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公開番号2023180354
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-21
出願番号2022093587
出願日2022-06-09
発明の名称卓上切断機
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B27B 5/36 20060101AFI20231214BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】製品の切断能力やコンパクト性を良好に保ちながら支持アームを前後方向に大きく設けることができる卓上切断機が必要とされている。
【解決手段】卓上切断機1は、被切断材を載置するターンテーブル4を有する。卓上切断機1は、ターンテーブル4の後方に位置しターンテーブル4から上方に起立する支持アーム40を有する。卓上切断機1は、支持アーム40に支持されて前後方向に延出するスライドバー47を有する。卓上切断機1は、スライドバー47に装着されてスライドバー47の延出方向に移動する揺動支持部材50を有する。卓上切断機1は、揺動支持部材50に上下方向に揺動可能に支持されかつ円盤状の刃具11を回転可能に支持する切断機本体10を有する。支持アーム40は、揺動支持部材50が最後方に位置する際の側面視において揺動支持部材50とオーバーラップする前部分40cを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
卓上切断機であって、
被切断材を載置するテーブルと、
前記テーブルの後方に位置し前記テーブルから上方に起立する支持アームと、
前記支持アームに支持されて前後方向に延出するスライドバーと、
前記スライドバーに装着されて前記スライドバーの延出方向に移動する揺動支持部材と、
前記揺動支持部材に上下方向に揺動可能に支持されかつ円盤状の刃具を回転可能に支持する切断機本体を有し、
前記支持アームは、前記揺動支持部材が最後方に位置する際の側面視において前記揺動支持部材とオーバーラップする前部分を有する卓上切断機。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の卓上切断機であって、
前記支持アームは、前面視において前記揺動支持部材とオーバーラップするオーバーラップ領域と、前記揺動支持部材とオーバーラップしない非オーバーラップ領域を有し、
前記支持アームの前記前部分は、前記非オーバーラップ領域において前記オーバーラップ領域よりも前方に突出する凸部を有する卓上切断機。
【請求項3】
請求項2に記載の卓上切断機であって、
前記支持アームは、前記テーブルに連結される下部と、前記下部よりも後方に位置する上部と、前記下部と前記上部を連結して上方に向けて後方へ傾斜する中間部を有し、
前記凸部は、前記中間部から前方にかつ上下に延設する突条である卓上切断機。
【請求項4】
請求項3に記載の卓上切断機であって、
前記突条は、前記切断機本体の揺動中心を通る水平面の断面視において前記揺動支持部材と前後方向にオーバーラップする卓上切断機。
【請求項5】
請求項4に記載の卓上切断機であって、
前記突条は、前記揺動中心を通る前記水平面の断面視において後部に開口を有するV字形状である卓上切断機。
【請求項6】
請求項3~5のいずれか1つに記載の卓上切断機であって、
前記突条の上端は、左右方向において前記切断機本体に最も近い前記スライドバーの内側端よりも前記切断機本体から遠い位置に配置され、
前記突条の下端は、左右方向において前記内側端よりも前記切断機本体に近い位置に配置される卓上切断機。
【請求項7】
請求項3~6のいずれか1つに記載の卓上切断機であって、
前記突条の上端は、前記切断機本体の揺動中心より上方に配置され、
前記突条の下端は、前記揺動中心より下方に配置される卓上切断機。
【請求項8】
請求項3~7のいずれか1つに記載の卓上切断機であって、
前記突条は、側面視で前記支持アームの前記上部と前記中間部が形成する凹部に設けられる卓上切断機。
【請求項9】
請求項3~8のいずれか1つに記載の卓上切断機であって、
前記支持アームの前記下部と前記上部は、左右方向にずれて配置され、
前記突条は、前面視で前記下部と前記上部の間に設けられる卓上切断機。
【請求項10】
請求項3~9のいずれか1つに記載した卓上切断機であって、
前記スライドバーは、前記切断機本体に対して左側または右側に配置され、
前記支持アームは、左右方向において前記スライドバーが配置される側の第1側壁と、前記第1側壁と左右反対側の第2側壁を有し、
前記突条は、前記第1側壁に沿って設けられる卓上切断機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば木材等の被切断材の切断加工に用いられる卓上切断機に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
