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公開番号2024089885
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205398
出願日2022-12-22
発明の名称車両用ドア装置
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類E05F 15/63 20150101AFI20240627BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】安定的にドアを支持する。
【解決手段】ドア装置20は、車体2に対する第1の回動連結点X1と車両のドア5に対する第2の回動連結点X2とを有する第1及び第2のリンクアームが形成するリンク機構15の動作に基づいて、そのドア5が車両のドア開口部3を開閉する。また、ドア装置20は、第1及び第2のリンクアームとは異なる位置にドア5に対する回動連結点X3を有した第3のリンクアーム63を備える。更に、第3のリンクアーム63は、ドア5の開閉動作位置に応じた支持姿勢で、そのドア5をドア開口部3に支持する。そして、ドア装置20は、第3のリンクアーム63の動作を制限することにより、そのドア5の開閉動作位置に応じた支持姿勢を保持する支持姿勢安定化機構80を備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
車体に対する第1の回動連結点と車両のドアに対する第2の回動連結点とを有する第1及び第2のリンクアームを備え、
前記第1及び第2のリンクアームが形成するリンク機構の動作に基づき前記ドアが開閉動作するとともに、
前記第1及び第2のリンクアームとは異なる位置に前記ドアに対する回動連結点を有した第3のリンクアームを備え、
前記第3のリンクアームは、前記ドアの開閉動作位置に応じた支持姿勢で前記ドアをドア開口部に支持するとともに、
前記第3のリンクアームの動作を制限することにより前記ドアの開閉動作位置に応じた前記支持姿勢を保持する支持姿勢安定化機構を備える車両用ドア装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用ドア装置において、
前記第1及び第2のリンクアームの少なくとも何れかを対象リンクとして、
前記対象リンクに対する回動連結点を有した前記第3のリンクアームを備えるとともに、
前記ドアに設けられたガイドレールと、
前記ガイドレールに係合する状態で該ガイドレールの延伸方向に沿って移動するガイド係合部と、を備え、
前記第3のリンクアームは、前記ガイド係合部を前記ドアに対する回動連結点とすること、を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項3】
請求項1に記載の車両用ドア装置において、
前記第1及び第2のリンクアームの少なくとも何れかを対象リンクとして、
前記対象リンクに設けられたガイドレールと、
前記ガイドレールに係合する状態で該ガイドレールの延伸方向に沿って移動するガイド係合部と、を備えるとともに、
前記ガイド係合部を前記対象リンクに対する回動連結点とした前記第3のリンクアームを備えること、を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項4】
請求項1に記載の車両用ドア装置において、
前記第1及び第2のリンクアームの少なくとも何れかを対象リンクとして、
前記対象リンクに対する回動連結点を有した前記第3のリンクアームを備えるとともに、
前記第3のリンクアームは、折曲可能に互いが連結された第1及び第2のリンク部材が形成する関節リンクであること、を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項5】
請求項1に記載の車両用ドア装置において、
前記車体に対する回動連結点を有した前記第3のリンクアームを備えるとともに、
前記第3のリンクアームは、折曲可能に互いが連結された第1及び第2のリンク部材が形成する関節リンクであること、を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項6】
請求項2に記載の車両用ドア装置において、
前記第1の回動連結点を形成する前記対象リンクの前記車体に対する連結軸周りに回転不能に設けられた第1のドラムと、
前記対象リンクに対する回動連結点を形成する前記対象リンクに設けられた前記第3のリンクアームの支軸周りに該第3のリンクアームと一体に回動する第2のドラムと、
前記第1及び第2のドラム間に架け渡された駆動ケーブルと、を有し、
前記ドアの開閉動作に基づき前記連結軸周りに前記対象リンクが回動することにより、前記第1及び第2のドラムの一方が前記駆動ケーブルを巻き取るとともに前記第1及び第2のドラムの他方が前記駆動ケーブルを繰り出す状態で、前記支軸周りに前記第3のリンクアームを回動させるドラム装置を備えるとともに、
前記ドラム装置が前記支持姿勢安定化機構として機能すること、
を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項7】
請求項6に記載の車両用ドア装置において、
前記第1及び第2のドラムの少なくとも一方が、前記対象リンクの回動角度に応じた前記駆動ケーブルの巻取半径を有すること、を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項8】
請求項2に記載の車両用ドア装置において、
前記第1の回動連結点を形成する前記対象リンクの前記車体に対する連結軸周りに回転不能に設けられた第1のプーリと、
前記対象リンクに対する回動連結点を形成する前記対象リンクに設けられた前記第3のリンクアームの支軸周りに該第3のリンクアームと一体に回動する第2のプーリと、
