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公開番号
2025020951
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124596
出願日
2023-07-31
発明の名称
扉ロック装置
出願人
個人
代理人
弁理士法人真田特許事務所
主分類
E05C
1/10 20060101AFI20250205BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】扉ロック装置の操作性と取り付け作業の作業性とのそれぞれを高める。
【解決手段】戸棚1の開き戸式の扉2L,2Rに対する扉ロック装置10であって、前後方向に対して交差する面に沿って延在する係合面32を有し、戸棚1の底板1Bに設けられたフック部材30と、扉2L,2Rの下端面2Xに固定されたケース体21と、ケース体21内に左右スライド移動可能に収容され係合面32に先端を向けた姿勢をなすスライド体22と、スライド体22の基端側に設けられ左右方向の他側へ付勢する付勢手段25と、スライド体22の先端で切れ込み状に形成され扉2L,2Rを閉じた状態で係合面32に係合可能な溝部23と、スライド体22に貫設された貫通穴26と、を有するとともに、スライド体22の先端は、溝部23から後方へ向かうほど左右方向の前記一側に位置する第一テーパー面24をなす、スライド機構部20と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
収容空間の前面に設けられた開口を前後方向に開閉操作される開き戸式の扉で閉塞した戸棚に設けられた扉ロック装置であって、
前記扉の開閉する前後方向に対して交差する面に沿って延在する係合面を有し、前記収容空間の底面をなす底板の下面側に設けられたフック部材と、
前記扉の下端面に固定されたケース体と、前記ケース体内に左右方向に沿うスライド移動可能に収容されるとともに前記扉を閉じた状態で前記フック部材の前記係合面の左右方向の一側に配置され前記係合面に対して先端を向けた姿勢をなすスライド体と、前記スライド体において前記先端とは反対側の基端側に設けられ前記スライド体を左右方向の他側へ付勢する付勢手段と、前記スライド体の前記先端において上下方向及び左右方向に沿う切れ込み状に形成され前記扉を閉じた状態で前記係合面に係合可能な溝部と、前記スライド体の下方を向いた面において上下方向へ貫設された貫通穴と、を有するとともに、前記スライド体の前記先端は、前記溝部よりも後方部分が前記先端へ向かって前後方向の肉厚が薄くなる第一テーパー面をなす、スライド機構部と、を備えた
ことを特徴とする扉ロック装置。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記スライド体の前記先端は、前記溝部よりも前方部分が前記先端へ向かって前後方向の肉厚が薄くなる第二テーパー面をなす
ことを特徴とする請求項1に記載の扉ロック装置。
【請求項3】
前記扉は左右一対の観音開き式の扉であり、
前記フック部材は左右一対の前記扉どうしが突き合せられた位置に取り付けられ、
左右一対の前記扉のそれぞれに一つずつ左右一対の前記スライド機構が前記フック部材を中心に左右対称に配設されている
ことを特徴とする請求項2に記載の扉ロック装置。
【請求項4】
前記貫通穴は、上下方向から視て、前記ケース体を前記扉の前記下端面に固定するためのネジ穴に重複する位置に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の扉ロック装置。
【請求項5】
前記ネジ穴は左右方向に二つ並設されており、
前記貫通穴は、上下方向から視て、前記スライド体が所定の第一状態であるとき前記二つのネジ穴の一方に重複し、前記スライド体が前記第一状態よりも左右方向の一側に位置する第二状態であるとき前記二つのネジ穴の他方に重複する位置に設けられている
ことを特徴とする請求項4に記載の扉ロック装置。
【請求項6】
前記貫通穴は、前記スライド体をスライド移動させる際のスライド移動操作と、前記ネジ穴へネジを取り付ける際の取り付け操作との二つの操作に兼用される
