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公開番号
2025037926
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2024203901,2022179423
出願日
2024-11-22,2016-10-26
発明の名称
抗IL-17A/F抗体を用いた治療方法
出願人
ユーシービー バイオファルマ エスアールエル
代理人
弁理士法人浅村特許事務所
主分類
A61K
39/395 20060101AFI20250311BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】化膿性汗腺炎を治療するための医薬組成物を提供する。
【解決手段】ヒトIL-17AおよびヒトIL-17Fに結合する中和抗体を含む、ヒトにおける化膿性汗腺炎を治療するための医薬組成物であって、前記抗体が、軽鎖可変ドメインと重鎖可変ドメインとを含み、前記軽鎖可変ドメインおよび前記重鎖可変ドメインが、それぞれ特定の配列を含み、(i)2週間ごとに320mgの抗体の用量で投与されるか、または(ii)4週間ごとに320mgの抗体の用量で投与される、医薬組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ヒトIL-17AおよびヒトIL-17Fに結合する中和抗体をヒトに投与する工程を含む、ヒトにおける乾癬性関節炎を治療する方法。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記抗体が、ヒトIL-17Fのエピトープに特異的に結合し、このエピトープが、配列番号27のARG47、ARG73、LEU75およびILE86から選択される1つ以上の残基を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記抗体が、ヒトIL-17Aのエピトープに特異的に結合し、このエピトープが、配列番号28のTYR44、ASN45、ARG46、TRP51、ASN52、HIS54およびASP84から選択される1つ以上の残基を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記抗体が、配列番号11で与えられる配列を含む重鎖と、配列番号10で与えられる配列を含む軽鎖とを有する中和抗体として、ヒトIL-17A、ヒトIL-17FまたはヒトIL-17A/Fヘテロダイマーの同じエピトープに結合する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記抗体が、配列番号11で与えられる配列を含む重鎖と、配列番号10で与えられる配列を含む軽鎖とを有する中和抗体であって、ヒトIL-17AおよびヒトIL-17Fに結合する中和抗体をクロスブロックする、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記抗体が、軽鎖可変ドメインと重鎖可変ドメインとを含み、前記軽鎖可変ドメインが、配列番号10で与えられる配列を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記抗体が、ビメキズマブである、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記抗体が医薬組成物として投与される、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記抗体が皮下投与される、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記抗体が静脈内投与される、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、IL-17AおよびIL-17Fの両方の抗原決定基に対する特異性を有する抗体分子、およびこの抗体分子の治療的使用に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)
【背景技術】
【0002】
インターロイキン17(IL-17)は、CTLA-8またはIL-17Aとしても知られ、様々な非免疫細胞からの広範囲の他のサイトカインの分泌を刺激する炎症誘発性サイトカインである。IL-17Aは、線維芽細胞、ケラチノサイト、上皮細胞および内皮細胞などの付着細胞によるIL-6、IL-8、PGE2、MCP-1およびG-CSFの分泌を誘発することができ、ICAM-1表面発現、T細胞の増殖、照射線維芽細胞の存在下で共培養した場合のCD34+ヒト前駆細胞の増殖および好中球への分化も誘発することができる(Fossiezら、1998、Int.Rev.Immunol.16,541-551)。IL-17Aは、活性化された記憶T細胞によって主に産生され、遍在的に分布した細胞表面受容体(IL-17R)に結合することによって作用する(Yaoら、1997、Cytokine、9,794-800)。IL-17Aは、IL-17RAとIL-17RCの複合体への結合によって作用し得る(Toyら、2006、J.Immunol.177(11);36-39)。「TH17細胞」と呼ばれる、IL-17を産生するT細胞は、特定の癌の病因であることが暗に示されている(Weaverら、2006、Immunity、24、677-688;Langowskiら、2006、442、461-465;IwakuraおよびIshigame、2006、J.Clin.Invest.116、5、1218-1222)。
【0003】
