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公開番号2024068369
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-20
出願番号2022178756
出願日2022-11-08
発明の名称開口枠及び開口部構造
出願人大建工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類E04F 19/02 20060101AFI20240513BHJP(建築物)
要約【課題】室内の壁に非矩形状の開口部を容易に形成できるようにする。
【解決手段】壁Wに形成された非矩形状の開口部2を縁取る開口枠20は、開口部2となる切り欠き3,3が形成された壁Wの一部を構成する一対の壁下地材10,10の切り欠き3,3の周縁に沿って延び、該一対の壁下地材10,10間を遮蔽する板状の枠本体部21と、一対の壁下地材10,10間に挿入されて該一対の壁下地材10,10に固定され、枠本体部21を支持する支持部22とを備えている。枠本体部21は、ポリ塩化ビニルを主材料とする樹脂材料で人の手で変形可能に構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
壁に形成された非矩形状の開口部を縁取る開口枠であって、
上記開口部となる切り欠きが形成された上記壁の一部を構成する一対の壁下地材の上記切り欠きの周縁に沿って延び、該一対の壁下地材間を遮蔽する板状の枠本体部と、
上記一対の壁下地材間に挿入されて該一対の壁下地材に固定され、上記枠本体部を支持する支持部とを備え、
上記枠本体部は、第1の軟質材料で人の手で変形可能に構成されている
ことを特徴とする開口枠。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
請求項1に記載の開口枠において、
上記支持部は、
上記枠本体部の片側の面から突出して該枠本体部の長手方向に延び、
上記第1の軟質材料と同一又は異なる部材である第2の軟質材料で、上記枠本体部と一体に且つ人の手で変形可能に構成されている
ことを特徴とする開口枠。
【請求項3】
請求項2に記載の開口枠であって、
上記支持部は、上記枠本体部の上記片側の面からそれぞれ突出して該枠本体部の長手方向に互いに平行に延びる一対の板状の脚部からなる
ことを特徴とする開口枠。
【請求項4】
請求項1に記載の開口枠において、
上記支持部は、上記枠本体部とは別体に構成され、
上記枠本体部と上記支持部とには、互いに係合する係合部がそれぞれ設けられ、
上記枠本体部及び上記支持部の上記係合部は、互いに係合させると、上記枠本体部が上記支持部に取り付けられて支持されるように構成されている
ことを特徴とする開口枠。
【請求項5】
請求項4に記載の開口枠において、
上記支持部は、上記第1の軟質材料と同一又は異なる部材である第2の軟質材料で人の手で変形可能に構成され、上記一対の壁下地材間に挿入されて上記切り欠きの外周に沿って延びている
ことを特徴とする開口枠。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1つに記載の開口枠において、
上記支持部は、上記一対の壁下地材の内面と当接する2つの外面を有し、
上記各外面の少なくとも一部は、凹凸形状に形成されている
ことを特徴とする開口枠。
【請求項7】
壁に非矩形状の開口部を形成する開口部構造であって、
上記開口部となる切り欠きが形成された上記壁の一部を構成する一対の壁下地材と、
上記開口部を縁取る開口枠とを備え、
上記開口枠は、請求項1~5のいずれか1つに記載の開口枠である
ことを特徴とする開口部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、室内の壁に湾曲部を有する非矩形状の開口部を形成するための開口枠及びそれを備えた開口部構造に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、住宅等の室内の壁に、アーチ型等の非矩形状の開口部が形成されることがある(例えば、下記の特許文献1を参照)。この種の非矩形状の開口部には、曲げ合板等、予め開口形状に成形された開口枠を準備して施工現場に搬送し、施工していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特公昭59-44470号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、予め非矩形状の開口形状に成形された開口枠を用いる場合、施工現場において壁下地材の切り欠きの周縁にぴったりと沿うように、精度良く開口形状に成形する(曲げ合板の場合、曲げる)必要がある。そのため、従来の手法では、開口枠の準備に手間がかかり、また、開口枠施工後に開口枠に化粧を施す必要があるがその作業も容易ではないため、非矩形状の開口部を容易に形成できないという問題があった。
【0005】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、その目的は、室内の壁に非矩形状の開口部を容易に形成できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明では、一対の壁下地材の切り欠きの周縁に沿って延びて該一対の壁下地材間を遮蔽する板状の枠本体部を、軟質材料で人の手で変形可能に構成することとした。
【0007】
具体的には、第1の発明は、壁に形成された非矩形状の開口部を縁取る開口枠を前提とするものである。
【0008】
そして、第1の発明は、上記開口部となる切り欠きが形成された上記壁の一部を構成する一対の壁下地材の上記切り欠きの周縁に沿って延び、該一対の壁下地材間を遮蔽する板状の枠本体部と、上記一対の壁下地材間に挿入されて該一対の壁下地材に固定され、上記枠本体部を支持する支持部とを備え、上記枠本体部は、第1の軟質材料で人の手で変形可能に構成されていることを特徴とするものである。
【0009】
ここで、「第1の軟質材料」とは、枠本体部を人の手で変形可能に構成することができる材料を言い、例えば、合成樹脂材料や天然樹脂材料等の弾性を有する材料を用いることができる。
【0010】
第1の発明では、非矩形状の開口部の開口形状に形成されて該開口部を縁取る板状の枠本体部が、第1の軟質材料で人の手で変形可能に構成されている。そのため、施工現場において枠本体部を一対の壁下地材の切り欠きの周縁に沿って延びるように変形させながら、一対の壁下地材の切り欠きの周縁に施工することができる。従って、第1の発明によれば、非矩形状の開口部の開口形状に形成されて該開口部を縁取る板状の枠本体部を、予め開口形状に成形しておくことなく、施工現場で変形させながら容易に一対の壁下地材の切り欠きの周縁にぴったりと沿うように精度良く施工することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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