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公開番号2024027072
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-29
出願番号2022180514
出願日2022-11-10
発明の名称環境に優しいストロー製造装置
出願人ソンワンイーエヌエフ シーオー エルティーディー
代理人個人
主分類B27M 3/24 20060101AFI20240221BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】原材料として木材を使うことで、再利用及び処理が容易であるので、環境汚染を防止することができ、製造工程を全自動で進めて製造効率及び製品の品質を高めることができる、環境に優しいストロー製造装置を提供する。
【解決手段】原材料を供給する供給部と、原材料を加工する加工部と、前記供給部から供給された原材料を前記加工部で加工するための位置に移動させる移送部と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
原材料を供給する供給部と、
原材料を加工する加工部と、
前記供給部から供給された原材料を、前記加工部で加工するための位置に移動させる移送部と、を含むことを特徴とする、環境に優しいストロー製造装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記加工部は、
本体と、
前記本体の両側に長手方向に沿って設置され、上部に前記原材料が挿入される加工溝が一定間隔で形成されている加工支持板と、
前記本体の側部に設置され、前記原材料に穴を加工する穴あけ装置と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の環境に優しいストロー製造装置。
【請求項3】
前記本体の後部には、加工されたストローを研磨する研磨部がさらに具備され、
前記研磨部は、
前記本体の一側に設置され、前記ストローの中空を研磨する研磨装置と、
前記本体の他側に前記研磨装置と対向するように設置され、前記ストローの中空から異物を取り除く異物除去装置と、を含むことを特徴とする、請求項2に記載の環境に優しいストロー製造装置。
【請求項4】
前記研磨装置は、
前記本体の側部に設置される補助支持台の上部に移動可能に設置される研磨取付板と、
前記研磨取付板に回転自在に設置され、前記ストローの内周面を研磨する研摩機と、
前記研磨取付板に設置され、前記研摩機を回転させる駆動モーターと、
前記補助支持台の上部一側に設置され、前記研磨取付板を移動させる研磨アクチュエーターと、を含み、
前記研磨アクチュエーターは、モーターからなり、前記研磨取付板と繋がれる研磨ロッドを一定した力と速度で移動させることを特徴とする、請求項3に記載の環境に優しいストロー製造装置。
【請求項5】
前記異物除去装置は、
前記本体の側部に設置される補助支持台の上部に移動可能に設置される移動プレートと、
前記移動プレートの端部に設置される噴射取付板と、
前記噴射取付板に設置され、前記ストローの中空に圧縮空気を噴射する噴射管と、
前記移動プレートの上部一側に設置され、圧縮空気供給装置から供給された圧縮空気を前記噴射管に均一に分配する圧縮空気ディストリビューターと、
前記補助支持台の上部一側に設置され、前記移動プレートを移動させる噴射アクチュエーターと、を含むことを特徴とする、請求項3に記載の環境に優しいストロー製造装置。
【請求項6】
前記研磨装置に具備される研摩機の端部が前記ストローの中空における既設定の位置まで挿入されれば、前記異物除去装置に具備される前記噴射管は、前記異物除去装置によってストローの中空に挿入されることを特徴とする、請求項3に記載の環境に優しいストロー製造装置。
【請求項7】
前記研摩機は、前記噴射管とぶつからない位置まで挿入された後、反対方向に移動することを特徴とする、請求項6に記載の環境に優しいストロー製造装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、環境に優しいストロー製造装置に関し、より詳しくは、原材料として木材を使うことで、再利用及び処理が容易であるので、環境汚染を防止することができ、製造工程を全自動で進めて製造効率及び製品の品質を高めることができる、環境に優しいストロー製造装置に関する。
続きを表示(約 4,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来のプラスチックストローは、環境汚染の主犯となっており、現在全世界的に大きな問題に台頭している。コーヒーなどの嗜好飲料への需要が多くなるにつれ、使い捨てプラスチックストローの使用量も顕著に増加したし、それによる環境汚染の問題は必ず解決しなければならない課題である。これを解決するために、環境汚染を起こさない、環境に優しいストローの開発が必要である。最近、米国、中国、ドイツ、イギリス、フランスなどは、段階的にかつ漸進的にプラスチックストローを含む使い捨てプラスチック製品の使用を禁止してきている。