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の扉ロック装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本件は、開き戸式の扉を有する戸棚に適用される扉ロック装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば吊戸棚や食器棚として、開き戸式の扉を有する戸棚が知られる。かかる戸棚では、扉を閉じた状態で保持するために、ローラキャッチや、マグネットキャッチ、スプリングキャッチなどの保持金具が付設されるのが一般的である。この種の保持金具は、閉状態の保持を解除するための解除操作が不要であるため、扉の開閉操作が簡便である。一方で、保持金具だけでは、地震などによって戸棚や扉に強い振動(衝撃)が加わった場合、意図せずに保持状態が解除されてしまう場合がある。
【0003】
従来、扉の閉状態をより確実に保持するために、解除操作を要するロック装置を設ける技術が知られる。例えば、特許文献1には、扉体側に設けられたロック体の押し爪をキャビネット本体に対して係合係止されて扉体の閉状態でロックする扉ロック装置が開示されている。この技術では、スライド体を摺動することでロック体の押し爪を回動させて、キャビネット本体とロック体の係合係止を解除し、それから扉体を開くものとされる。
【0004】
例えば、室内の天井付近に配置されることの多い吊戸棚や食器棚では、地震が発生した際に扉が開くと、内部に収容された皿やグラスなどの収容物が落下して、破損してしまう場合がある。また、破損した収容物の欠片によりケガをするおそれもある。
そのため、吊戸棚や食器棚では、地震への備えとして、上記のような扉ロック装置を付設することが、特に望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開平7-26557号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のように、上記特許文献1のような扉ロック装置では、ロックを解除する解除操作と扉の開閉操作とを二つの操作を要するため、操作性(操作しやすさ)に改善の余地がある。
また、扉ロック装置を普及させるうえでは、既存の戸棚に扉ロック装置を取り付ける(後付けする)作業の作業性が良好であることが望ましい。
【0007】
しかし、特許文献1の技術では、指先でスライド体を摺動してロック体の押し爪を回動させた状態を維持したまま、扉を開く操作をする必要があり、操作性が不十分だった。また、ロック体の押し爪をキャビネット本体に係止係合する構造であるため、キャビネット本体への加工を施す必要があり、扉ロック装置の後付けが困難だった。
本件の扉ロック装置は、上記のような課題に鑑み創案されたものであり、扉ロック装置の操作性と取り付け作業の作業性とのそれぞれを高めることを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本件は上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現できる。
【0009】
(1)本適用例に係る扉ロック装置は、収容空間の前面に設けられた開口を前後方向に開閉操作される開き戸式の扉で閉塞した戸棚に設けられた扉ロック装置であって、前記扉の開閉する前後方向に対して交差する面に沿って延在する係合面を有し、前記収容空間の底面をなす底板の下面側に設けられたフック部材と、前記扉の下端面に固定されたケース体と、前記ケース体内に左右方向に沿うスライド移動可能に収容されるとともに前記扉を閉じた状態で前記フック部材の前記係合面の左右方向の一側に配置され前記係合面に対して先端を向けた姿勢をなすスライド体と、前記スライド体において前記先端とは反対側の基端側に設けられ前記スライド体を左右方向の他側へ付勢する付勢手段と、前記スライド体の前記先端において上下方向及び左右方向に沿う切れ込み状に形成され前記扉を閉じた状態で前記係合面に係合可能な溝部と、前記スライド体の下方を向いた面において上下方向へ貫設された貫通穴と、を有するとともに、前記スライド体の前記先端は、前記溝部よりも後方部分が前記先端へ向かって前後方向の肉厚が薄くなる第一テーパー面をなす、スライド機構部と、を備えている。
【0010】
(2)また、本適用例に係る扉ロック装置において、前記スライド体の前記先端は、前記溝部よりも前方部分が前記先端へ向かって前後方向の肉厚が薄くなる第二テーパー面をなすことが好ましい。
(3)また、本適用例に係る扉ロック装置において、前記扉は左右一対の観音開き式の扉であり、前記フック部材は左右一対の前記扉どうしが突き合せられた位置に取り付けられ、左右一対の前記扉のそれぞれに一つずつ左右一対の前記スライド機構が前記フック部材を中心に左右対称に配設されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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