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公開番号
2024091153
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-04
出願番号
2022207645
出願日
2022-12-23
発明の名称
通気性目隠し構造体
出願人
個人
代理人
個人
主分類
E04C
2/54 20060101AFI20240627BHJP(建築物)
要約
【課題】通気性および採光性が良好な目隠し構造体を提供すること。
【解決手段】通気性目隠し構造体1は、複数の第1筒体7が左右方向に間隔を隔てて配置されてなる第1列1と、複数の第2筒体8が左右方向に間隔を隔てて配置されてなる第2列2と、複数の第3筒体9が左右方向に間隔を隔てて配置されてなる第3列3とを備える。第1列1、第2列2および第3列3は、前側から後側に向かってこの順で配置されている。第3列3における複数の第3筒体3のそれぞれは、第1列1における複数の第1筒体7のそれぞれと対をなしている。第1筒体7と、その第1筒体7と対をなす第3筒体9との間には、それぞれ、第1筒体7および第3筒体9を連結する板状部材4が設けられている。複数の板状部材4および複数の第2筒体8は、左右方向において、互いに間隔を隔てて交互に配置されている。第1筒体7、第2筒体8および第3筒体9は、半透明部材から形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の第1筒体が第1方向において間隔を隔てて配置されてなる第1列と、
複数の第2筒体が第1方向において間隔を隔てて配置されてなる第2列と、
複数の第3筒体が第1方向において間隔を隔てて配置されてなる第3列とを備え、
前記第1列、前記第2列および前記第3列は、第1方向と交差する第2方向の一方側から他方側に向かって、この順で配置され、
前記第3列における複数の第3筒体のそれぞれは、前記第1列における複数の第1筒体のそれぞれと対をなしており、
前記第1筒体と、前記第1筒体と対をなす前記第3筒体との間には、それぞれ、前記第1筒体および前記第3筒体を連結する板状部材が設けられており、
前記複数の板状部材および前記複数の第2筒体は、第1方向において、互いに間隔を隔てて交互に配置されており、
前記第1筒体、前記第2筒体および前記第3筒体は、半透明部材から形成されていることを特徴とする、通気性目隠し構造体。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記第1筒体は、第2方向一方側に略半円形状、第2方向他方側に先細り形状を有し、
前記第3筒体は、第2方向一方側に先細り形状、第2方向他方側に略半円形状を有することを特徴とする、請求項1に記載の通気性目隠し構造体。
【請求項3】
前記板状部材は、半透明または不透明であることを特徴とする、請求項1に記載の通気性目隠し構造体。
【請求項4】
第2方向一方側から第2方向他方側に向かって前記通気性目隠し構造体を観察した際に、前記第2筒体の第1方向一方側の端部は、前記第2筒体の第1方向一方側に位置する第1筒体の第1方向他方側の端部と重なり、かつ、前記第2筒体の第1方向他方側の端部は、前記第2筒体の第1方向他方側に位置する第1筒体の第1方向一方側の端部と重なることを特徴とする、請求項1に記載の通気性目隠し構造体。
【請求項5】
前記第1筒体、前記第2筒体および前記第3筒体は、プラスチックから形成されており、
前記第1筒体、前記第2筒体および前記第3筒体を挟持する一対の支持部材を備えることを特徴とする、請求項1に記載の通気性目隠し構造体。
【請求項6】
前記第1筒体、前記第2筒体および前記第3筒体の少なくとも1つの内部に、光を照射する発光装置を備えることを特徴とする、請求項1に記載の通気性目隠し構造体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、通気性目隠し構造体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、プライバシー保護などのため、窓やベランダに設置する目隠しフェンスが提供されている。例えば、特許文献1には、複数のパネルが窓などの面方向に沿って配置されている目隠しパネルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-47961
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の目隠しパネルは、パネル同士の隙間が僅かしかないため、通気性が劣る。また、採光性についても不十分である。
【0005】
本発明は、通気性および採光性が良好な目隠し構造体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために、以下の発明を含む。
【0007】
本発明[1]は、複数の第1筒体が第1方向において間隔を隔てて配置されてなる第1列と、複数の第2筒体が第1方向において間隔を隔てて配置されてなる第2列と、複数の第3筒体が第1方向において間隔を隔てて配置されてなる第3列とを備え、前記第1列、前記第2列および前記第3列は、第1方向と交差する第2方向の一方側から他方側に向かって、この順で配置され、前記第3列における複数の第3筒体のそれぞれは、前記第1列における複数の第1筒体のそれぞれと対をなしており、前記第1筒体と、前記第1筒体と対をなす前記第3筒体との間には、それぞれ、前記第1筒体および前記第3筒体を連結する板状部材が設けられており、前記複数の板状部材および前記複数の第2筒体は、第1方向において、互いに間隔を隔てて交互に配置されており、前記第1筒体、前記第2筒体および前記第3筒体は、半透明部材から形成されていることを特徴とする、通気性目隠し構造体を含む。
【0008】
このような発明によれば、第1~3列を構成する複数の筒体が、第1方向において間隔を隔てて配置され、第1列と第3列との間に板状部材が配置されているため、第1方向に通過する空気の通路の幅(第2方向距離)が十分に確保されており、通気性が良好である。また、第1列、第2列および第3列を構成する筒体が、それぞれ半透明であるため、適度に光を通過させことができ、採光性が良好である。また、半透明の筒体が第1方向および第2方向に間隔を隔てて多数配置されているため、複数のパネルが配置される従来の目隠しと比較して、意匠性が良好である。例えば、半透明の中空部材から形成されている筒体の内部に光を照射することにより、意匠性に優れる目隠し構造体とすることができる。
【0009】
本発明[2]は、前記第1筒体は、第2方向一方側に略半円形状、第2方向他方側に先細り形状を有し、前記第3筒体は、第2方向一方側に先細り形状、第2方向他方側に略半円形状を有する、[1]に記載の通気性目隠し構造体を含む。
【0010】
このような発明によれば、より一層通気性に優れる。
(【0011】以降は省略されています)
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