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公開番号
2024168149
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023084586
出願日
2023-05-23
発明の名称
構造体
出願人
三協立山株式会社
代理人
個人
主分類
E04H
17/14 20060101AFI20241128BHJP(建築物)
要約
【課題】 施工を簡略化できる構造体の提供。
【解決手段】 柱1,1と、柱1,1の一方の見付面10のみに取付けた複数の横格子3,3,…と、各横格子3,3,…の長手方向端部に連結した端部横格子4,4,…とを備え、端部横格子4,4,…は、柱1の見込面19に沿って見込方向にのびており、小口をキャップ35で覆ってある。
【選択図】 図9
特許請求の範囲
【請求項1】
柱と、柱の一方の見付面のみに取付けた複数の横格子と、各横格子の長手方向端部に連結した端部横格子とを備え、端部横格子は、柱の見込面に沿って見込方向にのびており、小口をキャップで覆ってあることを特徴とする構造体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フェンス等の構造体に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、横格子を上下方向に間隔をおいて多数配設したフェンス等の構造体が知られている。かかる構造体においては、施工の簡略化が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は以上に述べた実情に鑑み、施工を簡略化できる構造体の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明による構造体は、柱と、柱の一方の見付面のみに取付けた複数の横格子と、各横格子の長手方向端部に連結した端部横格子とを備え、端部横格子は、柱の見込面に沿って見込方向にのびており、小口をキャップで覆ってあることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
請求項1記載の発明による構造体は、柱と、柱の一方の見付面のみに取付けた複数の横格子と、各横格子の長手方向端部に連結した端部横格子とを備え、端部横格子は、柱の見込面に沿って見込方向にのびており、小口をキャップで覆ってあることで、横格子を柱の一方の見付面のみに取付ければよいため、施工を簡略化することができ、しかも各横格子の長手方向端部に端部横格子が連結してあることで、意匠性も良い。
【図面の簡単な説明】
【0006】
(a)は構造体の第1実施形態を示す正面図、(b)は同構造体の平面図である。
図1のA-A断面図である。
図1のB-B断面図である。
図1のC-C断面図である。
格子ユニットの分解斜視図である。
格子ユニットを取付ける際の手順を示す側面図である。
格子ユニットを取付ける際の手順(図6-1の続き)を示す側面図である。
端部横格子を取付ける際の手順を示す平面図である。
端部横格子を取付ける際の手順(図7-1の続き)を示す平面図である。
(a)は構造体の第2実施形態を示す正面図、(b)は同構造体の平面図である。
図8のD-D断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、構造体の形態を図面に基づいて説明する。図1~4は、構造体の第1実施形態を示している。本構造体は、住宅の敷地の道路との境界部や門の脇などに設置されるフェンスに適用したものである。
本構造体は、図1に示すように、2本の柱1,1を地面Gから立設し、柱1,1の上端に桁5を架設して門型のフレームが構成してあり、そのフレームの道路側及び敷地側の見付面に複数の横格子3,3,…が上下方向に間隔をおいて設けてあり、道路側の各横格子3,3,…の長手方向端部と敷地側の各横格子3,3,…の長手方向端部を繋ぐように端部横格子4,4,…が左右両側に設けてある。
【0008】
柱1は、アルミニウム合金の押出形材で形成したものであり、図2に示すように、正方形断面の中空状に形成されている。
桁5は、アルミニウム合金の押出形材で形成したものであり、図4に示すように、矩形断面の中空部6と、中空部6の下側に下向きに開口した凹部7とを長手方向に連続して有している。桁5の長手方向端部には蓋8(図3参照)が取付けてあり、蓋8で桁5のを小口を塞いである。
柱1は、図3,4に示すように、上端部を桁5の凹部7に呑み込ませて、金具25を介して凹部7の底壁に固定してある。桁5の凹部7は、柱1を呑み込ませた部分を除いて、下方より目板9を嵌合取付けして塞いである。
【0009】
図1,4に示すように、柱1の道路側及び敷地側の見付面10に取付けられている横格子3,3,…は、複数本の横格子3,3,…をまとめた格子ユニット2,2,…を上下に重ねて取付けることで構成されている。図1のものは、格子ユニット2が上下に6段重ねて取付けてあり、下から1~5段目の格子ユニット2は6本の横格子3をまとめた同じものであり、一番上の段の格子ユニット2は7本の横格子3をまとめたものとなっている。
【0010】
各格子ユニット2は、図2,4,5に示すように、複数本の横格子3,3,…を上下方向に間隔をおいて配置し、柱1,1の見付面10に対向する位置に縦に配置された2本の胴縁26,26に各横格子3,3,…の長手方向端部を後ろからのねじ11でねじ止めして構成してある。
横格子3は、図4に示すように、アルミニウム合金の押出形材で矩形断面の中空状に形成してあり、図2に示すように、左右両端部が柱1より側方に突出している。横格子3の左右両端部の後側の面には、端部横格子4を取付けるためのアングル状の金具28がねじ29で取付けてある。横格子3の左右両端は、切りっぱなしの状態になっている(図5参照)。
胴縁26は、アルミニウム合金の押出形材で形成してあり、図2に示すように、柱1側の面が開放した略C字型断面の長尺材となっている。
図4に示すように、格子ユニット2の上から2番目と下から2番目の横格子3は、略矩形断面の本体27と、本体27の前面に着脱自在に取付けられる略コ字型断面の目板13の2部材で構成された目板付きの横格子3aとなっている。その他の横格子3は目板無しの横格子3bとなっている。各格子ユニット2は、図2,4に示すように、胴縁26の後面を柱1の見付面10に当接し、目板付きの横格子3aを前からのねじ14で柱1にねじ止めすることで、柱1に取付けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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