この種の卓上切断機は、例えば被切断材を載置するテーブルと、テーブルの上方で前後方向に延出するスライドバーと、スライドバーに装着されてスライドバーに沿って移動可能な揺動支持部材を有する。揺動支持部材には、切断機本体が上下方向に揺動可能に装着される。切断機本体は、電動モータと、電動モータを動力源として回転する略円板形の刃具を有する。刃具の側面は、スライドバーと平行である。刃具を回転させ、切断機本体を下方のベースに載置された被切断材に向けて下動させる。これにより刃具が被切断材に切り込まれる。さらに切断機本体を揺動支持部材と共にスライドバーの延出方向に沿って移動させる。これにより刃具が被切断材に対して水平方向に移動する。これにより被切断材をスライドバーの延出方向に沿って切断できる。
【0003】
スライドバーは、刃具の移動を妨げないように、卓上切断機の手前側に位置する使用者から見て刃具の右側面より右方または左側面より左方に配置される。特許文献1に記載の発明は、刃具の右側面より右方において刃具の側面に沿って延びるスライドバーを有する。特許文献2に記載の発明は、刃具の左側面より左方において刃具の側面に沿って延びるスライドバーを有する。
【0004】
スライドバーは、切断機本体の後方で起立する支持アームによって支持される。支持アームが後方へ移動した揺動支持部材と干渉する場合、卓上切断機の切断能力が下がってしまう。そのため従来の支持アームは、揺動支持部材と干渉しないようにフラットな形状の前部分を有していた。また、従来の支持アームは、製品全体の前後長がコンパクトに抑えられていた。
【0005】
支持アームを前後方向に大きく設けることにより、上下方向に揺動する切断機本体を安定した状態で支持できる。これにより刃具を被切断材に切り込ませる安定性や精度が向上する。しかしながら従来の卓上切断機では、上述のように製品の切断能力やコンパクト性を考慮すると、支持アームの前後方向の大きさが限られていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-163813号公報
特開2021-24046号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって製品の切断能力やコンパクト性を良好に保ちながら支持アームを前後方向に大きく設けることができる卓上切断機が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一つの特徴によると卓上切断機は、被切断材を載置するテーブルを有する。卓上切断機は、テーブルの後方に位置しテーブルから上方に起立する支持アームを有する。卓上切断機は、支持アームに支持されて前後方向に延出するスライドバーを有する。卓上切断機は、スライドバーに装着されてスライドバーの延出方向に移動する揺動支持部材を有する。卓上切断機は、揺動支持部材に上下方向に揺動可能に支持されかつ円盤状の刃具を回転可能に支持する切断機本体を有する。支持アームは、揺動支持部材が最後方に位置する際の側面視において揺動支持部材とオーバーラップする前部分を有する。
【0009】
したがって揺動支持部材を最後方に移動させる際、支持アームの前部分と揺動支持部材が前後方向にオーバーラップする。そのため卓上切断機の切断能力を下げることなく支持アームの前後長さを長くすることができる。また、支持アームの後部分を大きくすることなく支持アームの前後長さを長くすることができる。これにより卓上切断機のコンパクト性を良好に保ちながら支持アームを前後方向に大きく設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施例に係る卓上切断機を左方から見た全体斜視図である。
卓上切断機を右方から見た全体斜視図である。
切断機本体が上死点かつ最前方に位置する状態の卓上切断機の左側面図である。
切断機本体が上死点かつ最前方に位置する状態の卓上切断機の上面図である。
切断機本体が上死点かつ最後方に位置する状態の卓上切断機の左側面図である。
切断機本体が上死点かつ最後方に位置する状態の卓上切断機の右側面図である。
切断機本体が上死点かつ最後方に位置する状態の卓上切断機の上面図である。
切断機本体が上死点に位置する状態の卓上切断機の前面図である。
切断機本体が左方に傾動しかつ下死点に位置する状態の卓上切断機の前面図である。
切断機本体が上死点に位置する状態の卓上切断機の後面図である。
図6中XI-XI線断面矢視図であって切断機本体の横断面図である。
図5中XII-XII線断面矢視図であって切断機本体と揺動支持部材と支持アームの横断面図である。
ベースを除いた卓上切断機の一部横断面を含む下面図である。
支持アームの前面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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