炎症反応を調節するときに類似しているが異なる役割を有する、多数のIL-17の同族体が同定されている。IL-17サイトカイン/受容体ファミリーの総説については、Dumont、2003、Expert Opin.Ther.Patents、13,287-303を参照されたい。1つのこのような同族体は、IL-17Fであり、IL-24およびML-1としても知られ、IL-17Aと約55%同一であることが報告されており、IL-17Aと同じ受容体を共有していると考えられている(KollsおよびLinden 2004、Immunity、21、467-476;Hymowitzら、2001、EMBO J.20(19)、5332-5341;Kuestnerら、2007、Journal of Immunology、179、5462-5473)。IL-17Aの個々のシグナル伝達分子は、IL-17Fの個々のシグナル伝達分子よりも強力であるが、IL-17Fは、他の分子と協働してより大きな影響を及ぼす。例えば、RA滑膜細胞にIL-17FがTNFαとともに添加される場合、強力な炎症経路の誘発は、IL-17AおよびTNFαを用いたときに観察される応答と類似している(Hotら、2011、Ann.Rheumatic Dis.、70,341-348)。
【0004】
IL-17AおよびIL-17Fは、ホモダイマーとして発現されるが、IL-17A/Fヘテロダイマーとして発現される場合もある(Wrightら、2008、J.Immunol.181:2799-2805)。IL-17AおよびFは、受容体IL-17R、IL-17RCまたはIL-17RA/RC受容体複合体を介し、シグナルを伝達する(Gaffen 2008、Cytokine.43:402-407)。
【0005】
IL-17AおよびIL-17Fは、皮膚の状態およびリウマチの状態と関連している。このような皮膚の状態としては、限定されないが、乾癬、アトピー性皮膚炎、円板状エリテマトーデス、円形脱毛症、自己免疫蕁麻疹、水疱性類天疱瘡、疱疹状皮膚炎、汗腺炎、線状IgA皮膚炎、モルフェア、尋常性天疱瘡および膿皮症が挙げられる。このようなリウマチの状態としては、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎を含む体軸性脊椎関節炎、全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチ、脈管炎、シェーグレン症候群(腺外)、若年性特発性関節炎、肉芽腫症、ベーチェット病(粘膜皮膚)、抗リン脂質症候群、巨細胞性動脈炎、強皮症、結節性多発動脈炎、ベーチェット病(血栓症)、および高安病が挙げられる。
【0006】
乾癬性関節炎は、関節および皮膚の両方に影響を及ぼす炎症状態である。乾癬性関節炎は、時間の経過とともに著しい関節損傷および障害を引き起こし、乾癬に見られる皮膚と爪両方の異常の両方を伴うことがある。(Schettら、2011、Arthritis Research and Therapy、13 Suppl.1:S4。)乾癬性関節炎は、特に皮膚の変化が最小限であるか、または存在しない場合には、他の形態の関節炎と区別することが困難な場合がある。乾癬性関節炎患者は、虹彩炎/ブドウ膜炎(眼の腫脹および眼の炎症)および炎症性腸疾患(IBD)や、心臓血管疾患および骨粗鬆症などの自己免疫状態を含め、一般の集団よりも高い頻度で他の多くの疾患を経験することが多い。
【0007】
乾癬性関節炎は、痛み、身体機能および疲労による負担、および心理的、感情的および社会的な健康と、全体的な健康関連QOLの低下を引き起こし、患者の生活の多くの側面に悪影響を及ぼし得る。(Hustedら、2001、Arthritis Care and Research、45:151-8;Picchianti-Diamaniら、2010、Qual.Life Res.、19:821-6。)研究は、乾癬性関節炎および関節リウマチの患者において、健康関連QOL(HRQol)の多くの態様が同程度に影響を受けることを示唆している(Hustedら、2001、Arthritis Care and Research、45:151-8)。乾癬性関節炎は、直接的な経費(投薬、病院での治療、インフォーマルケアおよび店頭投薬に費やされる費用)および間接的な経費(職場での生産性の低下に関連するもの)の両方において、かなりの経済的負担を伴う(Ackermann&Kavanaugh、2008、Pharmacoeconomics、26(2):121-9)。
【0008】
乾癬性関節炎は、乾癬を有する個人において発症し得る皮膚の炎症性障害である(Shbeebら、2000、J Rheumatol.、27:1247-50)。乾癬性関節炎は、典型的には、乾癬の発症後の患者において発症する(Gladmanら、2006、Annuals of the Rheumatic Diseases、65(Suppl.III):iii12-iii24)。乾癬性関節炎の診断を受ける患者の平均年齢は41歳であり、男性(20~39歳)は女性(40~59歳)よりも若年で診断されることが多い(Shbeedら、2000、J Rheumatol.、27:1247-50)。毎年、10万人あたり3~8人が新しく乾癬性関節炎と診断されている(Gladmanら、2005、Annuals of the Rheumatic Diseases、64(Suppl II):ii14-ii17)。
【0009】
ある種の遺伝子は、乾癬性関節炎、特に乾癬性関節炎患者の約50%に存在するHLA-B27(ヒト白血球抗原)遺伝子に関連しており、西欧の一般的な集団のわずか3~18%と関連している(Gladmanら、2005、Annuals of the Rheumatic Diseases、64(Suppl II):ii14-ii17;Salvarani & Fries、2009、World J.Gastroenterol.、15(20):2449-55)。
【0010】
しかしながら、環境要因も同様に疾患発症を誘発し得る。乾癬性関節炎に関連するリスクファクターとしては、頭皮、臀部領域に関連する乾癬、3箇所より多い罹患部位、爪ジストロフィー、最近の口腔潰瘍および治療が必要な外傷が挙げられる(Ogdie & Gelfand、2010、Arch.Dermatol.146(7):785-8;Pattisonら、2008、Ann.Rheum.Dis.、67(5):672-6)。
(【0011】以降は省略されています)
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