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公開番号2024080769
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022193986
出願日2022-12-05
発明の名称レール及びレールの取付構造
出願人大建工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類E05D 15/06 20060101AFI20240610BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】天井の施工を容易にする天井埋込型のレール及びレールの取付構造を提供する。
【解決手段】レール20は、水平方向に延びる板状の上壁部23と、該上壁部23の幅方向の両端から下方にそれぞれ延びる2つの側壁部24,25とを有し、該2つの側壁部24,25の間に戸車部14がスライド自在に嵌まるように構成されたレール本体21と、2つの側壁部24,25の後側の側壁部25の下端部から後側に延びる板状の遮蔽部22とを備えている。遮蔽部22は、レール20を、レール本体21が壁Wの前側の天井C内にあって後側の側壁部25が前側の側壁部24より後方に位置するように取り付けた際に、後側の側壁部25と壁Wとの間の隙間を遮蔽可能な幅を有している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
開口が形成された壁の前側において該壁に沿って水平方向にスライド移動することによって上記開口を開閉する引戸の摺動部をスライド自在に支持するレールであって、
水平方向に延びる板状の上壁部と、該上壁部の幅方向の両端から下方にそれぞれ延びる第1及び第2の側壁部とを有し、上記第1及び第2の側壁部の間に上記摺動部がスライド自在に嵌まるように構成されたレール本体と、
上記第2の側壁部の下端部から上記第1の側壁部と反対側に延びる板状の遮蔽部とを備え、
上記遮蔽部は、上記レールを、上記レール本体が上記壁の前側の天井内にあって上記第2の側壁部が上記第1の側壁部より後方に位置するように取り付けた際に、上記第2の側壁部と上記壁との間の隙間を遮蔽可能な幅を有している
ことを特徴とするレール。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
請求項1に記載のレールにおいて、
上記レール本体は、上記第1の側壁部の下端部から上記第2の側壁部と反対側に突出するつば部をさらに有し、
上記遮蔽部の幅は、上記つば部の幅よりも大きい
ことを特徴とするレール。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のレールにおいて、
上記遮蔽部は、上記レール本体と一体に形成されている
ことを特徴とするレール。
【請求項4】
請求項2に記載のレールにおいて、
上記レール本体は、上記第2の側壁部の下端部から上記第1の側壁部と反対側に突出する上記つば部と等しい幅を有する第2のつば部をさらに有し、
上記遮蔽部は、上記レール本体とは別体に形成され、該レール本体の上記第2のつば部と係合する係合部を有している
ことを特徴とするレール。
【請求項5】
開口が形成された壁の前側において該壁に沿って水平方向にスライド移動することによって上記開口を開閉する引戸の摺動部をスライド自在に支持するレールを、天井内に取り付けるレールの取付構造であって、
上記レールは、請求項1又は2に記載のレールであり、
上記レールは、上記レール本体が上記壁の前側の上記天井内にあって上記第2の側壁部が上記第1の側壁部より後方にあり、上記遮蔽部の後端が上記壁に達する位置において天井下地材に取り付けられ、
上記第2の側壁部と上記壁との間の隙間は、上記遮蔽部によって遮蔽されている
ことを特徴とするレールの取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、引戸の戸首や戸車等の摺動部をスライド自在に支持する天井埋込型のレール及びレール取付構造に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
引戸の中には、片引き戸や引き分け戸等、戸が開口横の壁に沿って横方向にスライド移動することによって開口を開閉するものがある(例えば、下記の特許文献1を参照)。
【0003】
また、この種の引戸の中には、図9に示すように、意匠性を考慮して、戸首や戸車等の摺動部をスライド自在に支持するレール120を天井面ではなく天井内に取り付けることがある。通常、レール120を天井内に取り付ける場合、天井仕上げ材104の施工前に、先にレール120を天井下地材103に固定し、その後、レール120の下端付近に天井面が形成されるように天井仕上げ材104を施工する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-180525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、図9に示すレールの取付構造では、スライド移動する引戸110が壁W(開口枠102が壁Wの前面より前側に出っ張る場合は開口枠102)に当接しないように、レール120を壁Wから離して設けているため、レール120と壁Wの間に隙間が空く。この隙間を塞ぐためには、レール120と壁W内の柱107との間に細い天井仕上げ材104を設ける必要があり、また、天井仕上げ材104を固定するために別途下地材106を設ける必要もあり、天井の施工に手間がかかるという問題があった。さらに、細い天井仕上げ材104は、ビス固定時に割れる可能性があり、天井の施工が困難になる虞があった。
【0006】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、その目的は、天井の施工を容易にする天井埋込型のレール及びレールの取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明では、引戸の摺動部をスライド自在に支持するレールの後側の側壁部と壁との間の隙間を遮蔽する遮蔽部をレールに設けることとした。
【0008】
具体的には、第1の発明は、開口が形成された壁の前側において該壁に沿って水平方向にスライド移動することによって上記開口を開閉する引戸の摺動部をスライド自在に支持するレールを前提とするものである。
【0009】
そして、第1の発明は、水平方向に延びる板状の上壁部と、該上壁部の幅方向の両端から下方にそれぞれ延びる第1及び第2の側壁部とを有し、上記第1及び第2の側壁部の間に上記摺動部がスライド自在に嵌まるように構成されたレール本体と、上記第2の側壁部の下端部から上記第1の側壁部と反対側に延びる板状の遮蔽部とを備え、上記遮蔽部は、上記レールを、上記レール本体が上記壁の前側の天井内にあって上記第2の側壁部が上記第1の側壁部より後方に位置するように取り付けた際に、上記第2の側壁部と上記壁との間の隙間を遮蔽可能な幅を有していることを特徴とするものである。
【0010】
第1の発明では、レールが、レール本体の2つの側壁部の一方(第2の側壁部)の下端部から外側(第1の側壁部と反対側)に延び、レールを壁の前側の天井内に取り付けた際に、第2の側壁部と壁との間の隙間を遮蔽可能な幅を有する板状の遮蔽部を備えている。そのため、レールを、レール本体が壁の前側の天井内にあって、遮蔽部の先端(第2の側壁部とは逆側の端)が開口横の壁に達する位置に取り付けると、遮蔽部によって第2の側壁部と壁との間の隙間が覆い隠される。このようなレールを天井埋込型のレールとして用いることにより、レールの第2の側壁部と壁との間の隙間を塞ぐために細い天井仕上げ材を用意して設ける必要がなくなり、細い天井仕上げ材の固定用の下地材を別途設ける必要もないので、天井の施工が容易になる。従って、第1の発明によれば、天井の施工を容易にする天井埋込型のレールを提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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