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公開番号2025033919
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023139957
出願日2023-08-30
発明の名称建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類E05B 15/02 20060101AFI20250306BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】錠受け部品のフロント部品の位置を調整でき、かつ、フロント部品の意匠性を向上できる建具を提供すること。
【解決手段】建具は、建具枠と、障子と、戸先縦枠24の取付面部245に取り付けられる錠受け部品50と、戸先框から出没される錠ボルトを有する錠部品とを備える。錠受け部品50は、取付面部245の裏面に固定されるライナー60と、ライナー60の表面側に配置されて錠ボルトが挿入されるロック穴83が形成されたフロント部品80と、ライナー60の裏面側に配置される裏板部品70とを備える。フロント部品80と裏板部品70とは、フロント部品80から、取付面部245に形成された枠開口25と、ライナー60に形成された長孔64、65とを介して裏板部品70に締結される皿ネジ92で締結される。皿ネジ92は、枠開口25および長孔64、65内で、見込方向に位置調整可能に配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
建具枠と、建具枠内に開閉自在に取り付けられる障子と、前記建具枠の戸先枠に取り付けられる錠受け部品と、前記障子の戸先框に取り付けられる錠部品と、を備える建具であって、
前記戸先枠は、前記錠受け部品が取り付けられる取付面部を有し、
前記錠部品は、前記戸先框から出没される錠ボルトを有し、
前記錠受け部品は、
前記取付面部の裏面に固定されるライナーと、
前記ライナーの表面側に配置されて前記錠ボルトが挿入されるロック穴が形成されたフロント部品と、
前記ライナーの裏面側に配置される裏板部品と、を備え、
前記フロント部品と前記裏板部品とは、前記フロント部品から、前記取付面部に形成された枠開口と、前記ライナーに形成された長孔とを介して前記裏板部品に締結される締結部品で締結され、
前記締結部品は、前記枠開口および前記長孔内で、前記戸先枠の長手方向である第1方向に直交し、かつ、前記取付面部の表面に沿った方向である第2方向に位置調整可能に配置されている
ことを特徴とする建具。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
請求項1に記載の建具において、
前記フロント部品と前記ライナーとの間には、スペーサーが配置されている
ことを特徴とする建具。
【請求項3】
請求項1に記載の建具において、
前記フロント部品は、前記ロック穴と、前記ロック穴を挟んで前記第1方向に離れて形成されて前記締結部品が挿通される第1の挿通穴および第2の挿通穴とを有し、
前記第1方向において、前記第1の挿通穴から前記ロック穴までの第1の距離と、前記第2の挿通穴から前記ロック穴までの第2の距離とは異なる距離である
ことを特徴とする建具。
【請求項4】
請求項1に記載の建具において、
前記戸先枠は、前記取付面部と、前記取付面部の前記第1方向に沿った両側面から延長された第1側面部および第2側面部を有し、
前記枠開口は、前記第1方向の寸法は、前記フロント部品を配置可能な大きさに設定され、前記第2方向の寸法は、前記取付面部と同じ寸法に設定され、
前記フロント部品の前記第2方向の寸法は、前記取付面部の前記第2方向の幅寸法よりも大きくされている
ことを特徴とする建具。
【請求項5】
請求項1に記載の建具において、
前記ライナーは、前記ロック穴よりも幅寸法および長手寸法が大きな開口と、前記開口に対して前記第1方向に連続して形成された第1長孔と、前記開口を挟んで前記第1長孔と反対側に形成された第2長孔とを備え、
前記裏板部品は、前記ライナーの前記開口に挿入可能に構成されている
ことを特徴とする建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、錠受け部品が取り付けられた建具枠と、障子とを備える建具に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、引戸に設けられた鎌状の施錠片に対応した錠受け部品としての扉錠用ストライクが開示されている。扉錠用ストライクは、フロントプレート、フロントベース、裏箱、前後調整部材、左右調整部材を備えている。フロントプレートは、開口を有し、壁側の枠部材などの固定側に取付ねじで固定される。フロントベースは、フロントプレートの開口よりも上下寸法が小さい開口を有し、フロントプレートの背面に沿って上下動可能に配置される。裏箱は、フロントベースの背面に、フロントベースと一体化して上下動可能に配置されている。前後調整部材は、裏箱の空間部内に配置され、フロントベースに取り付けた前後調整ねじで前後動し、施錠片が掛止される部材である。左右調整部材は、裏箱の空間部内に配置され、フロントベースに形成された左右方向に長い長孔に挿通した左右調整ねじを介してフロントベースに固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-97822号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の扉錠用ストライクは、最も表面側に配置されるフロントプレートは枠部材に移動不能に固定され、フロントプレートに対して上下動可能なフロントベースをフロントプレートの開口に露出させ、このフロントベースの露出部分に、左右方向の長孔や、左右調整ねじ、左右調整部材を露出させているので、フロントプレートのサイズが大きくなり、意匠性も低下するという課題がある。
