TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025031516
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2024078838
出願日2024-05-14
発明の名称手動解錠装置
出願人ナブテスコ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E05B 79/20 20140101AFI20250228BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】解錠状態で施錠装置から牽引部材に外力が作用しても、電力を必要とすることなく、解錠位置で操作部材を保持する。
【解決手段】実施形態の手動解錠装置は、車両の乗降口を開閉するドア装置を施錠する施錠装置を手動で解錠するための手動解錠装置であって、施錠位置と解錠位置との間で手動操作により回転運動可能な操作部材と、前記操作部材の回転運動を直線運動に変換する変換機構と、一端が前記変換機構に連結され、他端が前記施錠装置に連結され、前記変換機構から伝達された前記直線運動を前記施錠装置に伝達し、前記ドア装置を解錠する牽引部材と、を備え、前記変換機構は、前記操作部材が前記施錠位置から前記解錠位置まで回転運動した際に、死点位置にある複数のリンクを有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両の乗降口を開閉するドア装置を施錠する施錠装置を手動で解錠するための手動解錠装置であって、
施錠位置と解錠位置との間で手動操作により回転運動可能な操作部材と、
前記操作部材の回転運動を直線運動に変換する変換機構と、
一端が前記変換機構に連結され、他端が前記施錠装置に連結され、前記変換機構から伝達された前記直線運動を前記施錠装置に伝達し、前記ドア装置を解錠する牽引部材と、を備え、
前記変換機構は、前記操作部材が前記施錠位置から前記解錠位置まで回転運動した際に、死点位置にある複数のリンクを有する、
手動解錠装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記牽引部材はケーブルであり、
前記ケーブルが固定され、前記直線運動に沿う方向へ前記ケーブルを移動可能に支持するスライダ機構を更に備え、
前記複数のリンクの一端は前記操作部材に連結され、他端は前記スライダ機構に連結される、
請求項1に記載の手動解錠装置。
【請求項3】
前記複数のリンクは、一端が前記操作部材との連結部分を中心に回転可能に連結される第1リンクと、一端が前記第1リンクの他端との連結部分を中心に回転可能に連結され、他端が前記スライダ機構との連結部分を中心に回転可能に連結される第2リンクと、を含み、
前記操作部材が前記施錠位置から前記解錠位置まで回転運動した際に、前記第1リンクの一端から他端までと前記第2リンクの一端から他端までとが直線上に位置する死点位置にある、
請求項2に記載の手動解錠装置。
【請求項4】
前記操作部材は、前記施錠位置と前記解錠位置との間で支軸を中心として90度回転可能であり、
前記支軸の回転を所定の減速比で減速して前記第1リンクの一端に伝達する歯車機構を更に備える、
請求項3に記載の手動解錠装置。
【請求項5】
前記歯車機構は、
前記支軸に回転中心が回転可能に連結される駆動歯車と、
回転中心が前記第1リンクの一端に連結され、前記駆動歯車と噛み合って前記操作部材の回転運動を前記第1リンクに伝達する従動歯車と、を含み、
前記駆動歯車は、
前記従動歯車と噛み合うギヤ部と、
前記操作部材が前記施錠位置及び前記解錠位置に位置する際に前記駆動歯車の位置を位置決めする位置決め部と、を有し、
前記ギヤ部と前記位置決め部とは、前記駆動歯車の回転中心である前記支軸を中心とした仮想円の円周上において互いに異なる位置に配置される、
請求項4に記載の手動解錠装置。
【請求項6】
前記牽引部材である前記ケーブルは、前記直線運動に沿う方向において始端と終端との間を移動可能に構成され、
前記ケーブルが前記直線運動に沿う方向に移動する際に前記始端又は前記終端に位置する前に、前記駆動歯車と接触して前記駆動歯車の回転運動を制限する制限壁を更に備える、
請求項5に記載の手動解錠装置。
【請求項7】
前記第1リンクは、前記第1リンクの一端と前記操作部材との連結部分において、前記支軸と平行な第1軸を中心に回転可能に構成され、
前記第1軸に沿う方向から見て、前記第1軸は、前記第2リンクの回転軌跡と重ならない位置に配置される、
請求項4から6の何れか一項に記載の手動解錠装置。
【請求項8】
前記複数のリンクは、一端が前記操作部材との連結部分を中心に回転可能に連結される第1リンクと、一端が前記第1リンクの他端との連結部分を中心に回転可能に連結され且つ他端が不動個所との連結部分を中心に回転可能に連結される第2リンクと、一端が前記第2リンクの一端との連結部分を中心に回転可能に連結され且つ他端が前記スライダ機構との連結部分を中心に回転可能に連結される第3リンクと、を含み、
前記操作部材が前記施錠位置から前記解錠位置まで回転運動した際に、前記第2リンクの一端から他端までと前記第3リンクの一端から他端までとが直線上に位置する死点位置にある、
請求項2に記載の手動解錠装置。
【請求項9】
前記操作部材は、前記施錠位置と前記解錠位置との間で支軸を中心として回転可能であり、
前記支軸の回転を前記第1リンクの一端に伝達する伝達部材を更に備える、
請求項8に記載の手動解錠装置。
【請求項10】
前記第3リンクの一端から他端までの長さは、前記第2リンクの一端から他端までの長さよりも短い、
