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公開番号2024013304
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-01
出願番号2022115288
出願日2022-07-20
発明の名称突板化粧材
出願人大建工業株式会社
代理人個人,弁理士法人M&Partners
主分類B27N 3/00 20060101AFI20240125BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】様々な機能が付与できるのはもとより、施工の際に継手見切りや目透かし施工、目地テープなどが不要となることで、施工性や意匠性にも優れた突板化粧材を提供する。
【解決手段】本発明の突板化粧材は、対向する辺に実加工を施された基材(12)と、その基材(12)の片面に積層された突板シート(14)であって、突板(14a)の裏面に裏打ち材(14b)が積層一体化された突板シート(14)とを具備する。上記の突板シート(14)は、上記の基材(12)に設けられた実部(12a)の裏面側まで巻き込まれていることを特徴とする。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
対向する辺に実加工を施された基材(12)と、その基材(12)の片面に積層された突板シート(14)であって、突板(14a)の裏面に裏打ち材(14b)が積層一体化された突板シート(14)とを具備すると共に、
上記の突板シート(14)は、上記の基材(12)に設けられた実部(12a)の裏面側まで巻き込まれている、ことを特徴とする突板化粧材。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
請求項1の突板化粧材において、
前記の裏打ち材(14b)が、金属箔,ガラス繊維紙,不燃紙からなる群より選ばれる何れかで構成されることを特徴とする突板化粧材。
【請求項3】
請求項1又は2の突板化粧材において、
前記の突板(14a)と前記の裏打ち材(14b)とが、水酸化アルミニウムを添加した接着剤(16)で接合されることを特徴とする突板化粧材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、様々な機能が付与された突板化粧材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
この種の突板化粧材には、従来では、下記の特許文献1(日本国・特開2012-201035号公報)に記載されたものがある。その従来技術は、次のように構成されている。
木質材からなる基材の片面に突板が接合され、該突板の表面に、木目の視認性を損なわない表面塗装が施されている。前記表面塗装の塗膜の表面に防カビ剤が塗布されると共に、突板化粧材の木口面にシアノアクリレート系接着剤が塗布されている。また、下記の特許文献2(日本国・特開2008-80637号公報)には、基材と化粧単板(突板)との間に、アルミニウム箔及び不燃化シートを挿入して積層一体化してなり、発熱性試験において試験時間20分間の総発熱量が8MJ/m

以下であることを特徴とする化粧不燃材が開示されている。
【0003】
これらの技術によれば、特許文献1では表面の黒変防止、また、特許文献2では不燃性と言ったように、突板化粧材に様々な機能を付与することができるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-201035号公報
特開2008-80637号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の従来技術には次の問題がある。すなわち、従来のいずれの突板化粧材においても、基材の表面に突板を貼り合わせた後に実加工や幅方向の切断を行なっているため、突板は基材の表面にのみ貼られており、実の部分には別途の塗装や目地テープを貼るなどの対応を行なわなければならなかった。
それゆえに、本発明の主たる課題は、様々な機能が付与できるのはもとより、施工の際に継手見切りや目透かし施工、目地テープなどが不要となることで、施工性や意匠性にも優れた突板化粧材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を達成するため、本発明は、例えば、図1~3に示すように、突板化粧材を次のように構成した。
すなわち、対向する辺に実加工を施された基材12と、その基材12の片面に積層された突板シート14であって、突板14aの裏面に裏打ち材14bが積層一体化された突板シート14とを具備する。上記の突板シート14は、上記の基材12に設けられた実部12aの裏面側まで巻き込まれていることを特徴とする。
【0007】
本発明では、突板14aの裏面に裏打ち材14bが積層一体化されて引張強度の増した突板シート14が形成されており、この突板シート14は基材12の実部12aの凹凸に沿ってその裏面側まで巻き込むことができる。そして、このような突板シート14を実部12aの裏面側まで巻き込んで置くことによって、施工の際に継手見切りや目透かし施工、目地テープの取り付けなどが不要となる。
【0008】
本発明においては、前記の裏打ち材14bを、金属箔,ガラス繊維紙,不燃紙からなる群より選ばれる何れかで構成するのが好ましい。又、前記の突板14aと上記の裏打ち材14bとを、水酸化アルミニウムが添加された接着剤16で接合するのが好ましい。
これらの場合、突板化粧材に不燃性を付与することができるようになる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、様々な機能が付与できるのはもとより、施工の際に継手見切りや目透かし施工、目地テープの取り付けなどが不要となることで、施工性や意匠性にも優れた突板化粧材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明における一実施形態の突板化粧材を示す要部を拡大した説明図である。
本発明の突板化粧材の製造方法の一例を示すフロー図である。
本発明における他の実施形態の突板化粧材を示す要部を拡大した説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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