレームに設けることにより原木材載置部に載置した薪用原木材を割って得た薪を積載する薪積載部と、車体フレームに設けることにより自走部の走行操作を行うハンドル部とを設けて構成したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-498589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述した特許文献1に記載の自走式薪割機は、次のような解決すべき課題も存在した。
【0006】
第一に、薪割対象となる丸太で代表される薪原木材は、かなりの重量を有する。一方、自走式の薪割機の場合、通常、車体部の下方に、走行用の車輪やトランスミッション等を含む走行系の機構部を配置するため、薪割処理を行う薪割機構部は、車体部の上面等の比較的高い位置に配設する傾向がある。このため、作業者は、薪割処理を行う都度、重い薪用原木材(丸太)を、車体部の上方まで持ち上げる必要があり、これらの付随作業に伴う作業労力や作業時間が無視できない。
【0007】
第二に、薪割処理時には、通常、車体部に対して薪用原木材を固定するとともに、動力駆動部により可動するブレードを前進移動させるため、薪用原木材の種類,大きさ,及び乾燥度合等の薪用原木材の状態によっては、薪用原木材がスムースに割れず、ブレードが薪用原木材にいわば食い込んだ状態になる事態も発生する。この場合、動力駆動部やブレードに無理な応力が付加されることになり、破損を含む無用なトラブル原因になるとともに、復帰させるための余計な時間と労力が費やされるなど、作業能率及び作業効率の低下も無視できない。
【0008】
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した自走式薪割機の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る自走式薪割機1は、上述した課題を解決するため、動力駆動部により薪原木材W又は薪割ブレード部2bを相対移動させることにより薪割処理を行う薪割機を構成するに際して、自走式の走行部3を設けた車体部4と、この車体部4に固定した薪割ブレード部2bに対して、原木材載置位置Xsにセットした薪原木材Wを、当該薪原木材Wの軸方向Fsへ薪割用駆動部2dにより移動させて薪割処理を行う薪割機構部2と、所定高さの上昇位置Xhにある薪原木材Wを原木材載置位置Xsにセットする原木材ガイド部5と、地面Gに接する下降位置Xgにある原木材載置部6sをリフト用駆動部6dにより上昇位置Xhまで移動させるリフト機構部6とを備えることを特徴とする。
【0010】
この場合、発明の好適な態様により、薪割機構部2には、薪原木材Wの分割数を変更する選択可能な複数の異なる薪割ブレード部2b…を設けることができる。具体的には、一本の二分割用の基本ブレード部11mと、この基本ブレード部11mに着脱し、装着により薪原木材Wの分割数を変更する一又は二以上の補助ブレード部11s…により構成することが好適である。また、薪割機構部2は、薪原木材Wの一端面Wsに当接し、かつガイドレール12によりガイドされる押盤部13と、この押盤部13を移動させる薪割シリンダ14とを備えて構成できる。この際、押盤部13は、薪原木材Wの一端面Wsに当接する当接面13pに、当該一端面Wsに対する接触面積を小さくする突起条15を設けることができる。加えて、この押盤部13には、ガイドレール12間に合成樹脂製のスペーサ16を介在させることができる。一方、リフト機構部6は、一端17r側を車体部4に対して回動可能に取付け、かつ自由端となる他端17f側に原木材載置部6sを設けたリフトフレーム部17と、このリフトフレーム部17を回動変位させるリフトシリンダ18とを備えて構成できるとともに、このリフト機構部6には、リフトフレーム部17を格納位置Xrと使用位置Xuに切換える切換機構部19を設けることができる。さらに、車体部4には、この車体部4に対して着脱し、かつ装着時に薪割機構部2の薪割ブレード部2bに対して薪原木材Wの移動方向Fmの前方Fmsに配することにより、薪割ブレード部2bを通過した薪Wp…を受け取る貯留台プレート20を設けることができるとともに、リフトフレーム部17には、格納位置Xrで、車体部4から離脱した貯留台プレート20を重ねて格納可能な貯留台プレート支持部21を設けることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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