請求項8又は9に記載の手動解錠装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、手動解錠装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ドアを施錠するラッチ錠をケーブルが連結されたハンドル装置を操作することで、手動で解錠できる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-174435号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的には、ハンドル装置の操作部とインナーケーブルとは、直接連結されるため、解錠状態で、ラッチ錠からケーブルに施錠方向に外力がかかると、操作部が外力により直接引っ張られることとなる。そのため、このような外力で操作部が勝手に施錠位置に戻らないよう操作部をボールプランジャなどで位置決めし、解錠位置に操作部を保持する。このボールプランジャの保持力が強いと外力の影響で操作部が施錠位置に戻る事態を防止できるが、一方で操作部の操作負担も大きくなってしまう。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、解錠状態で施錠装置から牽引部材に外力が作用しても、電力を必要とすることなく、解錠位置で操作部材を保持することができる手動解錠装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の解決手段として、本発明の態様は以下の構成を有する。
(1)本発明の態様に係る手動解錠装置は、車両の乗降口を開閉するドア装置を施錠する施錠装置を手動で解錠するための手動解錠装置であって、施錠位置と解錠位置との間で手動操作により回転運動可能な操作部材と、前記操作部材の回転運動を直線運動に変換する変換機構と、一端が前記変換機構に連結され、他端が前記施錠装置に連結され、前記変換機構から伝達された前記直線運動を前記施錠装置に伝達し、前記ドア装置を解錠する牽引部材と、を備え、前記変換機構は、前記操作部材が前記施錠位置から前記解錠位置まで回転運動した際に、死点位置にある複数のリンクを有する。
【0007】
この構成によれば、操作部材を操作して解錠位置に回転運動させ、ドア装置を解錠した際に、複数のリンクは死点位置にある。そのため、解錠状態で施錠装置から牽引部材に外力が作用しても、電力を必要とすることなく、解錠位置で操作部材を保持することができる。
【0008】
(2)上記(1)に記載の手動解錠装置では、前記牽引部材はケーブルであり、前記ケーブルが固定され、前記直線運動に沿う方向へ前記ケーブルを移動可能に支持するスライダ機構を更に備え、前記複数のリンクの一端は前記操作部材に連結され、他端は前記スライダ機構に連結されてもよい。
【0009】
(3)上記(2)に記載の手動解錠装置では、前記複数のリンクは、一端が前記操作部材との連結部分を中心に回転可能に連結される第1リンクと、一端が前記第1リンクの他端との連結部分を中心に回転可能に連結され、他端が前記スライダ機構との連結部分を中心に回転可能に連結される第2リンクと、を含み、前記操作部材が前記施錠位置から前記解錠位置まで回転運動した際に、前記第1リンクの一端から他端までと前記第2リンクの一端から他端までとが直線上に位置する死点位置にあってもよい。
【0010】
(4)上記(3)に記載の手動解錠装置では、前記操作部材は、前記施錠位置と前記解錠位置との間で支軸を中心として90度回転可能であり、前記支軸の回転を所定の減速比で減速して前記第1リンクの一端に伝達する歯車機構を更に備えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
ドア用のスライドラッチ錠
3日前
リョービ株式会社
ドアクローザ
16日前
和気産業株式会社
係留具
1か月前
株式会社SKB
自閉扉の制動装置
2か月前
生興株式會社
シリンダーキー
2か月前
株式会社SKB
引戸のアシスト装置
1か月前
スズキ株式会社
車両用ドア構造
1か月前
株式会社セイコク金属
引戸用錠
23日前
スズキ株式会社
車両用ドア構造
1か月前
株式会社ユニオン
ドアハンドル
17日前
個人
両開き回転扉の機能を備えた円形引き戸
1か月前
株式会社ムラコシ精工
係合装置
1か月前
株式会社アイシン
リモコン装置
1か月前
個人
扉ロック装置
24日前
昭和フロント株式会社
建具
3か月前
マクス株式会社
引き戸用施解錠システム
3か月前
株式会社ゴール
電気錠認証管理システム
3日前
豊田鉄工株式会社
車両用ドアの制御装置
2か月前
アクシス株式会社
戸開動用付勢装置
1か月前
株式会社WEST inx
施解錠システム
2か月前
株式会社本田電子技研
自動ドア用検知装置
1か月前
株式会社ユニオン
ドアの変形防止具
2か月前
株式会社WEST inx
施解錠システム
1か月前
株式会社WEST inx
施解錠システム
1か月前
株式会社シブタニ
ヒンジ
2か月前
株式会社SUBARU
車両用サイドガラス装置
1か月前
株式会社ナチュラレーザ・ワン
錠前連動物置台
1か月前
株式会社オカムラ
移動間仕切
1か月前
株式会社日本リフレッシュ
防犯装置
1か月前
株式会社アイシン
車両用スライドドア装置
3か月前
株式会社オカムラ
間仕切装置
1か月前
新明工業株式会社
車両
3か月前
株式会社デンソー
モータ制御装置
3か月前
株式会社リコー
開閉検知センサ及びシステム
1か月前
テイ・エス テック株式会社
扉システム
1か月前
ナブテスコ株式会社
手動解錠装置
2日前
続きを見る