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公開番号
2025026542
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2024212114,2020173531
出願日
2024-12-05,2020-10-14
発明の名称
有機溶媒の再生方法及び改質木質材料の製造方法
出願人
セントラル硝子株式会社
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
B27K
3/34 20060101AFI20250214BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約
【課題】
地球環境への影響が少ない、木質材料を改質するための化学処理薬剤組成物を提供する。または、その化学処理薬剤組成物を用いた改質木質材料の製造方法を提供する。または、化学処理薬剤組成物に用いる有機溶媒の再生方法を提供する。または、化学処理薬剤組成物の製造方法を提供する。
【解決手段】
本発明の一実施形態によると、木質材料を改質する有効成分と、有効成分を溶解するハイドロフルオロオレフィン類とを含む、化学処理薬剤組成物が提供される。ハイドロフルオロオレフィン類が、炭素数3~5のハイドロフルオロオレフィン又は炭素数3~5のハイドロクロロフルオロオレフィンであってもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
木質材料を改質する有効成分と、前記有効成分を溶解するハイドロフルオロオレフィン類を含む有機溶媒とを含む、化学処理薬剤組成物。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記木質材料を改質する有効成分が、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、4級アンモニウム塩化合物、有機金属化合物を含む、請求項1に記載の化学処理薬剤組成物。
【請求項3】
前記ハイドロフルオロオレフィン類が、炭素数3~5のハイドロフルオロオレフィン又は炭素数3~5のハイドロクロロフルオロオレフィンである、請求項1に記載の化学処理薬剤組成物。
【請求項4】
前記ハイドロフルオロオレフィン類が、1-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロペン、1,2-ジクロロ-3,3,3-トリフルオロプロペン、1,1-ジクロロ-3,3,3-トリフルオロプロペン及び1-クロロ-2,3,3-トリフルオロ-1-プロペンから選ばれる少なくとも1つである、請求項1に記載の化学処理薬剤組成物。
【請求項5】
ハイドロフルオロオレフィン類以外の有機溶媒を更に含む、請求項1~3のいずれか一に記載の化学処理薬剤組成物。
【請求項6】
前記ハイドロフルオロオレフィン類以外の有機溶媒が塩化メチレンである、請求項3に記載の化学処理薬剤組成物。
【請求項7】
化学処理薬剤組成物100重量%に対して、水の含有量が5重量%以下である、請求項1~5のいずれか一に記載の化学処理薬剤組成物。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一に記載の化学処理薬剤組成物を、木質材料に塗布、含侵または注入すること、且つ
前記木質材料中の前記有機溶媒を揮発させること、
を含む、改質木質材料の製造方法。
【請求項9】
前記木質材料中の前記有機溶媒を90重量%以上揮発させること、を含む、請求項8に記載の改質木質材料の製造方法。
【請求項10】
請求項1~7のいずれか一に記載の化学処理薬剤組成物を、木質材料に塗布、含侵または注入すること、
前記木質材料中の前記有機溶媒を揮発させること、
揮発させた前記有機溶媒を回収すること、
を含む、有機溶媒の再生方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、木質材料を改質するための化学処理薬剤組成物、それを用いた改質木質材料の製造方法、有機溶媒の再生方法及び化学処理薬剤組成物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
木質材料を改質するための化学処理薬剤、例えば、防腐剤、防虫剤、防カビ剤及び難燃剤等に用いる有機溶媒としては、塩化メチレンが従来用いられている。これは、塩化メチレンに対する有効成分の溶解性が良好であること、塩化メチレンが本邦の消防法に定められた危険物に該当しないこと、単価が安いこと等に起因する。
【0003】
近年、大気汚染防止法や労働安全衛生法等の法規制によって、改質木材業界では、塩素系溶剤の使用が難しくなってきている。このため、塩化メチレンに替わる有機溶媒として、高価なフッ素系溶剤をリサイクルしながら使用する試みがなされている。例えば、特許文献1においては、改質有効成分、有効成分を溶解する有機溶媒、及び有機塩化合物を含有し、且つ水の含有量が5質量%以下である木質材料を改質するための化学処理薬剤組成物が記載され、塩化メチレンの他にCFC-11、HCFC-225等のフロン系溶媒や、ハイドロフルオロカーボン(HFC)類、ハイドロフルオロエーテル(HFE)類等の代替フロン系溶媒を用いることが記載されている。
【0004】
しかし、フッ素系溶剤においては、HFC類、HFE類等の代替フロン系溶媒では地球温暖化係数(GWP)が高く、地球環境への影響が懸念される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4723408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、地球環境への影響が少ない、木質材料を改質するための化学処理薬剤組成物を提供することを目的の一つとする。または、その化学処理薬剤組成物を用いた改質木質材料の製造方法を提供することを目的の一つとする。または、化学処理薬剤組成物に用いる有機溶媒の再生方法を提供することを目的の一つとする。または、化学処理薬剤組成物の製造方法を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態によると、木質材料を改質する有効成分と、有効成分を溶解するハイドロフルオロオレフィン類を含む有機溶媒とを含む、化学処理薬剤組成物が提供される。
【0008】
ハイドロフルオロオレフィン類が、炭素数3~5のハイドロフルオロオレフィン又は炭素数3~5のハイドロクロロフルオロオレフィンであってもよい。
【0009】
ハイドロフルオロオレフィン類が、1-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロペン、1,2-ジクロロ-3,3,3-トリフルオロプロペン、1,1-ジクロロ-3,3,3-トリフルオロプロペン及び1-クロロ-2,3,3-トリフルオロ-1-プロペンから選ばれる少なくとも1つであってもよい。
【0010】
化学処理薬剤組成物は、ハイドロフルオロオレフィン類以外の有機溶媒を更に含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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