近頃、外食産業の分野では、プラスチックを用いたストロー、容器、包装材の代替品として、廃棄性が良く、再利用性(recycling)の高い紙を主材料とした製品を導入している。ストロー、容器、包装材などを、紙を主材料とし作製する場合、可燃性ごみとして容易に廃棄することができることはもちろん、燃料消費の少ない再利用を実施することができるから環境汚染を抑制することができる。
【0003】
図1を参照すると、韓国公開特許第10-2020-0047393号には、ロール(Roll)状の紙生地から繰り出される広幅紙生地の長手方向に沿って接着剤を塗布し、該接着剤を乾燥する段階と、前記接着剤が塗布された広幅紙生地の位置を調節する段階と、位置調節された前記広幅紙生地の前記接着剤塗布部位に沿って両長辺を有する複数個の小幅紙生地に切り込み(slitting)を行う段階と、接着剤が塗布された小幅紙生地を紙管成形部によって、接着剤が塗布されている小幅紙生地におけるいずれか一つの辺と他辺部位とが重なって接合される二重接合部を形成する、中空の紙管を成形する段階と、前記紙管の前記二重接合部を、少なくとも加熱部で2回以上加熱しながらローラーで圧搾して分離しにくい二重接合部を形成する段階と、前記紙管成形部から成形される紙管を紙管引張部によって切断部に向かって一定した長さずつ引っ張る段階と、前記紙管引張部によって引っ張られた紙管を前記切断部によってストローに使用可能な所定の長さに切断する段階と、を含むことを特徴とする。
【0004】
ところが、韓国公開特許第10-2020-0047393号に記載された紙製ストローは、紙を主材料とするため、容易な廃棄性及び再利用性を持たせるという長所はあるが、紙が水と接しても濡れないようにするためには、紙の表面にコーティングを更にしなければならないので、これも環境に悪影響を及ぼすので、完全な環境に優しい製品を製造することができないという問題点がある。
また、紙を利用してストローを製造するためには、かなり複雑な構造の装置が必要であることから製造コストも高くなるという問題点がある。
したがって、廃棄し易く、高い再利用性(Recycling)を有しながらも、温・冷飲料中に長時間挿したまま放置した時にも容易にほつれたり分離されたりしないように耐性を有し、且つ、安価で大量供給することができる、環境に優しいストローの開発が求められている。
【0005】
さらに、韓国登録特許第10-2302399号には、内部が塞がっている筒状の木材を原材料として供給する供給部と、原材料をストロー形状に加工する加工部と、加工された木製ストローを収去する収去部とを含んでなる環境に優しいストロー高速製造装置が開示されている。ところが、前記の特許文献は、原材料の両方向から穴あけ(Drilling)装置を一定の深さだけそれぞれ挿入させるので、最終生産された木製ストローの内部に段差が発生するという問題点があり、単純に木製ストローに隣接した位置で圧縮空気を木製ストロー向きに噴射するから、穴あけ加工後に木製ストローの内面にくっついている微量の木屎を取り除きにくいという問題点がある。
このような微量の木屎が顧客の飲料吸入時に飲料とともに吸い込まれると、ユーザが相当な不快感を感じるだけでなく、衛生上良くないので、木製ストローは使用が困難であるという問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
韓国公開特許第10-2020-0047393号公報
韓国登録特許第10-2302399号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、かかる問題点を解決するために案出されたもので、その目的は、原材料として木材を用いて原材料に中空を形成してストローとして使用するようにすることで、環境汚染を防止するだけではなく、再利用も容易であり、その製造工程も簡単であるため製造コストを節減できる、環境に優しいストロー製造装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、原材料である木材に中空を形成する形で加工するので、加工後に中空の内部に異物が残存する可能性があるが、中空の加工後に研磨及び異物除去工程を追加することで、ストローの内部に存在する異物を全く取り除いて衛生状態を増進させることができる、環境に優しいストロー製造装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
これらの問題点を解決するための本発明は、
