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公開番号
2025029318
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-06
出願番号
2023133868
出願日
2023-08-21
発明の名称
コルク製品およびその製造方法
出願人
内山工業株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
B27N
5/00 20060101AFI20250227BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約
【課題】従来のコルク製品より石油由来原料の使用量が低減され、二酸化炭素排出量の削減に繋がるコルク製品およびその製造方法を提供する。
【解決手段】本開示に係るコルク製品は、コルク粒とウレタンバインダーとを含み、前記コルク粒が前記ウレタンバインダーによって固定化されており、前記ウレタンバインダーが、イソシアネート由来の構造単位およびポリオール由来の構造単位を含み、前記イソシアネートおよび前記ポリオールの少なくともいずれか一方は、バイオマスに由来する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コルク粒とウレタンバインダーとを含み、
前記コルク粒が前記ウレタンバインダーによって固定化されており、
前記ウレタンバインダーが、イソシアネート由来の構造単位およびポリオール由来の構造単位を含み、
前記イソシアネートおよび前記ポリオールの少なくともいずれか一方は、バイオマスに由来する、コルク製品。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
圧搾コルク栓である、請求項1に記載のコルク製品。
【請求項3】
コルクシートである、請求項1に記載のコルク製品。
【請求項4】
コルク粒とイソシアネートとポリオールとを混合する工程と、
前記コルク粒を、前記イソシアネートおよび前記ポリオールの反応により生成したウレタンバインダーによって固定化する工程とを含み、
前記イソシアネートおよび前記ポリオールの少なくともいずれか一方は、バイオマスに由来する、コルク製品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コルク製品およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
コルクは、弾力性、断熱性、防水性、通気性および吸音性などの種々の特性を有する。そのため、コルク粒を接着剤などによって固定化して得られるコルク製品は、種々の分野において利用されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、スチレン-イソプレン-スチレン樹脂からなる合成樹脂材料の外殻を形成し、前記外殻内に接着剤を混合したコルク粒を充填して圧搾成形せしめた後、前記外殻の表面に、ポリエチレンテレフタレート樹脂の薄膜を形成せしめたことを特徴としたコルク栓が開示されている。
【0004】
ところで、環境負荷低減の観点からは、バイオマスの利用が注目されている。特許文献2には、酸成分および/またはグリコール成分がバイオマス成分であるバイオマスポリエステルポリオールを原料とするバイオマスポリウレタン樹脂を含有する主剤とイソシアネート化合物を含有する硬化剤とからなる2液型ラミネート接着剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-081297号公報
特開2020-189901号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
カーボンニュートラルへの取り組みが求められる中、特許文献1に記載されているような従来のコルク製品は石油由来の接着剤などを用いている点で改善の余地があった。また、特許文献2はラミネート接着剤に関するものであった。従来、バイオマス由来の接着剤をコルク製品に適用した場合に、コルク製品に求められる物性を得られるか否か不明であった。
【0007】
本発明の一態様は、従来のコルク製品より石油由来原料の使用量が低減され、二酸化炭素排出量の削減に繋がるコルク製品およびその製造方法を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るコルク製品は、コルク粒とウレタンバインダーとを含み、前記コルク粒が前記ウレタンバインダーによって固定化されており、前記ウレタンバインダーが、イソシアネート由来の構造単位およびポリオール由来の構造単位を含み、前記イソシアネートおよび前記ポリオールの少なくともいずれか一方は、バイオマスに由来する。
【0009】
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るコルク製品の製造方法は、コルク粒とイソシアネートとポリオールとを混合する工程と、前記コルク粒を、前記イソシアネートおよび前記ポリオールの反応により生成したウレタンバインダーによって固定化する工程とを含み、前記イソシアネートおよび前記ポリオールの少なくともいずれか一方は、バイオマスに由来する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一態様によれば、従来のコルク製品より石油由来原料の使用量が低減され、二酸化炭素排出量の削減に繋がるコルク製品およびその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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