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公開番号
2024161670
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-20
出願番号
2023076522
出願日
2023-05-08
発明の名称
錠機構
出願人
株式会社ユニオン
代理人
個人
,
個人
主分類
E05B
3/00 20060101AFI20241113BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】ドアノブ等の被操作部材を回動可能に支持するための座がドアの本体内部に設置される場合に、被操作部材の基部を通すための挿通孔が十分に高い精度で座と位置合わせされるようにドアに形成できなくても、被操作部材をドアに容易に取付けできる錠機構を提供する。
【解決手段】
錠機構は、被操作部材1を回動可能にドア2に取付ける錠機構であって、中空円筒状のガイド部材(10、20)と、板状のベース部材30とを具備する。ガイド部材(10、20)は、被操作部材1の基部1aと嵌合され、被操作部材1を回動可能にドア2に支持する。ベース部材30は、ドア2の本体内部に配設され、円形の遊嵌孔31を有し、遊嵌孔31の径方向における移動を拘束せずにガイド部材(10、20)と係合し、ガイド部材(10、20)をドア2に固定する。遊嵌孔31は、第2ガイド部材20が所定の第1クリアランスCL1を持って遊嵌される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ドアノブ(1A)、及びサムターン(1B)等の人によって操作される被操作部材(1)を回動可能にドア(2)に取付ける錠機構であって、
前記被操作部材(1)の基部(1a)と嵌合され、前記被操作部材(1)を回動可能に前記ドア(2)に支持する中空円筒状のガイド部材(10、20)と、
前記ドア(2)の本体内部に配設され、前記ガイド部材(10、20)が径方向の所定の第1クリアランス(CL1)を持って遊嵌される円形の遊嵌孔(31)を有し、前記遊嵌孔(31)の軸方向における前記ガイド部材(10、20)の移動を拘束し径方向における移動は拘束せずに前記ガイド部材(10、20)と係合し、前記ガイド部材(10、20)を前記ドア(2)に固定する板状のベース部材(30)
とを具備する、錠機構。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記ガイド部材(10、20)は、第1ネジ部(11)を有し、前記被操作部材(1)の前記基部(1a)と中空部において嵌合される第1筒部材(10)、及び前記第1ネジ部(11)と螺合する第2ネジ部(21)を有するとともに、外周部(20a)から径方向外方に前記第1クリアランス(CL1)より大きい突設高さ(H)で突設される少なくとも1つの係合突起(22)を有し、前記第1筒部材(10)と一体的に結合される第2筒部材(20)を含み、
前記ベース部材(30)は、前記遊嵌孔(31)の内周面に凹設され、径方向の所定の第2クリアランス(CL2)を持って前記少なくとも1つの係合突起(22)と遊嵌される少なくとも1つの被係合凹部(32)を有し、前記ガイド部材(10、20)のうちの前記第2筒部材20と係合する、請求項1に記載の錠機構。
【請求項3】
前記第2クリアランス(CL2)は、前記第1クリアランス(CL1)以上の大きさである、請求項2に記載の錠機構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、錠機構に関し、特に、開き戸等のドアの表面に座を設置することなくドアノブ等の被操作部材をドアに取付ける錠機構に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
レバーハンドル等の被操作部材をドアに取付ける錠機構として、特許文献1には、ドアの本体内部に円形板状の座部材を設置し、ドアの本体内部に設置される座部材によって、ドアの両側において、ドアノブを回動可能に支持する錠機構が記載されている。また、特許文献2には、ドアの本体外側に座部材を設置し、座部材をカバー部材によって覆い、ドアの本体外側に設置される座部材によって、ドアの両側において、ドアノブを回動可能に支持する錠機構が記載されている。
【0003】
特許文献1に記載の錠機構によれば、ドアノブ等の被操作部材を回動可能に支持する座部材がドアの本体内部に設置されることによって、特許文献2に記載の錠機構のように、座部材を覆うためのカバー部材をドアの本体外側に設置する必要がなく、ドアノブの基部を通すだけの径の小さな挿通孔をドアに形成するだけでドアノブを取付けでき、デザインの自由度が大きくなり、デザイン性を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-1952号公報
特開2020-176469号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の錠機構において、ドアノブは、座部材の中央に形成されている嵌合孔とドアノブの基部とを嵌合させることによって回動可能に支持される。従って、特許文献1に記載の錠機構においては、座部材の嵌合孔と正確に位置合わせするようにして、ドアノブの基部を通すための小さな挿通孔をドアの両面において形成する必要がある。しかしながら、ドアノブの基部を通すための挿通孔を非常に高い精度で全てのドアに形成することは現実的ではなく、また、ドアに挿通孔を形成するような作業は、ドアを設置する現場で行われることも多く、十分に高い精度で挿通孔を形成できないことがある。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ドアノブ等の被操作部材を回動可能に支持するための座がドアの本体内部に設置される場合に、被操作部材の基部を通すための挿通孔が十分に高い精度で座と位置合わせされるようにドアに形成できなくても、被操作部材をドアに容易に取付けできる錠機構を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願に開示する錠機構は、人によって操作されるドアノブ(1A)、及びサムターン(1B)等の被操作部材(1)を回動可能にドア(2)に取付ける錠機構であって、中空円筒状のガイド部材(10、20)と、板状のベース部材(30)とを具備する。前記ガイド部材(10、20)は、前記被操作部材(1)の基部(1a)と嵌合され、前記被操作部材(1)を回動可能に前記ドア(2)に支持する。前記ベース部材(30)は、前記ドア(2)の本体内部に配設され、円形の遊嵌孔(31)を有し、前記遊嵌孔(31)の軸方向における前記ガイド部材(10、20)の移動を拘束し径方向における移動は拘束せずに前記ガイド部材(10、20)と係合し、前記ガイド部材(10、20)を前記ドア(2)に固定する。そして、前記遊嵌孔(31)は、前記第2ガイド部材(20)が径方向の所定の第1クリアランス(CL1)を持って遊嵌される。
【0008】
本願に開示する錠機構において、前記ガイド部材(10、20)は、第1筒部材(10)、及び第2筒部材(20)を含む。前記第1筒部材(10)は、第1ネジ部(11)を有し、前記被操作部材(1)の前記基部(1a)と中空部において嵌合される。前記第2筒部材(20)は、第2ネジ部(21)を有するとともに、少なくとも1つの係合突起(22)を有し、前記第1筒部材(10)と一体的に結合される。前記第2ネジ部(21)は、前記第1ネジ部(11)と螺合する。前記少なくとも1つの係合突起(22)は、前記第2筒部材(20)の外周部(20a)から径方向外方に前記第1クリアランス(CL1)より大きい突設高さ(H)で突設される。前記ベース部材(30)は、少なくとも1つの被係合凹部(32)を有し、前記ガイド部材(10、20)のうちの前記第2筒部材20と係合する。前記少なくとも1つの被係合凹部(32)は、前記遊嵌孔(31)の内周面に凹設され、径方向の所定の第2クリアランス(CL2)を持って前記少なくとも1つの係合突起(22)と遊嵌される。
【0009】
また、本願に開示する錠機構において、前記第2クリアランス(CL2)は、前記第1クリアランス(CL1)以上の大きさである。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る錠機構によれば、ドアノブ等の被操作部材を回動可能に支持するための座がドアの本体内部に設置される場合に、被操作部材の基部を通すための挿通孔が十分に高い精度で座と位置合わせされるようにドアに形成できなくても、被操作部材をドアに容易に取付けできる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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