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公開番号2024154594
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023068504
出願日2023-04-19
発明の名称住宅
出願人ミサワホーム株式会社
代理人個人
主分類E04H 1/02 20060101AFI20241024BHJP(建築物)
要約【課題】間取り変更の容易性を確保することができる住宅を提供することを目的とする。
【解決手段】住宅1は、二階以上の階において、それぞれ収納部23a,24a及び居室部23b,24bを有する複数の部屋(第一部屋23,第二部屋24)と、複数の収納部23a,24aの間であり、且つ複数の居室部23b,24bに隣接する位置に設けられ、複数の収納部23a,24aに連通する共用空間25と、を備え、収納部23a,24aは、複数の部屋の間に位置せず、且つ前記階の他の部屋と隣接しない階の隅部に位置しており、複数の居室部23b,24bは、互いに隣接して配置され、複数の居室部23b,24b同士を仕切る間仕切り壁(薄壁28)は、非耐力壁である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
二階以上の階において、
それぞれ収納部及び居室部を有する複数の部屋と、
複数の前記収納部の間であり、且つ複数の前記居室部に隣接する位置に設けられ、複数の前記収納部に連通する共用空間と、
を備え、
前記収納部は、前記複数の部屋の間に位置せず、且つ前記階の他の部屋と隣接しない前記階の隅部に位置しており、
複数の前記居室部は、互いに隣接して配置され、
複数の前記居室部同士を仕切る間仕切り壁は、非耐力壁である住宅。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記収納部と前記居室部との第一境界部と、複数の前記居室部と前記共用空間との第二境界部は、同一直線上に配置されており、
前記第一境界部及び前記第二境界部には、複数の前記収納部及び前記共用空間側と、複数の前記居室部側と、を仕切る戸が設けられている請求項1に記載の住宅。
【請求項3】
複数の前記収納部及び前記共用空間側の床が、複数の前記居室部側の床よりも高いために段差が形成されており、
前記第一境界部及び前記第二境界部は、前記段差の上がり框を含む請求項2に記載の住宅。
【請求項4】
前記共用空間の床下に蓄熱材を備える請求項3に記載の住宅。
【請求項5】
前記複数の部屋は、前記第一境界部に隣接して、且つ前記収納部と前記共用空間との境界部である位置に第一柱を有する請求項2から4のいずれか一項に記載の住宅。
【請求項6】
前記共用空間は、複数の前記居室部と前記共用空間との第二境界部に隣接して第二柱を有し、
前記間仕切り壁は、前記第二柱に固定されている請求項1に記載の住宅。
【請求項7】
前記共用空間と屋外との間に位置する屋外窓を備え、
前記戸は、ガラス戸である請求項2に記載の住宅。
【請求項8】
前記共用空間と第一収納部との間に位置する第一出入口と、
前記共用空間と第二収納部との間に位置する第二出入口と、を備え、
前記第一出入口と前記第二出入口は、互いに対向する請求項1に記載の住宅。
【請求項9】
前記共用空間と屋外との間に位置する屋外窓を備え、
前記共用空間は、洗濯物を乾燥させるスペースとしてのドライルームまたはサンルームとして用いられる請求項1に記載の住宅。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、上階に、複数の部屋と、当該複数の部屋にそれぞれ隣接し、且つ連続しているバルコニーと、が設けられた住宅が知られている。
【0003】
これに関して、特許文献1には、上階に、主寝室と、主寝室に隣接した第一子供部屋と、第一子供部屋に隣接した第二子供部屋と、主寝室及び第一子供部屋にそれぞれ隣接し、且つ連続しているバルコニーとが設けられた住宅が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-190010号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、住宅において、子供の成長、親との同居等により居住者のライフスタイル、ライフステージや家族構成等が住宅購入後に変化した場合に、当該変化に応じた間取りに変更することが求められる。特に、住宅が狭い場合、間取り変更により部屋を広げることが求められる可能性がある。
しかし、上記のような住宅では、部屋を仕切る壁の少なくとも一部が耐力壁であって、且つ当該壁に収納部を設けることが一般的である。そのため、部屋を広げるための間取り変更をすることは容易ではなかった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、間取り変更の容易性を確保することができる住宅を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、例えば図2、6に示すように、住宅1であって、
二階以上の階において、
それぞれ収納部23a,24a及び居室部23b,24bを有する複数の部屋(第一部屋23,第二部屋24)と、
複数の前記収納部23a,24aの間であり、且つ複数の前記居室部23b,24bに隣接する位置に設けられ、複数の前記収納部23a,24aに連通する共用空間25と、
を備え、
前記収納部23a,24aは、前記複数の部屋の間に位置せず、且つ前記階の他の部屋と隣接しない前記階の隅部に位置しており、
複数の前記居室部23b,24bは、互いに隣接して配置され、
複数の前記居室部23b,24b同士を仕切る間仕切り壁(薄壁28)は、非耐力壁である。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、複数の居室部23b,24bを仕切る間仕切り壁(薄壁28)は非耐力壁であるため、比較的容易に取り除くことができる。これにより、当該間仕切り壁を取り除いた場合、複数の居室部23b,24bを連続した一部屋として使用することができる。つまり、複数の居室部23b,24bを仕切る壁を取り除くことにより居住空間の間取りを容易に変更できる。すなわち、居住空間における間取り変更の容易性を確保することができる。
また、共用空間25からそれぞれの部屋が有する収納部23a,24aに直接出入りができる。つまり、共用空間25から収納部23a,24aに直接物品を出し入れできる。これにより、居住空間の利便性を向上させることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、例えば図2、5~7に示すように、請求項1に記載の住宅1において、
前記収納部23a,24aと前記居室部23b,24bとの第一境界部(境界部23h,24d)と、複数の前記居室部23b,24bと前記共用空間25との第二境界部(境界部25a)は、同一直線上に配置されており、
前記第一境界部及び前記第二境界部には、複数の前記収納部23a,24a及び前記共用空間25側と、複数の前記居室部23b,24b側と、を仕切る戸(ガラス戸27a,27b)が設けられている。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、戸(ガラス戸27a,27b)により、複数の前記収納部23a,24a及び前記共用空間25側と、複数の前記居室部23b,24b側とを明確に仕切ることができる。これにより、複数の前記収納部23a,24a及び前記共用空間25側と、複数の前記居室部23b,24b側の属性を明確にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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