原材料を供給する供給部と、原材料を加工する加工部と、前記供給部から供給された原材料を前記加工部で加工するための位置に移動させる移送部と、を含むことを特徴とする。
ここで、前記加工部は、本体と、前記本体の両側に長手方向に沿って設置され、上部に前記原材料が挿入される加工溝が一定間隔で形成されている加工支持板と、前記本体の側部に設置され、前記原材料に穴を加工する穴あけ装置と、を含むことを特徴とする。
さらに、前記本体の後部には、加工されたストローを研磨する研磨部がさらに具備され、前記研磨部は、前記本体の一側に設置され、前記ストローの中空を研磨する研磨装置と、前記本体の他側に前記研磨装置と対向するように設置され、前記ストローの中空から異物を取り除く異物除去装置と、を含むことを特徴とする。
この時、前記研磨装置及び異物除去装置は、前記本体の長手方向に沿って2対が順次に設置され、前部に位置する前記研磨装置と後部に位置する前記研磨装置とは、前記本体を基準に互いに反対方向に設置されることを特徴とする。
なお、前記研磨装置は、前記本体の側部に設置される補助支持台の上部に移動可能に設置される研磨取付板と、前記研磨取付板に回転自在に設置され、前記ストローの内周面を研磨する研摩機と、前記研磨取付板に設置されて前記研摩機を回転させる駆動モーターと、前記補助支持台の上部一側に設置され、前記研磨取付板を移動させる研磨アクチュエーターと、を含み、前記研磨アクチュエーターは、モーターからなり、前記研磨取付板と繋がれる研磨ロッドを一定した力と速度で移動させることを特徴とする。
ここで、前記異物除去装置は、前記本体の側部に設置される補助支持台の上部に移動可能に設置される移動プレートと、前記移動プレートの端部に設置される噴射取付板と、前記噴射取付板に設置され、前記ストローの中空に圧縮空気を噴射する噴射管と、前記移動プレートの上部一側に設置され、圧縮空気供給装置から供給された圧縮空気を前記噴射管に均一に分配する圧縮空気ディストリビューターと、前記補助支持台の上部一側に設置され、前記移動プレートを移動させる噴射アクチュエーターと、を含むことを特徴とする。
この時、前記研磨装置に具備される研摩機の端部が前記ストローの中空における既設定の位置まで挿入されれば、前記異物除去装置に具備される前記噴射管は、前記異物除去装置によってストローの中空に挿入されることを特徴とする。
また、前記研摩機は、前記噴射管とぶつからない位置まで挿入された後、反対方向に移動することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
前述した本発明は、原材料を供給する供給部と、原材料をストロー形状に加工する加工部と、加工されたストローを収去する移送部とを含むものであって、本発明によれば、原材料として木材を使用して環境汚染を防止するだけではなく、再利用も容易であり、その製造工程も簡単であるため製造コストを節減できるという効果がある。
また、本発明によれば、原材料である木材に中空を形成する形で加工するので、加工後に中空の内部に異物が残存する可能性があるが、中空の加工後に研磨及び異物除去工程を追加することで、ストローの内部に存在する異物を全く取り除いて衛生状態を増進させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
従来のストロー製造装置のブロック図である。
本発明による環境に優しいストロー製造装置の側面概念図である。
本発明による環境に優しいストロー製造装置の加工部の斜視図である。
本発明による環境に優しいストロー製造装置の加工部の正面概念図である。
本発明による環境に優しいストロー製造装置の加工部を構成する固定装置の斜視図である。
本発明による環境に優しいストロー製造装置の供給部の概念図である。
本発明による環境に優しいストロー製造装置の移送部の斜視図である。
本発明による環境に優しいストロー製造装置の移送部の動作状態を示す概念図である。
本発明による環境に優しいストロー製造装置の排出部の斜視図である。
本発明による環境に優しいストロー製造装置の排出部の動作状態を示す概念図である。
本発明による環境に優しいストロー製造装置の原材料が加工される段階を示す概念図である。
本発明による環境に優しいストロー製造装置の研磨部の拡大図である。
本発明による環境に優しいストロー製造装置の研摩機の概念図である。
本発明による環境に優しいストロー製造装置の噴射管の概念図である。
本発明による環境に優しいストロー製造装置の研磨装置によってストローの内部が研磨される過程を示す概念図である。
従来のストロー製造装置によって製造したストローの断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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