前記第1及び第2のプーリに巻き掛けられた駆動ベルトと、を有し、
前記ドアの開閉動作に基づき前記連結軸周りに回動する前記対象リンクに対する前記第1のプーリの相対回転を前記第2のプーリに伝達することにより前記支軸周りに前記第3のリンクアームを回動させるプーリ装置を備えるとともに、
前記プーリ装置が前記支持姿勢安定化機構として機能すること、
を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項9】
請求項2又は請求項3に記載の車両用ドア装置において、
前記ドアが全開位置にある場合に前記ガイドレールに対する前記ガイド係合部の係合位置を固定する全開位置保持機構を備えること、
を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項10】
請求項2又は請求項3に記載の車両用ドア装置において、
前記ガイドレールに対する前記ガイド係合部の係合位置を移動させる駆動装置を備えるとともに、該駆動装置が前記支持姿勢安定化機構として機能すること、
を特徴とする車両用ドア装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ドア装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、特許文献1に示すように、車体に対する第1の回動連結点と車両のドアに対する第2の回動連結点とを有した第1及び第2のリンクアームを備える車両用のドア装置がある。このようなドア装置は、第1及び第2のリンクアームが形成するリンク機構の動作に基づいて、そのドア開口部に設けられたドアが開閉動作する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-92327号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のようなリンク機構を用いて車両のドアを開閉動作させる構成においては、その第2の回動連結点周りにドアの回動が許容される。そして、これにより、そのドアに揺動が生ずる可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する車両用ドア装置の各態様を記載する。
態様1の車両用ドア装置は、車体に対する第1の回動連結点と車両のドアに対する第2の回動連結点とを有する第1及び第2のリンクアームを備え、前記第1及び第2のリンクアームが形成するリンク機構の動作に基づき前記ドアが開閉動作するとともに、前記第1及び第2のリンクアームとは異なる位置に前記ドアに対する回動連結点を有した第3のリンクアームを備え、前記第3のリンクアームは、前記ドアの開閉動作位置に応じた支持姿勢で前記ドアをドア開口部に支持するとともに、前記第3のリンクアームの動作を制限することにより前記ドアの開閉動作位置に応じた前記支持姿勢を保持する支持姿勢安定化機構を備える。
【0006】
上記構成によれば、リンク機構を形成する第1及び第2のリンクアームに第3のリンクアームを加えることで、ドアの三点支持が可能になる。また、第3のリンクアームがドアの開閉動作位置に応じた支持姿勢をとることで、そのリンク機構の動作に基づいた円滑なドアの開閉動作が担保される。更に、支持姿勢安定化機構が第3のリンクアームの動作を制限する。詳しくは、そのドアの開閉動作位置に応じた支持姿勢から逸脱する動作を制限することで、そのドアの開閉動作位置に応じた支持姿勢を保持することができる。そして、これにより、例えば、ドアに対して外力が入力された場合や、素早い開閉動作によりドアに慣性が働く場合等においても、このドアの揺動を抑制することができる。その結果、安定的にドアを支持することができる。
【0007】
態様2の車両用ドア装置は、態様1の車両用ドア装置において、前記第1及び第2のリンクアームの少なくとも何れかを対象リンクとして、前記対象リンクに対する回動連結点を有した前記第3のリンクアームを備えるとともに、前記ドアに設けられたガイドレールと、前記ガイドレールに係合する状態で該ガイドレールの延伸方向に沿って移動するガイド係合部と、を備え、前記第3のリンクアームは、前記ガイド係合部を前記ドアに対する回動連結点とする。
【0008】
上記構成によれば、ドアの開閉動作時、このドアに設けられたガイドレールに沿って、そのドアに対する回動連結点を構成するガイド係合部の移動を伴いながら、対象リンクに対する回動連結点周りに第3のリンクアームが回動する。そして、これにより、第3のリンクアームが、ドアの開閉動作位置に応じた支持姿勢となることで、円滑なドアの開閉動作を担保しつつ、安定的に、そのドアを支持することができる。
【0009】
態様3の車両用ドア装置は、態様1又は態様2の車両用ドア装置において、前記第1及び第2のリンクアームの少なくとも何れかを対象リンクとして、前記対象リンクに設けられたガイドレールと、前記ガイドレールに係合する状態で該ガイドレールの延伸方向に沿って移動するガイド係合部と、を備えるとともに、前記ガイド係合部を前記対象リンクに対する回動連結点とした前記第3のリンクアームを備えること、を特徴とする。
【0010】
上記構成によれば、ドアの開閉動作時、この対象リンクに設けられたガイドレールに沿って、その対象リンクに対する回動連結点を構成するガイド係合部の移動を伴いながら、ドアに対する回動連結点周りに、その第3のリンクアームが回動する。そして、これにより、第3のリンクアームが、ドアの開閉動作位置に応じた支持姿勢となることで、円滑なドアの開閉動作を担保しつつ、安定的に、そのドアを支持することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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