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公開番号2025036284
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2024146184
出願日2024-08-28
発明の名称垂れ防止具、ヒンジ、扉支持構造
出願人株式会社ベスト
代理人個人,個人
主分類E05D 7/04 20060101AFI20250306BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】 扉の垂れを確実に防止することができる垂れ防止具と、当該垂れ防止具を備えたヒンジと、当該ヒンジを用いた扉支持構造を提供する。
【解決手段】 本発明の垂れ防止具は、筒状突起を備えたヒンジに装着して使用される部材であって、本体に筒状突起を挿通する挿通孔が設けられ、挿通孔が本体の中心から偏芯した位置に設けられ、本体の挿通孔を挟んだ位置に厚肉部と薄肉部が設けられたものである。本発明のヒンジは、筒状突起と、筒状突起の外側に被せて使用する垂れ防止具を備え、垂れ防止具として本発明の垂れ防止具が用いられたものである。本発明の扉支持構造は、扉の吊元側と扉枠が、少なくとも上ヒンジ及び下ヒンジを含む二以上のヒンジによって連結され、ヒンジとして本発明のヒンジが用いられたものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筒状突起を備えたヒンジに装着して使用される部材であって、
本体に、前記筒状突起が挿通する挿通孔が設けられ、
前記挿通孔は前記本体の中心から偏芯した位置に設けられ、
前記本体の前記挿通孔を挟んだ位置に厚肉部と薄肉部が設けられた、
ことを特徴とする垂れ防止具。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
請求項1記載の垂れ防止具において、
本体の正面に目印が設けられた、
ことを特徴とする垂れ防止具。
【請求項3】
請求項2記載の垂れ防止具において、
目印が本体の正面の厚肉部に設けられた、
ことを特徴とする垂れ防止具。
【請求項4】
扉の吊元側と扉枠に取り付けて使用するヒンジにおいて、
筒状突起と、
前記筒状突起の外側に被せて使用する垂れ防止具を備え、
前記垂れ防止具が請求項1記載の垂れ防止具である、
ことを特徴とするヒンジ。
【請求項5】
請求項4記載のヒンジにおいて、
扉枠に固定されるベース側部材と、
扉に固定される扉側部材と、
前記ベース側部材と扉側部材に差し込まれる軸部材を備え、
筒状突起は、前記ベース側部材若しくは前記扉側部材、又は、前記ベース側部材の扉枠への固定に用いる部材若しくは前記扉側部材の扉への固定に用いる部材に設けられた、
ことを特徴とするヒンジ。
【請求項6】
開口を開閉する扉の支持構造において、
扉の吊元側と扉枠が、少なくとも上ヒンジ及び下ヒンジを含む二以上のヒンジによって連結され、
前記ヒンジが請求項4又は請求項5記載のヒンジである、
ことを特徴とする扉支持構造。
【請求項7】
請求項6記載の扉支持構造において、
上ヒンジの垂れ防止具及び下ヒンジの垂れ防止具は、厚肉部が扉の上下方向上側に位置するように設けられた、
ことを特徴とする扉支持構造。
【請求項8】
請求項6記載の扉支持構造において、
上ヒンジの垂れ防止具は、厚肉部が扉の吊元側に位置するように設けられ、
下ヒンジの垂れ防止具は、厚肉部が扉の戸先側に位置するように設けられた、
ことを特徴とする扉支持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、扉の戸先側の垂れを防止する垂れ防止具と、当該垂れ防止具を備えたヒンジと、当該ヒンジを用いた扉支持構造に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
前方又は後方に開く扉(いわゆる開き戸)は、扉の吊元側と扉枠とがヒンジで連結されることによって支持される。例えば、浴室などで使用されるガラス扉の保持には、重力を利用して扉を自動的に閉める仕組みを有するグレビティヒンジ等が用いられる(特許文献1)。
【0003】
図10に示すように、従来のグレビティヒンジは、扉枠に固定されるベース側部材A、扉Bに固定される扉側部材C、ベース側部材Aと扉側部材Cに差し込まれる軸部材D、扉Bを保持する扉保持部材Eを主要構成として備えている。ベース側部材Aは、扉に固定する扉側基体A1と扉側カム部材A2を備え、扉側部材Cは、扉枠に固定するベース側基体C1とベース側カム部材C2を備えている。
【0004】
前記扉保持部材Eは、扉の両面に宛がわれる二枚の板状パッキンE1、扉側部材Cに設けられたビス受け部C3の外周に被さる二つの筒状パッキンE2、扉側部材Cの固定部C4と扉Bを挟んで反対側に配置される挟持片E3、固定部C4、板状パッキンE1、扉B、板状パッキンE1及び挟持片E3を固定する固定ビスE4、固定ビスE4の固定時に介在させるワッシャE5、挟持片E3に被せるカバーE6を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-029647号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、ガラス扉に限らず、開き戸のような扉の吊元側と扉枠とがヒンジで連結される構造の扉においては、図11のように、扉の自重によって戸先側が下がる現象(一般に「垂れ」と称される)が生じることがある。
【0007】
図11において、破線は扉Bが床面Fに対して垂直に支持された状態を示すものであり、実線は、扉Bの戸先側が下がった状態、すなわち、垂れが生じた状態を示すものである。
【0008】
従来、扉の垂れを防止するため、扉の設置工事を行う職人が筒状パッキン内に詰め物をするなどして対応していたが、この方法では職人の熟練度によって仕上がりがばらつき、品質を安定させることが難しかった。
【0009】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その解決課題は、扉の垂れを確実に防止することができる垂れ防止具と、当該垂れ防止具を備えたヒンジと、当該ヒンジを用いた扉支持構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
[垂れ防止具]
本発明の垂れ防止具は、筒状突起を備えたヒンジに装着して使用される部材であって、本体に筒状突起を挿通する挿通孔が設けられ、挿通孔が本体の中心から偏芯した位置に設けられ、本体の挿通孔を挟んだ位置に厚肉部と薄肉部が設けられたものである。
(【0011】以降は省略されています)

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