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公開番号2024123899
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031695
出願日2023-03-02
発明の名称開閉窓
出願人昭和フロント株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E05C 1/14 20060101AFI20240905BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】上枠部または下枠部に鍵部材を取り付ける必要がなくなるため、上枠部または下枠部の厚みや高さを小さくでき、窓枠の上下方向の開口面積を大きくできる。
【解決手段】一対の縦枠部3A,3B、これら一対の縦枠部3A,3Bの上端側を連結する上枠部4、および一対の縦枠部3A,3Bの下端側を連結する下枠部5を有する窓枠2と、上側または下側が上枠部4または下枠部5に回動可能に取り付けられ、窓枠3を開閉可能とする窓部材6と、一対の縦枠部3A,3Bの少なくともいずれか一方に取り付けられ、窓部材6による窓枠2の閉塞状態を解除可能に施錠する鍵部材8A,9Bと、を備えた排煙窓1である。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
一対の縦枠部、これら一対の縦枠部の上端側を連結する上枠部、および前記一対の縦枠部の下端側を連結する下枠部を有する窓枠と、
上側または下側が前記上枠部または前記下枠部に回動可能に取り付けられ、前記窓枠を開閉可能とする窓部材と、
前記一対の縦枠部の少なくともいずれか一方に取り付けられ、前記窓部材による前記窓枠の閉塞状態を解除可能に施錠する鍵部材と、
を備えたことを特徴とする開閉窓。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記窓部材は、屋外側に向けて回動可能に前記上枠部または前記下枠部に取り付けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の開閉窓。
【請求項3】
前記鍵部材は、前記縦枠部の屋内側から目視できない位置に収納されている、
ことを特徴とする請求項1または2記載の開閉窓。
【請求項4】
前記鍵部材を複数備え、
これら鍵部材は、前記一対の縦枠部のそれぞれに取り付けられ、
これら鍵部材には、いずれか一方の前記縦枠部に取り付けられた前記鍵部材を開錠することに伴い、いずれか他方の前記縦枠部に取り付けられた前記鍵部材を開錠させる連動部材が取り付けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の開閉窓。
【請求項5】
前記連動部材は、いずれか一方の前記鍵部材の開錠動作に連動していずれか他方の前記鍵部材を開錠動作させるワイヤである、
ことを特徴とする請求項4記載の開閉窓。
【請求項6】
前記連動部材は、いずれか一方の前記鍵部材の開錠動作に連動していずれか他方の前記鍵部材を開錠動作させる棒材である、
ことを特徴とする請求項4記載の開閉窓。
【請求項7】
前記各鍵部材は、上下方向への移動で開錠動作するように前記縦枠部に取り付けられ、
前記棒材は、前記上枠部または前記下枠部に収容され、いずれか一方の前記鍵部材の開錠動作に連動して回転していずれか他方の前記鍵部材を開錠動作させる、
ことを特徴とする請求項6記載の開閉窓。
【請求項8】
前記各鍵部材は、上下方向への移動で開錠動作するように前記縦枠部に取り付けられ、
前記棒材は、前記上枠部または前記下枠部に収納され、いずれか一方の前記鍵部材の開閉動作に連動して上下方向に移動していずれか他方の前記鍵部材を開錠動作させる、
ことを特徴とする請求項6記載の開閉窓。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排煙窓等の開閉可能なパネル体を備える開閉窓に関する。
続きを表示(約 3,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、排煙窓等の開閉可能なパネル体を備える開閉窓は、窓枠に対して障子の下端部を回動中心として屋外側へ開閉可能とされている。そして、障子の上端側に自重が大きく加わることから、窓枠の上側内側に鍵が取り付けられ、この鍵にて障子の上端側を開錠可能に固定させた構成の排煙窓が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平3-47371号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の排煙窓では、窓枠の上側内側に鍵を取り付けているため、屋内側から鍵が目視できてしまい美観に損ねる。また、この鍵を窓枠の内側に内蔵させた場合には、窓枠の上側部分の厚みや高さが大きくなってしまうことから、窓枠が大きくなってしまう。よって、結果として障子を小さくしなければならず、排煙窓の上下方向の開口面積を大きくすることが容易ではないという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として発明されたものであって、請求項1の発明は、一対の縦枠部、これら一対の縦枠部の上端側を連結する上枠部、および前記一対の縦枠部の下端側を連結する下枠部を有する窓枠と、上側または下側が前記上枠部または前記下枠部に回動可能に取り付けられ、前記窓枠を開閉可能とする窓部材と、前記一対の縦枠部の少なくともいずれか一方に取り付けられ、前記窓部材による前記窓枠の閉塞状態を解除可能に施錠する鍵部材と、を備えたことを特徴とする開閉窓である。
請求項2の発明は、請求項1において、前記窓部材は、屋外側に向けて回動可能に前記上枠部または前記下枠部に取り付けられている、ことを特徴とする開閉窓である。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記鍵部材は、前記縦枠部の屋内側から目視できない位置に収納されている、ことを特徴とする開閉窓である。