【0005】
本発明の目的は、フロント部品の位置を調整でき、かつ、錠受け部品の意匠性を向上できる建具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の建具は、建具枠と、建具枠内に開閉自在に取り付けられる障子と、前記建具枠の戸先枠に取り付けられる錠受け部品と、前記障子の戸先框に取り付けられる錠部品と、を備える建具であって、前記戸先枠は、前記錠受け部品が取り付けられる取付面部を有し、前記錠部品は、前記戸先框から出没される錠ボルトを有し、前記錠受け部品は、前記取付面部の裏面に固定されるライナーと、前記ライナーの表面側に配置されて前記錠ボルトが挿入されるロック穴が形成されたフロント部品と、前記ライナーの裏面側に配置される裏板部品と、を備え、前記フロント部品と前記裏板部品とは、前記フロント部品から、前記取付面部に形成された枠開口と、前記ライナーに形成された長孔とを介して前記裏板部品に締結される締結部品で締結され、前記締結部品は、前記枠開口および前記長孔内で、前記戸先枠の長手方向である第1方向に直交し、かつ、前記取付面部の表面に沿った方向である第2方向に位置調整可能に配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、錠受け部品のフロント部品の位置を調整でき、かつ、フロント部品の意匠性を向上できる建具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態の建具を示す内観姿図である。
前記実施形態の建具を示す横断面図である。
(A)は前記実施形態の錠受け部品が取り付けられた戸先枠を示す横断面図、(B)は前記錠受け部品を拡大して示す正面図である。
(A)は前記錠受け部品のライナーが取り付けられた戸先枠を示す横断面図、(B)は前記戸先枠を示す正面図である。
前記錠受け部品のライナーを示す部品図であり、(A)は上面図、(B)は正面図である。
前記錠受け部品の裏板部品を示す部品図であり、(A)は上面図、(B)は正面図、(C)は右側面図である。
前記錠受け部品のフロント部品を示す部品図であり、(A)は上面図、(B)は正面図である。
前記錠受け部品を戸先枠に取り付ける手順を示す図である。
前記フロント部品の見込方向への位置調整を説明する図であり、(A)はフロント部品を室内側に移動した図、(B)はフロント部品を室外側に移動した図である。
前記フロント部品の見付方向への位置調整を説明する図であり、(A)は横断面図であり、(B)はフロント部品およびスペーサーを示す正面図である。
錠ケースおよびフロント部品の位置関係を示す図であり、(A)は標準施工状態の図であり、(B)は戸先垂れ下がり状態の図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態の建具1は、建物の開口に取り付けられた建具枠であるドア枠2と、このドア枠2内に開閉自在に取り付けられた障子である扉3とを備える片開きドアである。
以下の説明において、建具1の左右方向をX軸方向とし、建具1の上下方向をY軸方向とし、建具1の見込み方向をZ軸方向とする。X、Y、Z軸方向は互いに直交する。
【0010】
ドア枠2は、図1に示すように、上枠21、下枠22、吊元縦枠23、戸先枠である戸先縦枠24を四角枠状に接合して形成された四方枠である。
戸先縦枠24は、図2に示すように、Z軸方向(見込方向)に沿って設けられた見込面部241と、見込面部241から吊元縦枠23側つまりX軸方向に延出された戸当り部242と、見込面部241から吊元縦枠23側に延出された第1側面部である室外面部243と、見込面部241から吊元縦枠23側に延出された第2側面部である室内面部244と、室外面部243および室内面部244を連結する取付面部245とを備える。
室外面部243は、見込面部241から戸先縦枠24の見付方向つまりX軸方向に直線状に延出されている。一方、室内面部244は、見込面部241からX軸方向に延出され、さらにZ軸方向室外側に延出され、さらにX軸方向に延出されて取付面部245に連結されており、全体として断面略Z字状に形成されている。
なお、戸先縦枠24の取付面部245において、上下方向(Y軸方向)を第1方向、見込方向(Z軸方向)を第2方向とする。このため、第2方向は、取付面部245の表面に沿った方向であり、かつ、戸先縦枠24の長手方向である上下方向(第1方向)に直交する方向である。
(【0011】以降は省略されています)

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