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公開番号
2024167563
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-04
出願番号
2023083732
出願日
2023-05-22
発明の名称
化粧料
出願人
株式会社ファンケル
代理人
主分類
A61K
8/67 20060101AFI20241127BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】
ナイアシンアミドを高含有する化粧料であって、べたつき感がなく、塗布後に肌になじませる際に感じられるキシミ感を抑制し、化粧料の浸透感に優れ、ハリ感と、肌のやわらかさが感じられる優れた使用感の化粧料を提供すること。
【解決手段】
次の(A)、(B)、(C)を含有する化粧料。
(A)ナイアシンアミドを化粧料全量に対し3質量%以上
(B)発酵物を化粧料全量に対し1~95質量%
(C)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー及び/又は(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
次の(A)、(B)、(C)を含有する化粧料。
(A)ナイアシンアミドを化粧料全量に対し3質量%以上
(B)発酵物を化粧料全量に対し1~95質量%
(C)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー及び/又は(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
(C)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー及び/又は(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーを化粧料全量に対し0.05~1.5質量%含有する請求項1に記載の化粧料。
【請求項3】
さらに(D)ポリオキシエチレングリセリン及び/又はポリオキシエチレンメチルグルコシドを含有する請求項1又は2に記載の化粧料。
【請求項4】
(B)発酵物が化粧品表示名称としてサッカロミセス/コメ発酵液エキス、サッカロミセス/コメ発酵液、サッカロミセス/コメ粕発酵液、サッカロミセス/コメ芽発酵液、サッカロミセス/加水分解発芽コメ発酵液、乳酸桿菌/コメ発酵物及びアスペルギルス/コメ発酵エキスと称されるいずれか1以上を含む発酵物である請求項1又は2に記載の化粧料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナイアシンアミドを高含有する化粧料に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ナイアシンアミドは、別名ニコチンアミド(nicotinamide)/ナイアシン/ビタミンB3とも呼ばれる、ニコチン酸のアミド化合物である。ナイアシンアミドは水溶性ビタミンで、ビタミンB群の一つである。ナイアシンアミドが欠乏するとペラグラなどの欠乏症となる。ナイアシンアミドは、外用薬の成分としてニキビ(尋常性ざ瘡)の治療や、美容目的で化粧品に配合される。日本では、医薬部外品の化粧品に、シワ改善の有効成分(リンクルナイアシン)、美白作用の有効成分(ニコチン酸アミド)として承認されている。
【0003】
ナイアシンアミドは、上記の通りシワ改善の有効成分としてスキンケア化粧料等にしばしば配合されてきた。シワ改善、肌のハリ感や弾力を付与するためには、3~7質量%ほどの高い配合が求められる。しかし、ナイアシンアミドを高含有すると使用感が低下することが知られており、経験的には3質量%以上含有すると使用感の低下が認識された。例えば、塗布中に感じられるべたつき感、および塗布後肌に馴染ませる際に感じられるキシミ感などが代表的である。一般的にこうした化粧料のべたつき感やキシミなどの使用感を改善するためには、各種油剤、増粘剤、保湿剤、界面活性剤などの成分を組み合わせて配合することで改善させることが試みられている。
ところが、ナイアシンアミドを高含有する化粧料は、このような成分を含有することで一時的に使用感が改善しても、塗布後に一定時間が経過すると、キシミなどの好ましくない使用感が、再度顕著に感じられることが指摘されている。
このような中、ナイアシンアミドを高含有した化粧料の技術が開示されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、ナイアシンアミドと、プロピレングリコールまたはポリプロピレングリコールを含有させた、べたつかず、油のような肌馴染みの良さと、ハリ感等の仕上がり実感に優れた化粧料が記載されている。
【0005】
また、特許文献2には、ナイアシンアミドを高含有し、さらに水溶性多糖類、両親媒性の化合物を含有する化粧料が記載されている。ナイアシンアミドによる組成物の粘度安定性の不良が改善されている。
しかし、これらの従来技術では、ある程度べたつきは改善しているものの、キシミ感が改善しているとは言い難い。
【0006】
べたつきの改善に加えてキシミ感がある程度改善している技術として、(A)ニコチン酸アミドと、(B)シロキクラゲ多糖体、コンドロイチン硫酸ナトリウムおよびプロテオグリカンからなる群から選ばれる1種または2種以上の水溶性多糖類と、(C)多価アルコールと、(D)1価の低級アルコールとを含有する水性組成物(特許文献3、特許文献4)が開示されている。しかしながらこの技術もまた十分満足できるものではない。さらにエタノールで刺激を感じてしまう消費者には受け入れられにくいという問題もある。
【0007】
一方、化粧料を塗布した後に、肌(例えば頬)を手のひら全体で覆うように触る化粧行動が知られているが、この時に肌のやわらかさが感じられると、消費者は使用した商品そのものを高く評価する傾向にある、すなわち数多くの使用感の評価項目において「肌のやわらかさ」が購入動機に高く寄与しているとの気づきから、発明者らは肌にやわらかさが感じられるかどうかに特に注力して処方開発に取り組んでいる。このような中、ナイアシンアミドを高含有した系において、特定量の(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー及び/又は(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーと、特定量のシロキクラゲ多糖体、スクレロチウムガム、ジュランガム、カラギーナン及びローカストビーンガムから選ばれる1以上と、多価アルコールと水を含む化粧料とすることで、べたつき、キシミ感がなく、かつ、肌にやわらかさが感じられる優れた使用感の化粧料になることを提案している(特許文献5)。
さらにまた出願人は(A)ナイアシンアミドと、(B)マンニトールと、(C)コメ発酵物とを含有する使用感に優れた化粧料(特許文献6)、(A)ナイアシンアミドと、(B)ツボクサエキスと、(C)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーと(D)ラフィノース、グルコース、ソルビトール及びメチルグルセス-10から選ばれる1以上とを含有する使用感に優れた化粧料(特許文献7)を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2019-131553号公報
特開2020-128363号公報
特開2019-131547号公報
特開2022-82669号公報
特願2023-042501
特願2022-190938
特願2023-034720
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、ナイアシンアミドを高含有する化粧料であって、べたつき感がなく、塗布後
に肌になじませる際に感じられるキシミ感を抑制し、化粧料の浸透感に優れ、ハリ感と、肌のやわらかさが感じられる優れた使用感の化粧料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は以下の構成である。
(1)次の(A)、(B)、(C)を含有する化粧料。
(A)ナイアシンアミドを化粧料全量に対し3質量%以上
(B)発酵物を化粧料全量に対し1~95質量%
(C)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー及び/又は(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー
(2)(C)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー及び/又は(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーを化粧料全量に対し0.05~1.5質量%含有する(1)に記載の化粧料。
(3)さらに(D)ポリオキシエチレングリセリン及び/又はポリオキシエチレンメチルグルコシドを含有する(1)又は(2)に記載の化粧料。
(4)(B)発酵物が化粧品表示名称としてサッカロミセス/コメ発酵液エキス、サッカロミセス/コメ発酵液、サッカロミセス/コメ粕発酵液、サッカロミセス/コメ芽発酵液、サッカロミセス/加水分解発芽コメ発酵液、乳酸桿菌/コメ発酵物及びアスペルギルス/コメ発酵エキスと称されるいずれか1以上を含む発酵物である(1)~(3)のいずれかに記載の化粧料。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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