請求項4の発明は、請求項1において、前記鍵部材を複数備え、これら鍵部材は、前記一対の縦枠部のそれぞれに取り付けられ、これら鍵部材には、いずれか一方の前記縦枠部に取り付けられた前記鍵部材を開錠することに伴い、いずれか他方の前記縦枠部に取り付けられた前記鍵部材を開錠させる連動部材が取り付けられている、ことを特徴とする開閉窓である。
請求項5の発明は、請求項4において、前記連動部材は、いずれか一方の前記鍵部材の開錠動作に連動していずれか他方の前記鍵部材を開錠動作させるワイヤである、ことを特徴とする開閉窓である。
請求項6の発明は、請求項4において、前記連動部材は、いずれか一方の前記鍵部材の開錠動作に連動していずれか他方の前記鍵部材を開錠動作させる棒材である、ことを特徴とする開閉窓である。
請求項7の発明は、請求項6において、前記各鍵部材は、上下方向への移動で開錠動作するように前記縦枠部に取り付けられ、前記棒材は、前記上枠部または前記下枠部に収容され、いずれか一方の前記鍵部材の開錠動作に連動して回転していずれか他方の前記鍵部材を開錠動作させる、ことを特徴とする開閉窓である。
請求項8の発明は、請求項6において、前記各鍵部材は、上下方向への移動で開錠動作するように前記縦枠部に取り付けられ、前記棒材は、前記上枠部または前記下枠部に収納され、いずれか一方の前記鍵部材の開閉動作に連動して上下方向に移動していずれか他方の前記鍵部材を開錠動作させる、ことを特徴とする開閉窓である。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明とすることにより、窓枠の上枠部または下枠部に回動可能に取り付けられた窓部材であっても、上枠部または下枠部に鍵部材を取り付ける必要がない。このため、上枠部または下枠部の厚みや高さを小さくできるから窓枠の上下方向の開口面積を大きくできる。
請求項2の発明とすることにより、屋外側に向けて上枠部または下枠部に回動可能に取り付けられた窓部材としても、窓枠の上下方向の開口面積を大きくできる。
請求項3の発明とすることにより、屋内側から鍵部材が目視できないため、屋内側からの美観を向上できる。
請求項4の発明とすることにより、いずれか一方の鍵部材を開錠させることによって、連動部材がいずれか他方の鍵部材を開錠させるため、これら各鍵部材の連動させた開錠動作を容易にできる。
請求項5の発明とすることにより、いずれか一方の鍵部材の開錠動作させることにより、ワイヤ材がいずれか他方の鍵部材を開錠動作させるため、これら鍵部材を連動させて開錠動作させる動作を簡単な構成で実現できる。
請求項6の発明とすることにより、いずれか一方の鍵部材の開錠動作させることにより、棒材がいずれか他方の鍵部材を開錠動作させるため、これら鍵部材を連動させて開錠動作させる動作を簡単な構成で実現できる。
請求項7の発明とすることにより、いずれか一方の鍵部材の開錠動作に連動して、上枠部または下枠部に収納された棒材が回転して、いずれか他方の鍵部材を開錠動作させる。この結果、これら一対の鍵部材の開錠動作を連動させる棒部材を屋内側から目視できなくできるから、一対の鍵部材の開錠動作を連動させる構成であっても、屋内側からの美観を向上できる。
請求項8の発明とすることにより、いずれか一方の鍵部材の開錠動作に連動して、上枠部または下枠部に収納された棒材が上下方向に移動して、いずれか他方の鍵部材を開錠動作させる。この結果、これら一対の鍵部材の開錠動作を連動させる棒部材を屋内側から目視できなくできるから、一対の鍵部材の開錠動作を連動させる構成であっても、屋内側からの美観を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の第1実施形態に係る開閉窓の概略正面図である。
上記開閉窓の縦枠部の上端側の縦方向断面図である。
上記開閉窓の縦枠部の一部を省略した縦方向断面図である。
上記開閉窓の一部を省略した水平方向断面図である。
上記開閉窓の連動構成を示す概略図である。
本発明の第2実施形態に係る開閉窓の連動構成を示す概略図である。
本発明の第3実施形態に係る開閉窓の連動構成を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。図1ないし図5において、1はいわゆる隠ぺい式の開閉窓としての排煙窓である。この排煙窓1は、建物の屋外に面した壁の上部に取り付けられる略矩形枠状の窓枠2を備えている。窓枠2は、所定の間隔を空けて設置された一対の縦枠部3A,3Bと、これら一対の縦枠部3A,3Bの上端側を連結する上枠部4と、これら一対の縦枠部3A,3Bの下端側を連結する下枠部5とを有する矩形枠状に形成されている。なお、この窓枠2は、これら一対の縦枠部3A,3B、上枠部4および下枠部5が一体型の構成であっても、別体型の構成であってもよい。そして、窓枠2には、略矩形平板状の窓部材6が開閉可能に取り付けられている。窓部材6は、この窓部材6の下側が下枠部5に回動可能に取り付けられ、屋外側に向けて回動可能に構成された外倒し式となっている。
【0009】
窓枠2の上枠部4は、図2および図3に示すように、屋内側を覆う内側片部4aと、この内側片部4aの上端側に連結された上側片部4bとを有する断面略L型に形成されている。上側片部4bは、この上側片部4bの幅方向の一側(屋内側)に、内側片部4aの幅方向の一側(上端側)が連結され、この内側片部4aの屋外側と上側片部4bの下方との間に所定の収納空間4cが形成された構成となっている。
【0010】
次いで、下枠部5は、図3に示すように、屋外側を覆う内側片部5aと、この内側片部5aの下端側に連結された下側片部5bとを有する断面略L型に形成されている。下側片部5bは、この下側片部5bの幅方向の一側(屋内側)に、内側片部5aの幅方向の一側(下端側)が連結された構成となっている。また、下側片部5bの上側面の幅方向の他側(屋外側)寄りの位置には、窓部材6の下端側を回動可能に係止する係止爪部5cが幅方向に亘って屋外側から屋内側に向けて突出して設けられている。また、下枠部5の下方には、ガラス等にて構成された複層ガラスなどのパネル材7が固定されて取り付けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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